初めて台湾旅行に行く人が先ず訪れるのはやはり「台北」ですよね。台湾の首都だけあり最も発展した都市なので公共交通機関も実に充実しています。特に「台北MRT(正式名称:台北捷運)」は旅行中誰もが必ずお世話になることでしょう。というわけでここでは「台北MRT」の利用方法を詳しく解説します
台北MRTの路線
台北MRTは淡水信義線、板南線、松山新店線、文湖線、中和新蘆線、環狀線の路線からなっています。「台北MRT」とはいいながら路線の一部は隣の新北市にまで及んでいます。
環狀線などは完全に新北市側にあるのですが、現在(2023年5月現在)のところ運営は台北MRTが行っているようです。
2023年1月30日の委託契約満了に伴い資産は新北市側に移転したが、本路線の運営移管(地方主管機関の変更)には交通部の同意が必要なため、実際の移管完了および事業者変更にはさらに半年程度を要することとなった。
Wikipediaより引用
※画像は台北捷運 HPより引用
乗車料金について
料金は最安20元から距離に応じて加算されます。観光客が訪れそうな台北市内中心部の移動であれば、ほぼ片道20元、やや遠出をしても30元以内で済むのではないでしょうか。
例えば「台北車站(台北駅)」から乗車した場合の各行先別の料金は以下のようになります(2023年5月現在)。
行き先 | 料金 |
東門 | 20元 |
台北101/世貿 | 25元 |
龍山寺 | 20元 |
行天宮 | 20元 |
劍潭 | 20元 |
新店 | 30元 |
淡水 | 50元 |
台北MRTの駅について
文湖線のような高架の路線では地上に駅がありますが、それ以外の路線では基本的に駅は地下にあり、入り口だけが地上にあるケースがほとんどです。駅がある場所にはこのようなマークが見られます。
建物の1階が駅の入り口になっているケース。
路上に入り口だけがあるケース。
台北MRTの乗車方法
台北MRTの乗り方は以下の2種類。
- 悠遊カードで乗車
- トークンで乗車
悠遊カードで乗車
交通系ICカード「悠遊カード(悠遊卡)」(「一卡通」も利用可)で乗車することが可能。ほとんどの人が利用しています。入手するには100元支払う(チャージとは別)必要がありますが台鉄やバスでも利用できてとても便利なので購入することをおすすめします。
「悠遊カード」の入手方法については下記記事を参考にしてください。
「悠遊カード」を使って乗車する方法は以下の通り。
■改札を通るとき
改札のセンサーに悠遊カードを翳すと通過することができます。
■改札を出るとき
改札を出る時も同様にセンサーに悠遊カードを翳します。トークンを回収する投入口もあるためセンサーの位置は入場時よりも若干右に寄っています。
余談ですが、改札を通過するときには電子音が発せられます。このときの電子音は3種類あり、悠遊カードの残高によって変わるのです。
トークンで乗車
悠遊カードがなくても「トークン(單程票)」で乗車することができますが、駅構内にある券売機で乗車する度に購入する必要があります。
「トークン(單程票)」を購入して乗車する方法については下記記事を参考にしてください。
備考
WiFiが利用可
台北MRTでは、駅構内や電車内でフリーWiFiを利用することができます。
コインロッカーあり
台北MRTは一部の駅にコインロッカーが設置されています。