2人以上で海外旅行へ行く場合のおすすめのネット接続方法は?

最近は1人で海外旅行に行くという人を以前よりよく見かけるようになりましたが、それでもまだまだ気心の知れた友人や家族といしょに出掛けるグループ旅行の方が主流ではないでしょうか。

さて、海外旅行先でのネット接続方法ですが下手をするとなかなかバカにならない出費となってしまいます。しかしグループ旅行の場合は同行するメンバーでシェアするという方法があり、これを利用して1人あたりの出費を抑えることができます。

1つのネット接続手段を共同で利用する

2人以上のグループで海外旅行へ行く場合「各自がそれぞれネット接続する手段を確保している」という方法でももちろんよいのですが「1つのネット接続手段を共同で利用する」ということも可能です。

具体的には例えば海外用のWiFiルーターを1台レンタルして全員で利用したり、ある1人が使っている国際ローミングサービスを他の人がテザリングを使って接続したりといった方法です。

当然、別行動をすると使えない人が出てくるというデメリットがありますが、共同で利用することで1人あたりの出費を低く抑えることができるというメリットがあります。

メリット・デメリット

【メリット】

1人あたりの利用料金が安くなる。


【デメリット】

別行動する場合は不便。

データ容量無制限がおすすめ

1つのネット接続手段を共同で利用する場合はデータ容量が無制限である商品やプランを利用することをおすすめします。

使用できるデータ容量に制限がある場合、複数人で利用するとすぐに使い切ってしまう恐れがあり、結果全員が満足にネット接続できくなるという状況になってしまいます。

また、国内で契約している料金プランのデータ容量から消費するタイプもありますが、これも使い過ぎると同様のケースに陥ることがあるし帰国後に契約者が不便な思いをすることになります。


データ容量無制限、且つ複数人で利用できるネット接続手段には以下のような方法があります。
※料金は台湾で利用した場合。

プリペイドSIM

通信事業者/プラン 料金
中華電信(4G) 300元~1,000元
台湾大哥大(4G) 300元~1,000元
遠傳電信(4G) 300元~1,000元

国際ローミングサービス

通信事業者/プラン 料金/日
ドコモ(海外パケ・ホーダイ) 最大2,980円
au(海外ダブル定額) 最大2,980円
ソフトバンク(海外パケットし放題) 最大2,980円

海外用レンタルWiFi

通信事業者/プラン 料金/日
イモトのWiFi(使い放題) 2,060円
グローバルWiFi(無制限) 2,070円(*1)
WiFiBOX(無制限) 990円
台湾データ(無制限) 790円
Sakura Mobile(無制限) 680円
ラッキーWiFi(無制限) 550円
jetfi(無制限) 1,580円
FAST-Fi(無制限) 1,080円
WiFiトラベル(無制限) 850円

*1 グローバルWiFiは早割適用の場合は200円値引きとなる。早割適用基準は受取り場所によって異なる。

複数人利用でおすすめの方法は?

プリペイドSIM

空港で台湾の大手通信事業者である中華電信、台湾大哥大、遠傳電信などが旅行者向けのプリペイドSIM(5G・4G)を販売しています。3社とも5Gのプランではテザリングに容量制限がありますが、4Gのプランでは制限なくテザリングを利用することができます。

※ただしテザリングにもデメリットがあるので把握しておきましょう。

プランの内容は3日間(300元)、5日間(300元)、7日間(450元)といった具合に一定期間内データ容量無制限でデータ通信が可能。料金や条件などは3社ともほぼ同じですが中華電信が安定感があり販売箇所も多く無難です。

また、オンライン旅行予約サイト「KKday」から事前に予約を行い現地の空港で受け取ることができます(下記参照)。

中華電信 中華電信プリペイドSIMカード4G(KKday)
台湾大哥大 台湾大哥大プリペイドSIMカード4G(KKday)
遠傳電信 遠傳電信プリペイドSIMカード4G(KKday)

海外用レンタルWiFi

Sakura Mobile(無制限)

1日あたりの利用料金が680円とかなり安い。また、現地の空港で受取・返却が可能であり、その場合は受取手数料無料なのが大きな特徴でありメリットでもある。

利用料金ではラッキーWiFi(550円)の方が安いが、現地の空港で受取・返却の場合は1週間程度までの滞在であればSakura Mobileの方が総額ではメリットあり。

申込みサイト 【SakuraMobile海外Wifi】
料金(1日あたり) 680円
データ容量 無制限
受取 有料
返却 無料
台湾での通信事業者 Chunghwa Telecom(中華電信)
特徴

・現地(桃園空港、松山空港)での受取・返却が可能。

・現地(桃園空港、松山空港)での受取の場合は受取手数料が無料。

・一部国内の空港での受取りが可能(返却は不可)。

・最大5台まで同時接続可能。

注意点

・国内受取りの場合は受取手数料1,100円が必要。

台湾データ(無制限)

1日あたりの利用料金は790円ラッキーWiFiSakura Mobileに次いで安価。ただしキャンペーン(2023.2.8現在)で受取・返却の送料1,100円が無料となっているので、5日間以内ほどの利用であればむしろラッキーWiFiよりもメリットあり。

申込みサイト 台湾データ
料金(1日あたり) 790円
データ容量 無制限
受取 無料(*1)
返却 無料(*1)
台湾での通信事業者 Taiwan Mobile(台灣大哥大)

*1 送料(1,100円)無料キャンペーン中(2023.2.8現在)。

特徴

・受取・返却の送料(1,100円)が無料(キャンペーン中 2023.2.8現在)。

・最大5台まで同時接続可能。

・一部空港での受取りが可能。

注意点

・羽田空港で受取りの場合、往復送料とは別に事前に受取手数料500円が必要。

・羽田空港での受取りが22時を過ぎた場合、別途深夜受取手数料200円が必要。

ラッキーWiFi(無制限)

1日あたりの利用料金が550円と比較した9社のレンタルWiFiの中では最も安い。ただし、受取・返却ともに送料が必要であり、また受取では届け先によって料金が異なる。

また、空港での受取りについては受取場所が「空港内郵便局」なので郵便局の営業時間や受取可能時間に注意する必要がある。

申込みサイト ラッキーWiFi
料金(1日あたり) 550円
データ容量 無制限
受取 有料
返却 有料
台湾での通信事業者 不明
特徴

・一部国内の空港内郵便局での受取りが可能。

・最大10台まで同時接続可能。

注意点

・空港内郵便局での受取りの場合、受取可能時間に制約(営業時間内など)あり。

・受取りの送料は届け先によって異なる。

・返送用封筒(オプション)利用の場合、返却はレンタル終了日にポスト投函する必要あり。

参考情報

個人(1人)でネット接続を利用する場合にはさまざまな方法がありますので下記記事などを参考にしてください。

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