
台湾旅行決定! となったらまずやるべきことは飛行機のチケットを押さえることとホテル予約ですね。このホテル選びというのがなかなか重要。適当に選んでしまって「思っていたのと違ったー!」っていうことはよくあることです。旅行の良し悪しを左右しかねないだけにホテル選びは慎重に行いたいものですね。というわけで今回は自分がどういう基準でホテルを選んでいるのか、というのを紹介したいと思います。特に初めて台湾へ出かけるという方は現地の生の地理情報などよく分からないと思いますのでぜひ参考にしていただければと思います。
目次
ホテル選びの基準
ホテルを選ぶ時の基準は人それぞれいろんな見方があると思います。例えば、少しでも宿泊費を安くしたいという人は価格重視。なるべく快適に過ごしたいという人は設備重視。また、評判を気にするという人は口コミ重視などさまざまですね。
自分が台北に滞在するときに最も重視しているのは「ロケーション」です。つまりアクセスの良さ、ということを第一に考えてホテルを探しています。他の条件と合わせて優先順位にすると以下のような感じですね。
- ロケーション
- 宿泊料金
- ホテルの設備
※ただ、2、3の宿泊料金とホテルの設備についてはときには入れ替わることもあります。
というわけであくまで個人的見解ですが、ロケーション重視で考えた場合台北ではどのエリアがおすすめか? どんなホテルがあるのか? というのを紹介したいと思います。
ロケーション重視で考えるなら
ロケーションと一言で言ってもいろんな観点があります。
(1)駅に近い
(2)いろんな場所へのアクセスがよい
(3)周辺に見どころが多い
(4)コンビニ、銀行、郵便局などが近くにある
台北であれば特に重視しているのは上記の(1)と(2)です。台中や台南ではちょっと話が変わってくるのですが、台北なら(1)(2)を満たせば(3)(4)もカバーされている場合がほとんどです。
以上の観点から個人的におすすめのエリアは以下です。
- MRT東門駅周辺
- 台鉄台北駅の南側周辺
- MRT大安駅周辺
- MRT中山駅周辺
- MRT忠孝復興周辺
MRT東門駅周辺
東門駅周辺の特徴
- 比較的台北市内のどのエリアへもアクセスが便利
- 東門駅はシンプルなので電車に乗るまでが楽
- 駅周辺に見どころが多い
MRTの淡水信義線と中和新蘆線が乗り入れているのでだいたいどこへ行くにも便利。特に台北駅周辺、台北101、公館、行天宮辺りに行くにはもってこいの場所です。また歩いて行ける距離に永康街、東門市場、大安森林公園、中正記念堂など見どころも多いのも嬉しいところ。
東門駅周辺のホテル
ビルの1階がMRT東門駅の8番出口と一体になっているという超便利な場所にあるホテル。というわけで最寄り駅まで徒歩0分、東門駅周辺で探すなら間違いなくおすすめのホテルです。
MRT東門駅の6番出口から歩いて2分ほどとちょっと距離はありますがまずまず便利さ。茶葉枕の貸出や無料のセルフランドリーなどサービスも充実しています。
※画像はARK Hotel Taipei FBより引用
台鉄台北駅の南側周辺
台鉄台北駅の南側周辺の特徴
- 台鉄、高速鉄道、台北MRT、桃園MRTが接続
- 台北市内、更には他の都市や空港へのアクセスも便利
- 駅地下や駅前エリア、駅裏エリアなど駅周辺の散策に便利
台北駅は言うまでもなく台北の交通の中枢。MRTの淡水信義線と板南線が乗り入れているので台北市内各地へのアクセスが便利なのはもちろん、台鉄や高速鉄道での台湾各地への移動にも便利。またバスや桃園MRTで空港へのアクセスもOKですね。
ただし宿泊するのであれば台鉄台北駅の南側をおすすめします。なぜかと言うとMRTの駅(ホーム)の位置が南側に寄っているからです。駅裏側(北側)だと地下を通って南側へ出てくる必要があって結構長い距離を歩きます。台北ではMRTが交通手段のメインになると思うので出かけるとき、帰ってきたときに毎回この距離を歩くのはなかなかキツイです。
台鉄台北駅の南側周辺のホテル
真正面に台北駅を望む場所に位置するジムやスパを備えた老舗の大型ホテル。ホテルを出ると目の前にM6出口があります。地下に降りてからホームまでちょっと歩きますが台北駅周辺ではまずまず便利なロケーションのホテルです。
※画像はシーザー パーク ホテル タイペイHPより引用
三越の隣りのビルに入るホテル。外からは分かりませんがビルの真ん中部分が空洞になってフロアによっては中庭のようになっている面白い造りです。こちらもM6出口が目の前なので便利です。
※画像は台北 H インペリアルHPより引用
こちらも歴史の古い老舗のホテル。ですが数年前のリフォームによりすっかり綺麗になってます。ホテルを出て右手にM3出口があるのがポイント。台北駅にはたくさんの出入口がありますが3番、4番、8番あたりがMRTのホームへ近いのです。
駅前に数店舗展開する格安のホテル。中でもこの北車店が最も便利。ビルを出てすぐ右にM8出口があるのですぐにホームへたどり着けます。また狭いとはいえ個室がホステル並みの値段なのは嬉しいところ。
※画像は品格子旅店北車館FBより引用
MRT大安駅周辺
大安駅周辺の特徴
- 比較的台北市内のどのエリアへもアクセスが便利
- 近隣に学校が多く比較的落ち着いたエリア
- 東区、臨江街觀光夜市、六張犁などへ行くのに便利
周辺に学校が多く台北市中心部の中でも比較的落ち着いた雰囲気なのが特徴。MRTの淡水信義線と文湖線が乗り入れているので台北駅周辺、台北101、貓空行きのロープウェーがある台北動物園などへ行く場合には便利な場所です。忠孝復興側へ歩くと若者向けの繁華街である東区、信義安和側へ行くと臨江街觀光夜市、南の六張犁周辺にはちょっとお洒落な大人向けのエリアも広がっています。
大安駅周辺のホテル
大安駅から徒歩2分ほどの場所に2016年8月にオープンしたカジュアルホテル。もともと銀行の専用宿舎だった建物をリノベーションしたというちょっと変わり種です。様々なアート作品がディスプレイしてあったり、レトロなタイルが使われていたりとこだわりの詰まったお洒落なホテルです。一味違った滞在を求めるならおすすめです。
※画像はFolio Daan Taipei HPより引用
MRT大安駅の6番出口が目の前にある4つ星ホテル。さすがに4つ星ホテルだけありその快適さは別格。フロントは日本語もOK、セキュリティも万全と言うことなし。その割には1泊1万円台から(場合によっては1万円切ることも)とリーズナブル。その行き届いたサービスから子供連れの方にもおすすめです。
MRT大安駅に路地1本挟んで隣接するのがこのフーハウ ホテル(富濠飯店)。言うまでもなく超駅近です。日本のビジネスホテルといった感じで、大き過ぎず小さ過ぎずの適度な規模のホテルです。豪華すぎるのはちょっと・・・でもホステルは勘弁、という方にはちょうどよいと思います。
※画像は富濠飯店 FBより引用
MRT大安駅の1番出口(または2番出口)から歩いて1分ほどの路地裏にあるミニホテル。まるで隠れ家のようなカジュアルでお洒落な雰囲気、そしてフレンドリーなスタッフと、滞在が楽しくなること間違いなし。併設されたカフェのメニューもクオリティが高く、特に朝食は是非ともお試しを。
※画像は你好咖啡旅館 FBより引用
MRT忠孝復興駅周辺
忠孝復興駅周辺の特徴
- 東西南北どのエリアへもバランスよくアクセスが便利。
- 東区(正式にはそういう地名はない)と呼ばれる繁華街で遊ぶにはピッタリ。
- 繁華街のど真ん中。SOGO、微風廣場など大型の店舗もありショッピングには最適。
個人的には「台北市のど真ん中」という印象。また西門ほど若すぎず、信義ほど大人過ぎず老若男女だれもが楽しめる繁華街といったイメージのエリアです。飲食店はもちろん衣料品店なども多く、また大型百貨店もあり、とにかくショッピングには便利な場所。MRTは板南線、文湖線が乗り入れ、1駅行けば淡水信義線、松山新店線、中和新蘆線にもアクセスできるので比較的どこへ行くにも便利です。
忠孝復興駅周辺のホテル
MRT忠孝復興駅から南へ下った復興南路沿いにある4つ星ホテル。全体的にシックな雰囲気の中、ホテル内の床や浴室などところどころにレトロ調なアレンジも施してありハイグレードな空気を感じます。アメニティなどもクオリティが高くさすがは4つ星ホテルといったところ。駅までは歩いて3分ほどでやや距離はありますが、これだけのレベルのホテルであれば許容範囲内でしょう。
※画像はHOME HOTEL DA-AN HPより引用
MRT忠孝復興駅へは歩いて2、3分ほどの東区の真っただ中にあるホテル。外観が派手な感じですが内部はそうでもなく、ややグレードの高いビジネスホテルといった感じ。東区をメインに買い物を楽しみたい人が拠点にするには絶好のホテルです。
※画像は豪麗大飯店 HPより引用
MRT忠孝復興駅の北東のブロック、歩いて3,4分ほどの場所にある2015年にオープンした4つ星ホテル。小規模なホテルながら有名デザイナーが設計したというお部屋は、自宅のようにリラックスできる空間に作られており、あえてユーズド感があったりインダストリアルな雰囲気も漂わせていたりします。一般的な高級ホテルとは一線を画したこだわりが詰まったホテルです。
※画像はHOTEL PROVERBS Taipei HPより引用
仁愛路と復興南路の交差点に位置する台北最大級の5つ星ホテル。MRT忠孝復興駅までは5分弱とちょっと歩く必要がありますが、それを補って余りあるクオリティ。フィットネスジム、プール、スパ、美容室などあらゆる設備をはじめ、複数のレストランやカフェ、ラウンジなどがある正に楽しめるホテルです。
※画像は福華大飯店 HPより引用
MRT中山駅周辺
中山駅周辺の特徴
- 比較的どこへもアクセスがよいが特に松山周辺や富錦街エリアへ行きやすい。
- 新光三越や中山地下街などがある台北有数の繁華街なのでショッピングに最適。
- 迪化街へ行たい人はこのエリアに宿泊すると便利。
MRT台北駅から1つ北隣りがここMRT中山駅。隣りとはいえ台北駅との間には市民大道という大通りがあるのでどちらに滞在するかでその利便性も大きく変わってきます。迪化街、松山周辺、民生社区、富錦街エリア、圓山周辺といった北よりのエリアをメインに出かけたいのであればMRT中山駅付近に滞在すると便利です。
また近隣には有名な雙連の朝市や古い街並みにお洒落なカフェ、雑貨店、セレクトショップなどが多く見られる赤峰街エリアなどローカルな雰囲気が楽しめる場所もあります。
中山駅周辺のホテル
意外に中山駅に極近というホテルが無い中、1番出口のすぐ隣りに建つビルに入っているホテル。ただし台湾によくあるラブホテルとビジネスホテル兼用のようなタイプで設備やサービスも簡素。とはいっても泊まる分には問題無いので特に気にしないのであれば駅近で便利です。
※画像は千慧商務旅館 FBより引用
MRT中山駅の3番出口を出て東へ歩いてすぐの場所にある4つ星ホテル。若者向けのデザイナーズホテルのような印象ですが部屋は割とシンプルでちょっと高級なビジネスホテルといった感じ。でもお風呂にテレビがあったり、浴槽が光ったり(全部の部屋かどうか分かりません)と妙なこだわりがあって面白い(笑)。
※画像はTango Hotels HPより引用
安心の日系ホテル。そして5つ星。MRT中山駅からは歩いて3、4分程度とやや距離はありますがこのレベルのホテルであればそのくらいはもう気にならないでしょう。充実した設備、ホスピタリティ溢れるサービスは台湾でもトップクラス。1度は泊まってみたいホテルですね。
※画像はTHE OKURA PRESTIGE TAIPEI HPより引用
上述のタンゴホテルからもうちょっと東へ歩いた場所にあるのがこのロイヤル イン 台北南西(老爺会館台北南西)。台湾各地でホテル展開する老爺酒店グループが経営しています。3つ星ホテルながら最近(2016年)改装されたばかりなので綺麗で快適に過ごすことができます。
※画像はロイヤルイン 台北南西 HPより引用
まとめ
以上、ロケーション重視という考え方で独断と偏見でピックアップしてみました。「ここは絶対に行きたい!」といった特定の場所があったり、あちこちといろんな場所へ出かけたい、または滞在している場所周辺を中心に楽しみたい、など目的によっていろいろと考え方は変わってくると思いますので、ぜひホテル選びの参考にしていただければと思います。