【正義爌肉飯】台湾のデスメタルバンド「閃靈」のメンバーが開いた爌肉飯のお店

2017年5月24日 2023年3月31日

台湾でお馴染みの料理といえば魯肉飯、牛肉麺、水餃子、排骨飯などいろいろありますね。台湾旅行に行ったことがある人は実際にいろんなお店に行って食べたことがあるのではないかと思います。しかしよく考えるとこういう料理を食べるときはだいたい古くからあるお店に行るよなーと・・・そんなときに台中に若者が最近オープンした爌肉飯のお店があると聞き「お、何か珍しい」と興味を持っていると、そのお店には意外なヒミツが・・・というわけで今回は台中の正義爌肉飯を紹介します。

※「正義爌肉飯」は閉店しました。

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正義爌肉飯

なんと閃靈 ChthoniCのメンバーが開いたお店

正義爌肉飯は台中市中心部を通る大墩路の台湾大道寄りにある爌肉飯のお店。最初このお店の情報を入手したときスタッフの雰囲気や看板の文字を見て「あまり老舗っぽくなくて新しい感じのするお店だな・・・」と思っていました。その予想通り若者が最近オープンしたお店とのこと。こういう伝統的な料理のお店は大抵どこも古くからあるものばかり、と勝手に思っていたので若者が敢えてこういったお店をオープンするというのは面白い、と興味を持って機会があれば行ってみようと考えていました。

あるとき現地のブログで紹介されている記事を見ていると、なんとこの正義爌肉飯は台湾の超有名デスメタルバンドの「閃靈 ChthoniC（ソニック）」のメンバーの1人がオープンしたお店だと。

「えーーーーっ！ホントかそれ!?」
自分も閃靈 ChthoniCの曲は結構聴いていただけにビックリ。半信半疑で更にいろいろ調べるとどうも本当らしい。
これは行かなくては! と次の台中訪問のとき行くことにしました。

こちらが閃靈 ChthoniC。いかにもメタルといった雰囲気ですよね。
ワールドワイドに活動するバンドで日本でも高い人気を誇っており、ラウドパークやフジ・ロック・フェスティバルにも出演したことがあります。

閃靈 ChthoniCの曲には台湾の歴史、文化がテーマとして扱われることが多く、またヴォーカルのフレディ・リム（林昶佐）さんは若者を中心とした時代力量という政党の創設メンバーであり2016年の第九回中華民国立法委員選挙に立候補し見事当選するなど、なかなか政治色の強いバンドなのです。

※画像はChthoniC 閃靈公式HPより引用

で、お店をオープンしたメンバーはこちら！ ドドーン！
と、顔がわかりませんね（笑）。
キーボードを担当するCJ・カオ（高嘉嶸）さん。パフォーマンスのときはいつもこのようなマスクをしているのです。素顔が見たい人は爌肉飯を食べに行きましょう。運がよければ会えるかもしれませんよ（笑）。

で、お店はというと実に庶民的なのです。台湾でよく見られるような雰囲気のお店でデスメタルバンドだからというような影響が全くありません。

そもそもなぜ台中にこのお店をオープンしたのかというとCJ・カオ（高嘉嶸）さんが台中在住だからだと。それで親交のあるOBSESSというバンドのヴォーカルであり親友の魏小さんと共同で正義爌肉飯をオープン、経営しているそうです。バンドの活動で台北にいることが多いCJ・カオ（高嘉嶸）さんに代わって普段は魏小さんがお店を切り盛りしているようです。ちなみに下の写真の右がOBSESSの魏小さん。