まだ台湾を訪れはじめて間もない頃は台湾の朝ごはんがどういうものかイマイチよく分かってなかったんですよね。それで勝手に頭の中で「台湾の朝ごはん像」というのを作ってしまっていたので現実とのギャップに戸惑うことが多かったのです。今ではよく分かっているつもりですが自分と同じような感覚を持っている人は多いのではないかなぁ、と思います。というわけで今回は台湾の伝統的な朝ごはんがどういうものか? というのがよく分かるお手本のようなお店、台中第五市場にある「樂群早餐店」を紹介したいと思います。
樂群早餐店
店頭に並んだ美味しそうな料理の数々
台中第五市場の樂群街側にある樂群早餐店にやって来ました。この市場の中ではわりと広いスペースを確保して営業しているお店です。店頭では朝ごはんを買い求めるお客さんが思い思いの商品をテイクアウトしていきます。
これは水煎包かな。鍋にズラーっと並べて焼き上がっているのを見るとより美味しそうに見えますよね。
中に緑色の具が見えるということは韭菜盒でしょうか。こんがりいい色に焼き上がってこちらも美味しそう。
鍋一面にドーンと1枚で焼かれているのは蔥油餅。
こちらでは油條が次々と揚げられています。
これはテイクアウト用の袋。お客さんが自分で取って商品を袋に入れてましたね。
イートインの場合はこのお皿に食べたいものを取っていきます。出来上がった料理は店頭に並べてあるので好きなものを選びましょう。
これは蔥油餅。座布団みたいですね(笑)。ピザのように三角形に切ってくれます。
切ったものがこれ。三角蔥油餅。
台湾式おにぎりの飯糰もありますよ。
サンドイッチやハム、卵焼きをのせたトーストも。
こちらは長蔥油餅。お店のおばちゃんが「ベリーナイス」と言っておすすめしてました(笑)。
香腸、目玉焼き、ハム玉子焼きなども単品で売ってますね。
焼き餃子に水煎包も美味しそう。
これはテイクアウト用の豆漿です。袋に入れて売ってるのがいかにも台湾といった感じ。
豆漿といっしょに食べたい油條ももちろんありますよ。
各商品の値段はこちらです。
おすすめ蔥油餅とニラたっぷりの韭菜水煎包
食べたいのもを取ったら店内のテーブル席へ。わりと広いスペースがあるんですがあまり店内で食べてるお客さんはいません。やっぱり圧倒的にテイクアウトが多いですねー。
箸やストローは入り口付近にあります。
大量のネギに風を当てております。
選んだのはこちらです。ニラ入り焼包子の韭菜水煎包、おばちゃんが強力にプッシュしてた長蔥油餅、そしてツヤツヤとした美味しそうな色を見てついつい取ってしまった香腸。
韭菜水煎包(15元)、長蔥油餅(15元)、香腸(20元)
豆漿は店員さんに注文すると持ってきてくれますよ。
冰豆漿・大(15元)
テーブルには辣椒醬が置いてあるのでお好みで使いましょう。
おばちゃんおすすめの長蔥油餅です。外側がカリっと、中はふっくらモチモチした食感。ほんのりとネギの香りがよくて美味しい~。次回来たときは三角蔥油餅の方も食べてみたいですね。
こちらは韭菜水煎包。見てくださいよニラがたっぷりギッシリ入ってます。冬粉(春雨)も入ってますね。これは辣椒醬を付けて食べると美味しいですよ。
ここ樂群早餐店は地元ではよく知られたお店ですが現在はそれほど混雑していません。まだまだ台中にくる観光客はそれほど多くないし、台中第二市場に比べると規模も小さいということがあるのかもしれません。なので大行列の中せかされるように注文することもなくじっくと料理を選ぶことができます。もしかすると今後状況が変わってこないとも限らないので今がチャンスかも!?
店舗情報
住所 | 台中市西區樂群街45號 |
営業時間 | 5:00~13:00 |
休日 | 月 |
HP |