
台湾へ旅行に行ったらもちろん「台湾ならでは」な料理が食べたいですよね。魯肉飯、雞肉飯、爌肉飯、牛肉麵、炸醬麵、麻醬麵などなどさまざまな料理がありますが、やはりこれらは圧倒的に昔からやっている比較的古いお店が多い。しかしときおり若者がこういった道にチャレンジするのを見ることがあり、ちょっと応援したい気持ちになるのです。というわけで今回は台北で羊肉料理の専門店、特に羊肉の當歸湯がおすすめのお店「樂天羊肉」を紹介したいと思います。
樂天羊肉
あのお店に関係あり・・・?
中正紀念堂近くにある羊肉料理専門店「樂天羊肉」にやって来ました。お店の場所はMRT中正紀念堂駅のほぼ直上、3番出口から1分もかからない羅斯福路沿い。となりには「臻味胡椒餅」という胡椒餅のお店、向かいには南門市場がありますよ。
2023年4月にオープンしたばかりというこちらのお店ですが台湾の羊肉料理のお店といってイメージする姿とは全く異なる外観で面白そう。一見するとカフェみたいですよね。
日本人だと「マトンの当帰スープ」って一体なんのこと・・・ と思うでしょうね。これはつまり「當歸羊肉湯」を指しているわけですね。當歸(当帰)というのはトウキという漢方に使われる植物。血行促進や滋養強壮の効果があって冷え性や婦人病に効果があると言われています。これを使って食材を煮込んだスープが當歸湯であり牛肉が入った當歸牛肉湯、羊肉が入った當歸羊肉湯などがよく食べられています。
それにしてもなぜ日本語の表記なんでしょうね? そしてこの羊のイラスト、どこかでみたことがあるような・・・
中に入るとちょっとレトロな雰囲気を演出した光景。さすがに新しいお店だけあってスッキリとした清潔感があります。
満席の場合の入店方法が書かれています。內用(イートイン)の場合は店内で番号札を取る、外帶(テイクアウト)の場合は入店してそのまま注文する、とのこと。
この日は席が空いていたので入店してそのまま注文します。店内奥の左側にある「點餐(注文)」と書かれた場所で注文します。
こちらがメニュー。これはオーダーシートではないので注文は口頭で行います。英語表記のメニューもありますが日本人にはたぶん中国語表記の方が分かりやすいかな?
よく見ると「點湯品+10元即可享有純發魯肉飯一碗」とありますが、これはスープ類を注文すると+10元で「純發魯肉飯」が1杯食べられるというサービスのようです。
「純發魯肉飯」とは以前紹介した台北MRT永春駅近くにある魯肉飯のお店ですね。そうそうこのさっきの羊の絵はこのお店のロゴの絵と雰囲気が似てるんですよ~。どうも兄弟がやっているお店だと言ってたようですが、どうなんでしょう。
注文を終えたら席で待ち、料理が出来上がったら「取餐(受け取り)」と書かれたところへ取りに行きます。
意外に飲みやすい漢方スープ
注文したのは「當歸羊排骨湯」、それに+10元で「純發魯肉飯」を付けて小菜の「燙青菜」と「魯蛋」もいただきました。
當歸羊排骨湯(150元)、純發魯肉飯・小(+10元)、燙青菜(40元)、魯蛋(15元)
箸、スプーン、調味料などは「取餐」のところに置いてあるのでここから取っていきます。
「燙青菜」の量が多くてビックリ(笑)。これは空心菜かな? お碗に山盛りに盛られてニンニクもたっぷりかかっています。
「純發魯肉飯」の小サイズと「魯蛋」。たしかにこの見た目は「純發魯肉飯」で食べた魯肉飯とそっくりです!
お肉の形がわりとはっきり残っていて脂身が多いのが特徴なんですよね。
もしかして「魯蛋」も「純發魯肉飯」と同じなんですかね?
さてメインの「當歸羊排骨湯」をいただいてみましょう。いわゆる「マトンの当帰スープ」というやつですね。スープはかなり飲みやすい印象です。お店に寄っては漢方の風味がけっこうキツイ場合があるのですがこれはわりとマイルド。
骨付き、羊肉の排骨が入っていますよ。
辣醬と豆瓣醬を付けていただきます。
ちょっとピリ辛ですが豆瓣醬をつけると美味しいですね。白ご飯といっしょに食べたくなりますが+10元で魯肉飯が付くのでね・・・ この際両方注文してもいいかも。
台湾ならではの漢方スープを老舗ではなく今風のお店で食べることができるのはちょっと面白いかも。どうしても漢方の風味が苦手というのであれば「清燉羊排骨湯」「清燉羊肉片湯」「蒜頭羊排骨湯」「蒜頭羊肉片湯」などもおすすめです。
店舗情報
住所 | 台北市中正區羅斯福路一段25號 |
営業時間 | 11:30~21:00 |
休日 | |
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