台湾のニュースや、台湾の友人との会話の中に出てくる様々なスラング、ネット用語、或は台湾語由来の言葉を紹介します。日本と同じく漢字を使用するところがまた日本人にとっては面白く、同じ文字であっても全く違う意味で驚くこともあります。今回取り上げるのは「八卦」「龜毛」「自爆」。どんな意味なのでしょうか?
八卦
※画像はNOWnews 今日新聞より引用
日本でも「当たるも八卦、当たらぬも八卦」といいますが、調べると、八卦とは占いにおける天、沢、火、雷、風、水、山、地という8つの基本図・・・といった内容がでてきます。しかし、もちろんその意味とは全く違った解釈で使われる場合があります。写真のニュースサイトに「八卦」というカテゴリーがありますが、これは「うさわ話」「ゴシップ」という意味で使われています。ゴシップを扱うメディアは八卦新聞、八卦雑誌と呼ばれます。
龜毛
※画像は蘋果即時より引用
「龜毛」画数が多くて難しい字ですが亀の毛ということですよね。これは「神経質」「こだわりすぎる」という意味で使われます。写真の文章の意味は「日本は神経質すぎる! オフィスでお茶を入れるときの5大原則。」というもので、部屋の入り方からお茶を出す順番などルールが多すぎるということを解説しています。
由来はどうも台湾語であり、龜毛という文字を当てたようです。
また「龜毛兔角」ということわざもあるようですが、こちらは亀に毛が生える、兎に角が生えるということから「起こるはずの無い事、実在するはずがない事」という例えのようです。
自爆
※画像は蘋果即時より引用
この「自爆」というのは割とよく見かけます。これは「暴露する」という意味で、写真では「〇〇〇さんは残業代を支払ってないことを暴露した」ということを言っています。
意味を知らなかった頃は「自爆」のことを自爆テロのことかと思いっていました。ニュースでこの文字を見る度に「随分治安が悪いな・・・ でもそんなに騒いでる様子はないよな・・・」と。まあ、ちゃんと記事を読めば分かりそうなことなんですが、さらっと見てとんだ勘違いをしていました(笑)。
ではまた。