これで安心! 台湾のドリンクスタンドでの注文方法をマスターしよう!

台湾に行ったら楽しみなのは台湾グルメ! ドリンクスタンドもその中の1つですよね! 台湾には気軽に立ち寄ってテイクアウトできるドリンク専門店が街中に溢れています。メニューも実に豊富でタピオカミルクティーはもちろんさまざまなお茶やフルーツを組み合わせたドリンクはどれも美味しそう。ぜひともいろんなメニューを飲み比べしてみましょう。

でも初めてのドリンクスタンドでは注文するのがちょっとハードルが高いのです。数ある商品の中からのメニュー選びから、甘さの指定、氷の量の調整など独特のシステムがあって知らないと間違いなく戸惑ってしまいます。

そこで今回は台湾のドリンクスタンドでどのように注文すればよいのかを解説します。またメニューによく出てくる用語の意味などもまとめています。これを読んでドリンクスタンドで注文方法をマスターしておきましょう!

ドリンクスタンドでの注文方法

店員さんに伝える6つの項目

ドリンクスタンドで注文するとき店員さんに伝える必要がある項目が6つあります。それが以下。

伝える項目
  1. 飲みたいドリンクの名前
  2. サイズ
  3. 甘さ
  4. 氷の量
  5. 袋の要否

1は当然として2~5も必ず聞かれます。6は以前は聞かれていましたが袋が有料化されてからは聞かれないことが多くなりました。なので袋が必要なときは必ずこちらから伝えるようにしましょう

サイズについて

だいたいどのお店でも大杯中杯の2種類のサイズがあります。小杯というのはあまり見たことがありません。お店によって違いはあると思いますが中杯で500ccほど、大杯だと700ccもの量があります。

ドリンク1杯で700ccというサイズにあまり馴染みが無かったので最初の頃は中杯を注文していたのですが、最近では大杯ばかり注文するようになってしまいました。

また商品によっては1サイズのみの固定になっているものもあります。

甘さ、氷の量について

台湾のドリンクスタンドで特徴的なのが甘さと氷の量が選べること。上のようにわりと細かく分類されていて自分の好みの甘さ、氷の量を選ぶことができます。これもお店によって若干違いがありますが大体以下のように表現されます。また商品によっては甘さや氷の量が選べないものもあります。

甘さ

正常というわりにはかなり甘いのでこれはあまりおすすめしません。おすすめは微糖、半糖あたりですね。自分はだいたい半糖を選んでいます。また商品によっては無糖がおすすめの場合もあります(冬瓜系など元々甘い)。

表記 甘さの度合い
正常 基本の甘さ。全糖と表現するお店も。超甘いです!
少糖 甘さ70%ほど。七分糖と表現するお店も。
半糖 甘さ50%ほど。五分糖と表現するお店も。
微糖 甘さ30%ほど。三分糖と表現するお店も。
無糖 文字通り無糖です。

氷の量

台湾のドリンクは氷が無くてもじゅうぶん冷たいので氷なしでもOK。氷がないからといってドリンクの量が減ることもありません。カップになみなみと入っています。なのでおすすめは去冰、または微冰あたりですね

表記 氷の量の度合い
正常 基本の氷の量。氷たっぷり。
少冰 氷やや多め。
半冰 氷半分ほど。
微冰 氷少な目。
去冰 氷なし。

紙に書いて見せるのが簡単

一番簡単で確実なのは、注文したいものを紙に書いて見せる方法です。50嵐、CoCo都可、清心福全など大手のドリンクチェーンはネットでもメニューを調べることができるので事前に飲みたいものを調べておくとよいですね。

参考:CoCo都可(メニュー)
参考:清心福全(メニュー)

たまたまお店を見つけて準備ができてないときはお店にあるメニューを見て指差しなどでなんとか飲みたいものを伝えましょう。後は先に説明した、サイズ甘さ氷の量袋の要否を伝えればOKです。聞かれる前にこちらから全て伝えてしまえば必要以上にやり取りがないのでよいと思いますよ。

参考までにそれぞれの中国語は以下のようになっています。(ただこの発音がなかなか難しくて通じないんですよね)

発音について

サイズ
大杯:ダーベイ
中杯:ジョンベイ


1杯:イーベイ
2杯:リャンベイ
3杯:サンベイ
4杯:スーベイ

甘さ
正常:ジェンチャン
少糖:シャオタン
半糖:バンタン
微糖:ウェイタン
無糖:ウータン

氷の量
正常:ジェンチャン
少冰:シャオビン
半冰:バンビン
微冰:ウェイビン
去冰:チュービン

ストローを刺すときのコツ

初めて台湾のドリンクスタンドで商品を購入、さあ飲もう。でも「ストローが上手く刺さらない!」と戸惑った人は結構いるのでは?

初めてだと力の加減が分からず失敗することが多いんですよね。というわけでストローを刺すときのコツをまとめたので参考にしてください。

【ステップ1】
まずストローの刺し口側を袋から半分ほど出します。

【ステップ2】
余っている袋を折って飲み口を親指で押さえて持ちます。

【ステップ3】
狙いを定めます。

【ステップ4】
躊躇せず一気に刺します。力が弱いと刺さらずにストローの先が潰れてしまうので注意。

【ステップ5】
袋を取って完了。いただきます!

ドリンクスタンド豆知識

奶茶、鮮奶、拿鐵ってどう違う?

奶茶鮮奶茶紅茶拿鐵」この3つはどれもミルクティーなんですがどうして表現が違うんでしょう? その秘密はミルクにあるようです。

奶茶

一般的に牛乳ではなく奶精と呼ばれる脱脂粉乳やクリープのような粉状の製品が使われています。

鮮奶茶

本物の牛乳を使うことで奶茶とは区別しています。

拿鐵

拿鐵とはラテという意味。但しカフェで言うラテはスチームドミルクを指しますがドリンクスタンドでは普通の牛乳のようです。

珍珠、波霸ってどう違う?

お店によってはタピオカを珍珠波霸と呼び分けているところがあります。例えば50嵐ではタピオカミルクティーでも珍珠奶茶波霸奶茶と2種類あります。

これはタピオカの大きさを区別しているもので、波霸に対して珍珠はやや小さめのタピオカが使われています。我々が一般的にタピオカミルクティーと言って想像するのは波霸の方ですね。50嵐で珍珠奶茶を注文すると「あれ? 何か小さい・・・」と思うでしょう。

ただあくまで店によるもので、大粒でも珍珠と呼んでるところもあるので、行くお店によってメニューを注意して見ておくとよいでしょう。ちなみに波霸とは巨乳という意味です。

北部と南部では甘さが違う?

台湾のドリンクスタンドでは甘さが選べるわけなんですが、北部住む人と南部に住む人とでは甘さの感じ方が違うと言われています。どうも北部の人の方が南部の人に比べて甘みに敏感な傾向があるようです。

南部の人が感じる甘さ 北部の人が感じる甘さ
半糖(五分糖) 正常(全糖)
微糖(三分糖) 少糖(七分糖)/半糖(五分糖)

その為、北部の人が南部を中心に展開するドリンクスタンドの茶の魔手でドリンクを飲んだら「甘すぎる!」と感じるそうです。よく「南部の料理は味付けが甘い」と言われているのでそういった影響もあるのかもしれませんね。

(付録)メニューに出てくる用語いろいろ

ドリンクスタンドのメニューによく出てくる単語をまとめたので注文するときの参考にしてください。厳密な翻訳ではなくあくまでドリンクスタンドでも使われ方を基にしています。

またお店によっては単語を省略して使っているケースもあります。例えば一芳に「埔里百香綠」というメニューがありますが、これは百香果(パッションフルーツ)+緑茶という意味(埔里というのは産地の名前)。

お茶系

紅茶 紅茶
綠茶 緑茶
青茶 青茶(半発酵茶)
奶茶 ミルクティー
烏龍茶 ウーロン茶
茉莉 ジャスミン茶
阿薩姆 アッサムティー
錫蘭 セイロンティー
普洱 プーアル茶
伯爵茶 アールグレイ
冬瓜 冬瓜茶(お茶ではないですが・・・)
鐵觀音 鉄観音茶

フルーツ系 

檸檬 レモン
金桔 キンカン
葡萄柚 グレープフルーツ
百香果 パッションフルーツ
芒果 マンゴー
鳳梨 パイナップル
西瓜 スイカ
木瓜 パパイヤ
蘋果 リンゴ
草莓 イチゴ
奇異果 キウイ
桂圓 リュウガン
甘蔗 サトウキビ
橘子 オレンジ
蔓越莓 クランベリー
蘆薈 アロエ
桑葚 マルベリー

トッピング系 

珍珠 タピオカ
波霸 大粒のタピオカ
粉圓 タピオカ(色付きという説も)
布丁 プリン
紅豆 小豆
仙草 仙草ゼリー
愛玉 愛玉ゼリー
椰果 ナタデココ
芋頭 タロイモ
冰淇淋 アイスクリーム

その他

牛奶 牛乳
巧克力 チョコレート
拿鐵 ラテ
多多 ヤクルト系の飲料(ヤクルトではない)
養樂多 ヤクルト
可可 ココア
阿華田 オバルチン(ミロのような飲料)
芝麻 ゴマ
綠豆沙 緑豆をペースト状にしたもの
ビネガー
薑汁 ショウガ

まとめ

これで初めてのドリンクスタンドでも安心! 台湾のドリンクスタンドはタピオカミルクティー以外にもいろんなメニューがあります。ほんと、驚くほどバリエーション豊富なドリンクが揃っているので、ぜひいろんなメニューにトライしてみてくださいね!

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