新光三越の台湾大道を挟んだ反対側、河南路近くに杏林路という200mにも満たない路地があります。路地裏も含めて古い住宅が立ち並び、大きなビルが目立つ三越周辺と比べるとかなりコントラストが大きい印象。ほとんどの建物が2階建てでこの一帯だけ実にのどかな雰囲気です。ところがこのエリアに最近ぽつぽつと面白そうなお店が増えているのです。
沁良園 Belly In Luck(咖啡豆&西點工作室)
教師新村の注目カフェ
ここが杏林路の路地裏。縁あってこの辺りには昔からよく足を運んでいるんですよ。今回久しぶりに訪れたのですが、昔とそれほど変わりなくてちょっとほっとしたというか、懐かしい気分になったというか。ちなみにこの辺りは教師新村と呼ばれているそうです。
風景には変わりはないのですがお店がかなり増えています。ただ、どのお店も元々の建物をそれほど改変していないので見た目には変化がないように感じるのです。
こちらの「沁良園 Belly In Luck」もそんなお店の1つ。このエリアでは個人的にちょっと注目していた自家焙煎のカフェです。
こちらのカフェはバリスタの男性とパティシエの女性が共同で経営しており、自家焙煎のコーヒーと自家製のスイーツがいただけるのです。
店内に入ると右手にカウンターがあり奥にテーブル席が2卓。さらにカウンター席が4席ほどの小さなスペース。
コーヒー豆の販売も行っています。
こちらはカウンター席。
お店に入ったときに目を奪われたのがこれ。100年以上の歴史をもつイタリアのエスプレッソマシンメーカー「VICTORIA ARDUINO」のレバータイプのエスプレッソマシン。オーナー曰くカスタマイズしてもらったんだそうです。
レバータイプのエスプレッソマシンってなかなか見る機会がないんですよね。
こちらがメニュー。スイーツはブラウニー、レモンケーキ、ティラミスなど。
コーヒーのメニューはエスプレッソベース、コールドブリューコーヒーがともに数種類。
ハンドドリップコーヒーは豆を選ぶことができます。焙煎度合いやフレーバーなどが詳しく書かれているので参考にしましょう。
フラットホワイトの1+1
スイーツメニューから「美式布朗尼(アメリカンブラウニー)」、コーヒーメニューから「1+1」をいただきました。
美式布朗尼(90元)、1+1(150元)
こちらが「美式布朗尼(アメリカンブラウニー)」。クリームを挟んでブラウニーを2つ重ね、さらに上部にもクリームのトッピング。盛り付けが流石にパティシエといった感じ。
「1+1」はエスプレッソとエスプレッソベースのコーヒーを1杯ずつ提供するメニュー。エスプレッソベースのコーヒーはカフェラテだったりカプチーノだったりお店によって違うのですが「沁良園 Belly In Luck」では「小白(フラットホワイト)」となっています。
まず出てきたのがエスプレッソ。
そしてこちらが「小白(フラットホワイト)」です。この日は平日で雨だったせいか暫くお客さんが来ることもなく美味しいコーヒーを飲みながらのんびりと過ごしました。
帰りにテイクアウトで「清爽冷萃(コールドブリュー)」をいただきました。
清爽冷萃(130元)
昔はこの辺りで目立ったお店といえば「日出・土鳳梨酥」くらいだったのですが、なかなか面白い展開になっているので今後も要注目です。
店舗情報
住所 | 台中市西屯區杏林路44巷16號 |
営業時間 | 12:00~18:00 |
休日 | Facebookページ参照 |
リンク | 沁良園 Belly In Luck・咖啡豆&西點工作室 |