台湾のケーキ屋さんやパン屋さんに行くとたまに「起酥蛋糕」というケーキを見かけることがあります。日本では見ることのない台湾独特の商品なのですがこれがかなりユニークで面白い。今回はその「起酥蛋糕」を開発した人が創業したという台北の士林にあるケーキ屋さん「芝玫蛋糕店」に行ってみました。
芝玫蛋糕店
開発者が創業者
起酥蛋糕が人気の士林の「芝玫蛋糕店」にやって来ました。MRT芝山駅から歩いて10分ちょっとの德行東路沿いにお店があります。
入り口に「SINCE 1990」と書いてあるので創業35年といったところですね。創業者の蔡政達さんは独立する前に同じく士林にある「百合麵包園」というお店で働いていたのですが、その際に起酥蛋糕を開発したんだそうです。つまり初めて起酥蛋糕を販売したのは「百合麵包園」であり開発者のお店は「芝玫蛋糕店」ということになります。
小さなお店ですがお客さんが次々とやってくるところを見るとやはり人気があるみたいですね
起酥蛋糕が有名なのですが他のケーキも美味しそう。
台湾では定番の「波士頓派」もあります。
この虎皮捲というのも台湾のケーキ屋さんやパン屋さんではよく見かけますねー。
この写真のケーキが起酥蛋糕ですね。
レジにケーキの写真入りのリストがあったので起酥蛋糕を買いたい旨を伝えます。
ケーキをパイ生地で包む
というわけで無事「起酥蛋糕」を購入。
箱を開けると予め8枚にカットされた起酥蛋糕が入っています。なんだかケーキというより食パンのような見た目ですね。
起酥蛋糕(270元)
ご覧のようにスポンジケーキをパイ生地で包むという独特なケーキなのです。どうも起酥というのがパイ生地を指しているようです。
しっかりした歯ざわりのパイ生地とふんわりとしたスポンジケーキを同時に食べると何とも言えない食感でなんだか不思議な感じです。味は方はというと甘さ控えめであっさりしています。見た目は重そうな印象ですがけっこう軽くて意外にパクパクと食べれるという、なかなかに面白いケーキですよ。
店舗情報
住所 | 台北市士林區德行東路89號 |
営業時間 | 8:00~21:30 |
休日 | |
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