果肉感があって甘味よりも酸味を感じるパイナップルケーキ「土鳳梨酥」の名前を知ったのは「微熱山丘 SunnyHills」がきっかけ、という人は多いのではないでしょうか。実はこの「土鳳梨酥」を最初に開発したのは台中にある「日出」というお店なんです。「日出」の名前にピンとこない人もいるかもしれませんが何を隠そうあの「宮原眼科」「第四信用合作社」は日出グループが手掛けたお店なのです。台中を語るには外せない存在と言っても大げさではありませんね。というわけで今回は台中の西屯区にある「日出土鳳梨酥」を紹介したいと思います。
日出土鳳梨酥
路地裏に現れる大きな白い看板
台中駅前から海側へ向かって伸びる台湾大道をずーっと進んで、新光三越を過ぎたあたりにポツンと現れる黄色いパイナップルの模様のような建物が日出土鳳梨酥。そう、なにを隠そうここが土鳳梨酥の元祖なのです。
お店の前にある標識に「得來路」と書いてますがこれはドライブスルーのこと。なんと車に乗ったままお土産が購入できるという面白い仕組みなんですよ。
「日出」の文字を使った視力検査表。この辺が日出グループの面白いところなんですよね。
宮原眼科と同様に店内は天井が高く中世のヨーロッパ建物を思わせるような荘厳な雰囲気。
店員さんのユニフォームも素敵ですね~。
お菓子とは思えないこのディスプレイが日出の最大の特色。
お茶をサービスしてくれました。ホスピタリティの高い接客も宮原眼科や第四信用合作社など含め全店徹底されています。
レトロで華やかなデザインのパッケージ
日出グループの商品は味もさることながらついつい買ってしまいたくなる華やかなデザインが特徴。
本を売ってるのかと思ってしまうようなパッケージとディスプレイ。見事ですね。
こちらはレコードをモチーフにしたパッケージ。思わず買ってしまいたくなりますよね~。
お菓子の種類もバリエーション豊富。これは牛軋糖(ヌガー)。
お茶もあります。これもパッケージがかわいいですね。
主役のパイナップルケーキはこちらに。
鳳梨酥(パイナップルケーキ)
日出グループの看板商品「鳳梨酥(パイナップルケーキ)」は土鳳梨酥、17號鳳梨酥、米鳳梨酥の3種類があります。
土鳳梨酥は2號仔という品種のパイナップルを使ったもので香りがよくやや酸味があるのが特徴。17號鳳梨酥は名前の通り金鑽鳳梨と呼ばれる台農17號という品種のパイナップルを使用。こちらは改良種特有の華やかな甘さが特徴。米鳳梨酥は台稉九號米というお米の米粉を生地に使ったものです。
パイナップルケーキを2種類購入してみました。青いパッケージが17號鳳梨酥旅行裝、白いパッケージが土鳳梨酥旅行裝でそれぞれ6個入りです。
こちらは土鳳梨酥。箱ではなくパーティー開けのように四方に開きます。個別包装のデザインも可愛いですねー。
土鳳梨酥旅行裝(6個入り)(220元)
パイナップルのみで作られた餡は果肉感があってよい歯応え。ほどよい酸味を含んだ甘さがいいですね。生地はしっとりと滑らかで上品な印象です。
青いパッケージの方は17號鳳梨酥。
17號鳳梨酥旅行裝(6個入り)(220元)
こちらも果肉感のある餡。土鳳梨酥に比べてしっかりした甘味が感じられます。生地の見た目はやや粗目な印象ですが食感はやはり滑らかで美味しい。
米鳳梨酥は15個入りから。
米鳳梨酥包裹裝(15個入り)(420元)
このパイナップルケーキはクッキー生地の部分が米粉で作られているのですが食べてみると普通のパイナップルケーキとそんなに変わらないような気がしますね。言われなければたぶん分からないと思います。とはいえ美味しいことには違いありません。パイナップル餡もやや酸味のあるほどよい甘さです。
いろんなお店のパイナップルケーキがありますが宮原眼科もおすすめ。美味しいのはもちろんですが、何といってもパッケージのお洒落さは魅力的。お土産にすると喜ばれそうですよね~。
日出のパイナップルケーキ宮原眼科でも買えますよ。
パイナップルケーキ以外の商品
牛軋糖(ヌガー)を買ってみました。何種類かありますがアールグレイティーのフレーバーの「伯爵茶牛軋糖」を選んでみました。
伯爵茶牛軋糖(450元)
麦芽糖をベースにミルクを合わせたヌガー。ほのかに香るアールグレイの風味がいいですね。杏仁のナッツが入っているので歯応えがいいアクセントになります。
まだまだ他にもいろんな商品があります。レトロかわいいパッケージやバラエティ豊富なお菓子の中からお土産選ぶのはホントに楽しいですよ。台中に来たら来店必須のお店です。
店舗情報
住所 | 台中市西屯區台灣大道三段460號 |
営業時間 | 10:00~22:00、土日9:20~22:00 |
休日 | |
HP | 日出 |