台北市内の中華電信ショップでプリペイドSIMを購入してみた

台湾に旅行中の間、ネット環境をどうするかというのは大きな課題の1つがですね。国際ローミングサービスや、モバイルWi-Fiルーター、現地の無料Wi-Fiの利用など様々な手段がありますが、SIMフリーのスマートフォンを持っているならやはりプリペイドSIMを購入するのがおすすめ。台湾の空港では通信キャリア各社が旅行者向けのプリペイドSIMを販売しています。値段も安く購入手続きも簡単なので大変便利です。しかし今回は敢えて台北市内にある中華電信のショップでプリペイドSIMを購入したので、商品の内容や購入手続きなどを報告したいと思います。

敢えて旅行者向けプリペイドSIMを買わない理由

桃園空港では台湾の通信キャリアが旅行者向けのプリペイドSIMを販売しています。もちろん中華電信もその中の1つなので空港に着いた時にプリペイドSIMを購入するということに特に問題はありません。

では、どうしてわざわざ台北市内の中華電信ショップでプリペイドSIMを購入するのか? それは、空港で販売されている旅行者向けのプリペイドSIMはプランの利用可能期間が終わると、それ以上継続してSIMを使うことが出来ないという理由からです。

「そんなの当たり前じゃないか」と思う人がいるかもしれませんので詳しくご説明しておきます。

どのキャリアもプリペイドSIMのデータ通信プランは大きく分けて「計日型」と「計量型」という2種類があります。

※画像は中華電信 emome HPより引用

計日型」というのは例えば、3日間使い放題とか5日間使い放題といった利用可能期間が数日に限定されているプラン。「計量型」というのは例えば、1GB(60日間)とか2.2GB(60日間)といった使用できるデータ量が限定されているプラン。空港で販売されている旅行者向けのプランは「計日型」ということになりますね。

計日型であれば利用可能期間を過ぎたとき、また計量型であれば決められたデータ量を使いきったときにそのプランは終了ということになります。

このプランとは別にSIM自体に有効期限というものがあって、その期間内であれば新たにプランを購入すれば再び利用することが出来るのです。通常SIMの有効期限は180日となっているようです。また有効期限はプランを購入すると、その時点から180日後へと延長されます。

しかし、空港で販売されている旅行者向けプランのプリペイドSIMはプランの利用可能期間が終了すると同時にSIMの有効期限も終了となるのです。つまり「SIM自体の有効期限=プランの利用可能日数」ということですね。

今回プリペイドSIMを購入するにあたり、次回台湾に来た時も同じプリペイドSIMを使い続けたと思っていました。そこで空港以外の中華電信ショップで旅行者向けではないプリペイドSIMを購入しようというわけです。

今後、台湾に来る予定はないという人は特に気にする必要はないですが、また近いうちに来るという人は検討の余地はあるかと思います。また、深夜便で到着したときは空港のショップが閉まっている可能性もあるので、そういった場合も参考になるかと思います。

※中華電信ショップのスタッフに確認したところ、桃園空港のショップでも旅行者向け以外のプリペイドSIMを購入できるようです。ただ、ほとんどの人は旅行者向けプランを購入するのでスタッフも流れ作業のようにお客さんを捌いていて、人が多いときなどは落ち着いて購入できない雰囲気です。

台北市内の中華電信ショップへ

というわけで空港から台北市内へ移動し、台北駅近くの中華電信公園服務中心にやってきました。

なぜここを選んだかというのは、台北駅近くのお店なら外国人の利用者が多くてスタッフも馴れているのではないか、という単純な理由からです。

中を覗くと・・・ お、あんまりお客さんいない。ラッキー♪ とお店に入ったのですが・・・

見えなかっただけ(笑)。スタッフ全員接客中でした。

仕方ないので番号札を取って待ちます。

おすすめしてくれたプリペイドSIMは2種類

10分ほど待ってようやく順番が来ました。接客してくれたのはこのショップの店長らしく、英語も堪能だったのでスムーズに話をすすめることができました。

台湾の滞在期間が9日間、ネットの利用がメインだけど一応通話もできた方がよい、という条件で4GのSIMを購入したいことを伝えると、下の300型と500型の2種類をすすめてくれました。

※画像は中華電信 emome HPより引用

簡単に説明するとそれぞれ以下ような内容です。
4G 300型(価格:300元)
 【基 本】データ量:180MB、通話:120元、有効期限:180日
 【おまけ】データ量:1048.8MB、通話(中華電信宛て):2000元、有効期限:30日
4G 500型(価格:500元)
 【基 本】データ量:300MB、通話:200元、有効期限:180日
 【おまけ】データ量:1952.8MB、通話(中華電信宛て):3000元、有効期限:30日

おまけ(正確には優惠贈送)というのがちょっと分かり難いかもしれませんが、例えば4G 300型であれば、要するに9日間の滞在中、基本とおまけを合算してデータ通信は約1.2GB分、通話は120元分、中華電信同士の通話であれば2000元分可能ということです。

多分1.2GBもあれば大丈夫だろう、ということで300型を購入することにしました。
結論から言うと300型で約7日間持ちました。ホテルやお店など無料Wi-Fiが使える場所ではできるだけWi-Fiを利用して、移動中などで主に地図アプリ、フェイスブック、ブラウザを利用するという使い方でした。もうちょっと節約すればなんとかなったかな・・・

途中で使いきってしまったので、その後別のデータ通信のプランを買い足しました。

購入の手続きについて

手続きに必要なものは
パスポート
パスポート以外の身分証明証(運転免許証など)
パスポートは当然持っているなずなので問題無いと思いますが、もう1つ身分証明証が必要です。このときは運転免許証を提示しました。一応、健康保険証でもよいか聞いてみたのですが、ちょっとよく分からないという回答。写真付きの身分証明証を持って行くのがよいと思います。

後は書類に必要事項を記入します。SIMの設定はお願いすればスタッフが行ってくれるのでネットに接続できることを確認しましょう。

このとき電話番号も確認して控えておくことをおすすめします。うっかり控えるのを忘れて、何かの手続きで電話番号を記入する必要があるときに、相手の携帯に電話して着信履歴から番号を確認してもらった、という経験が何回かあります・・・(笑)。

まとめ

空港で販売されている旅行者向けのプリペイドSIMも充分安いので、空港で購入することに特に問題はないと思いますが選択肢の1つとして参考にしていただければと思います。

中華電信のショップは下記のサイトから探すことができます。
※「縣市別」で台北市、台中市など都市を選択。「行政區」で大安区、松山区など区を選択。「搜尋」ボタンで検索。
参考:中華電信門市服務據點查詢(中華電信)

この記事で紹介した中華電信の商品などに関する情報は2017年3月時点のものです。今後、変更されることもあり得るので最新の情報を知りたい場合には下記のサイトで確認することをおすすめします。
参考:emome(中華電信)

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