海外旅行でスマホを使うならどのブランドがおすすめ？

2023年6月2日 2023年8月10日

海外旅行を機にスマホを乗り換えよう、と考えている人っているのではないでしょうか。SIMフリーのスマホを持っていればプリペイドSIMが使えるし、またWiFiルーターをレンタルするという方法もありますが「どうせなら国際ローミングが使える方がいい」と考える人もいるかもしれませんね。数年前までは利用料金が高かったのですが最近は各社とも低価格のプランも提供しています。

数年に1度海外旅行に行くか行かないか、というのであれば別ですが、年に2回、3回、しかも毎回違う国へ行く、となるとさすがに毎回WiFiルーターやプリペイドSIMを調達するのは煩わしいかもしれません。

というわけでここでは海外でのスマホ利用を考慮するとどのブランドがおすすめなのか？ を考えてみたいと思います。

●グループ旅行でおすすめのネット接続方法

●出発前の準備～到着後にすること

国際ローミングができるのは？

日本の主なスマホのブランドの内、海外で利用可能（国際ローミングサービスを提供している）なのは以下の通りです。
※音声通話は対象にしていません。

国際ローミング可能なブランド

ドコモ
au
ソフトバンク
楽天モバイル
ahamo
UQモバイル
povo
Y!mobile
LINEMO

上記を見て分かるように国際ローミングサービスを提供しているのはMNO（移動体通信事業者）と呼ばれる自前の回線網を有するドコモ、KDDI（au）、ソフトバンク、楽天モバイルの4社。また、これらのキャリアが手掛けるブランドのahamo、UQモバイル、povo、Y!mobile、LINEMOでも国際ローミングサービスを利用することができます。

その他の通信事業者（mineo、IIJmio、イオンモバイルなど）は海外で国際ローミングサービスを利用したデータ通信を行うことはできません。

そのため、海外旅行ではWiFiルーターをレンタルしたり、現地でプリペイドSIMを購入したりして対応する必要があります。

WiFiルーター/プリペイドSIMについて（台湾の場合）

各ブランドのプランを比較

各ブランドの国際ローミングサービスのプランの利用料金（1日あたり）と使用可能なデータ容量を一覧にまとめてみました。

通信事業者/プラン		料金/日	データ容量
ドコモ	世界そのままギガ	980円（※1）	国内の料金プランのデータ容量を利用
ドコモ	世界ギガし放題	最大2,980円	無制限
ahamo		なし	国内の料金プランのデータ容量を利用
au	世界データ定額	490円～980円	国内の料金プランのデータ容量を利用
au	海外ダブル定額	最大2,980円	無制限
UQモバイル	世界データ定額	490円～980円	国内の料金プランのデータ容量を利用
UQモバイル	海外ダブル定額	最大2,980円	無制限
povo		（※2）	（※2）
ソフトバンク	海外パケットし放題	最大2,980円	無制限
ソフトバンク	海外あんしん定額	980円	1GB
Y!mobile	海外パケットし放題	最大2,980円	無制限
Y!mobile	海外あんしん定額	980円	1GB
LINEMO	海外パケットし放題	最大2,980円	無制限
LINEMO	海外あんしん定額	980円	1GB
楽天モバイル		なし（※3）	2GB

※1 特定の国・地域では利用日数の長いプランの場合さらに安くなります。
※2 トッピング種別（オプション）によって異なる。例えば台湾で利用した場合、0.5GB・24時間・780円/1GB・3日間・1,480円など。
※3 國際ローミングサービス自体の利用に料金は発生しませんが、海外でのデータ通信量は従量課金制である国内の料金プランのデータ通信量に加算されます。