【新型コロナ】台湾における2月7日以降の自主防疫の緩和について(確定)

※2023年3月20日を以て水際対策(自主防疫)は撤廃されました。


現在台湾で実施されている入国者に対する「自主防疫(0+7)」のルールが本日2023年2月7日 0:00より一部変更(緩和)されました。ルール変更後の「自主防疫」について詳しく解説したいと思います。

なお、今後の状況次第で改めてルールが変更される可能性もあります。本記事は現時点での発表内容をもとに記載していますのでその点をご理解のうえ参考にしてください。

※本記事は2023年2月7日現在の情報をもとに記載しています。
※2023年2月22日更新

台湾入国の流れ

現在の台湾への入国~入国後の流れは以下のようになっています。

注意

・2023年2月28日をもって家庭用簡易抗原検査キットの無料配布を中止。

※2023年2月22日更新

入国時
  • 到着
  • 家庭用抗原検査キット配布
  • 入国前14日以内に感染の症状の疑いがある場合は申し出る
  • 入国審査
入国後
  • 入国日を0日目として7日目までは自主防疫のルールに従う
    ※必ずしも7日以上滞在する必要はなく7日以内に帰国することも可能

入国の手続きに関してはほぼ以前(コロナ前)と同様に戻っています。違う点は家庭用抗原検査キットの配布を行っていることぐらい。

なお、当初は家庭用抗原検査キットを手渡しで受け取っていましたが、現在はどうも所定の場所に置いてあるものを自分で取っていくという流れになっているようです(実際に見てないので伝聞による情報)。


入国後は入国日を0日目として7日目まで「自主防疫」のルールに従って行動します。

よく勘違いされがちなのですが、必ずしも7日間滞在しなければならないというわけではありません。7日以内に帰国してもOKです。

「7日以上もスケジュールが組めない」といった声をたまに聞くのですが、例えば2泊3日でも3泊4日でも全然問題ありません。

2月7日以降の自主防疫のルール

2023年2月7日以降の「自主防疫」のルールは以下の通り。

自主防疫のルール
  • 原則として1人1室(独立したトイレ・浴室付き)の条件を満たす個室を有する自宅、親族・友人宅、或いはホテルに滞在可能。
  • 重症化リスクの高い者(65歲以上、6歲以下、免疫不全及び免疫力が低下している者など)との接触は避ける。
  • 食事をする場合、レストラン内では1人、或いは特定の対象者と食事をすることができる。席を離れる場合、及び食事終了後はすぐにマスクを着用する。外出時に飲食する場合は一時的にマスクを着用しなくてもよいが飲食後はすぐにマスクを着用する。
  • 病院への付き添い、面会は禁止。緊急でない診療や検査は延期する。またケア施設(高齢者施設など)への訪問は避ける。
  • 症状がある場合は家庭用簡易抗原検査キットを使って自己検査を行う。
  • 自己検査で陽性の場合は自主防疫のガイドラインに従う。

画像は衛生福利部 Facebookページより引用

以前(2023年2月6日まで)と大きく変わった点は外出する際の条件が緩和されたことです。

これまでは外出する条件として家庭用抗原検査キットによる自己検査で陰性結果が求められていましたが、その条件がなくなっています。

自己検査は症状が有るときに行うこととされているので、無症状の場合は検査の必要なく外出することが可能です。つまり自主防疫期間であっても1度も検査しないということもあり得るということですね。

なお、検査のタイミングが変更されることに伴い、空港で配布される家庭用抗原検査キットの数も4回分から1回分に変更されています。1回分でもじゅうぶんだとは思いますがそれ以上の数を使用するのであれば市販の抗原検査キットを自分で購入する必要があります。

陽性となった場合の対処は今まで通り

自主防疫期間中の自己検査により陽性となった場合の対応はこれまでと変わりません。大まかな流れは以下の通り。

  • 指定の医療機関で診断を受ける。
  • ホテルは退去する必要あり。
  • 診断結果により5日間の隔離。

詳しくは下記記事を参考にしてください。

考察

これまで(2023年2月6日まで)は外出する為に検査による陰性結果が要求されていたので自主防疫期間中は抗原検査キットによる自己検査が実質的に必須の状態でした。

その為「無症状であっても陽性となった為に隔離」というリスクが大き過ぎて渡航を躊躇していた人が多いのではないかと思います。

今後は自主防疫期間中は「症状が有る場合」のみ検査をすればよいので、無症状の場合は検査の必要がなく上記のリスクは大幅に軽減されるでしょう。

依然として宿泊施設の条件(風呂、トイレが共有のホステルなどは不可)やマスク着用に関するルールなどは残っていますがこれまでよりずっと渡航しやすい状態になっていると思います。

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