【不老客家傳統麻糬】行天宮近くの行列の絶えないピーナッツ粉餅屋さん

台湾では「〇〇餅」という食べ物をよく目にするのですがこれは日本人がイメージするような「お餅」ではなくて「燒餅」とか「蔥油餅」みたいな、どちらかというとパンのような食べ物なんですよね。ではお餅はないのか? もちろんお餅もあるのですが日本でいう「お餅」はこちらでは「麻糬」と呼ばれています。ただこれがまた日本のものとは似てるようで微妙に違ったりするのでそのあたりの食文化の違いが見られてなかなか興味深いのです。というわけで今回は台北の行天宮近くで営業する麻糬の人気屋台「不老客家傳統麻糬」を紹介したいと思います。

不老客家傳統麻糬

いつも行列の人気屋台

不老客家傳統麻糬」は行天宮近くの路上にお店を出しているお餅やさんなのですがとにかくすごい人気。いつもこんな感じで行列ができています。このときはまだ少ない方じゃないかな。

というわけでさっそく行列に並びます。

味は全部で以下の6種類で1個10元、6種類が1個ずつ入った1パックが60元です。1人2パックまで購入できます。

  • 原味(プレーン)
  • 芝麻(黒ゴマ)
  • 紅豆(あずき)
  • 芋頭(タロイモ)
  • 椰香(ココナッツクリーム)
  • 花生(ピーナッツ)

お餅に黒ゴマやココナッツクリームなどを手際よく包んで手前にある大量の花生粉で塗します。きな粉に見えますが花生粉(ピーナッツ粉)なんですよ。

順番が来たら注文。全部入りなら「綜合(ゾンハー)」と言えばOK。英語で「ミックス」と言ってもたぶん通じると思います。

ココナッツクリームが美味しい!

というわけで全部入りを1パック購入です。

1パックに串が2本付いています。

一盒60元

けっこうな大きさのお餅が5つと細切れのお餅が数個入っています。細切れのは餡の入っていない原味(プレーン)です。どれもピーナッツ粉がたっぷりと塗されていますねー。

これは「芝麻(黒ゴマ)」。ゴマ餡かと思ったら粉状の黒ゴマがたっぷり入っていました。香ばしさと甘さが一体となって美味しい。餡よりこっちの方が好きです。

あんこ入りの「紅豆(あずき)」。これはもうあんこ餅といった感じで日本人には馴染みのある味。ただ見た目がきな粉餅みたいだけど塗してあるのはピーナッツ粉なのでそのギャップが面白いですね。

タロイモクリームが入った「芋頭(タロイモ)」。甘さ控えめでタロイモのほっこりした味がいいですねー。

こちらは「椰香(ココナッツクリーム)」。中に入っている黄色いクリームはココナッツクリームです。これは知らないと食べただけでは何なのか分からないかもしれないですね。ココナッツの風味がよくてこれがかなり美味しい。個人的には6種類の中では一番好きです。

ピーナッツ粉入りの「花生(ピーナッツ)」。中も外も花生粉というピーナッツづくしですね。

原味(プレーン)」はこんな風に小さくカットされています。

昔ながらのシンプルなお餅ですが芝麻、芋頭、椰香などは日本人にはあまり馴染みがないので面白いですね。行天宮に観光に来たら立ち寄ってみるといいですね。お餅の消費期限は当日なのでその日の内に食べてしまうようにしましょう。また夏季(7月~8月)は衛生上の理由で営業していないので注意です。

店舗情報

住所 台北市中山區松江路297巷1號
営業時間 11:00~18:00(夏季(7月~8月)は営業なし)
休日
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