台湾リピーターの中には現地でネット接続を行う為にプリペイドSIMを購入して利用している人もいると思います。SIMの有効期限内に再び台湾に行く場合はデータ通信のプランを購入すればそのまま何度でも使用できるので便利ですよね。ただ一定期間台湾へ行く予定が無いとそういうわけにもいきません。そんなときはSIMの残高に対してリチャージを行う(トップアップと言います)ことで有効期限を延長することができます。今回はバウチャーカードを使って遠傳電信のプリペイドSIMの有効期限を延長する方法を紹介します。
※空港で販売している旅行者向けのプリペイドSIMはリチャージして継続利用することはできません。
目次
バウチャーカードを使って残高をリチャージ
残高とは?
残高とはアカウント(プリペイドSIMの電話番号)にストックされている金額のことで基本的に通話に適用されます。またこの金額を利用してインターネットに接続する為のデータ通信のプランを購入することも可能です。
バウチャーカードとは?
残高対してリチャージを行うには遠傳電信の実店舗を訪れる、遠傳電信の公式アプリやWebサイトから行う、などの方法があります。またコンビニでも購入することが可能です。
それ以外にも下の写真のようなバウチャーカードを購入して残高をリチャージすることができるのです。裏面がスクラッチになっていて、スクラッチを削ってそこに書かれている番号を使用することで額面の金額が充当されます。
リチャージすることで有効期限が延びる
残高に対してリチャージを行うことでSIMの有効期限がリチャージした日から半年後(*¹)へと更新されます。
遠傳電信のプリペイドSIMは有効期限が半年(※1)なのですがその間に台湾へ行く予定が無く、そのまま放置しておくと有効期限切れになってしまいますね。
そういうときに残高にリチャージを行うことでアカウントにお金をストックしつつ有効期限を延長することができます。そして将来台湾へ行くというときに残高を利用してデータ通信のプランを購入できるというわけです。
※1
遠傳電信のプリペイドSIMの有効期限について 遠傳電信はプリペイドSIMの有効期限が半年とされています。実際にリチャージしたところ有効期限は186日延びました。
リチャージの手順
バウチャーカードの14桁の数字を入手
今回はこの額面150NTDのバウチャーカードを使用。裏面にスクラッチ部分があります。
スクラッチを削ると14桁の数字が書かれています。後の手順でこの14桁を数字を使用します。
専用ダイヤルに電話する
バウチャーカードを使用する場合、中華電信や台湾大哥大はアプリやWEBサイトからバウチャーカードの数字を入力することでリチャージできるのですが、遠傳電信は専用ダイヤルに電話してリチャージする方法しかありません。
そこで今回は遠傳電信の専用ダイヤルに電話してリチャージする手順を説明します。
1.専用ダイヤルに電話する
遠傳電信の専用ダイヤルの電話番号は「777」です。台湾国内から遠傳電信のプリペイドSIMを使用したスマートフォンを使て電話する場合は単純に「777」にダイヤルします。
日本から電話する場合は「0936-000-777」に対して国際電話をすることになるので具体的には下記のようになります。
(ダイヤルの例)
キャリア | ダイヤル |
ソフトバンク | +886-936-000-777 |
ドコモ | +886-936-000-777 |
au | 010-886-936-000-777 |
「886」の前は電話会社によって異なるので確認しましょう。
「886」は台湾の国番号
「0936-000-777」は先頭の0を削除して「936-000-777」となります。
2.自動音声に沿って入力
下記のように自動音声のガイダンスに従って入力します。
手順 | 自動音声のガイダンス | 入力内容 |
1 | 電話番号を入力するよう指示 | 使用しているプリペイドSIMの電話番号を入力 |
2 | 言語を選択 | 英語は「1」 |
3 | 処理を選択 | リチャージは「1」 |
4 | 14桁の数字+「#」を入力するよう指示 | (例)「12345678901234#」 |
5 | 入力した数字を復唱 | OKであれば「1」 |
リチャージ前・後の状態を比較
遠傳電信の公式アプリ「遠傳行動客服」を利用してリチャージ前後のアカウントの状態を比較してみます。アプリの登録については以下の記事を参照してください。
【左:リチャージ前、右:リチャージ後】
有効期限(門號有效日期)がリチャージを行った日(2017年7月16日)から186日後の2018/01/18に更新されています。
また残高(儲值金餘額)が0元➡150元と充当した150元分増加しているのが分かりますね。
まとめ
遠傳電信もアプリやWEBサイトからリチャージできるのですが、どうも台湾国外のクレジットカードでは利用ができないようです(何度やっても無理でした)。
なので日本からリチャージをする場合はこのようにバウチャーカードを使って電話をしてリチャージするしかなさそうです。うーん、ちょっと不便ですね。なんとかしてくれないかな・・・
ともかく全く手段が無いわけではないのでもし遠傳電信を利用している人がいたら参考にしてください。国際電話の料金のことを考えるとSkypeを使うのがよさそうですね。