台湾を何度も訪れているリピーターの中には、現地でプリペイドSIMを購入して使い続けている人もいるのではないでしょうか。SIMカードの有効期限内であれば、データ通信のプランを購入して何度でも利用できるので便利ですね。ただし、一定期間台湾へ行く予定が無いと有効期限切れで使用不可となってしまいます。そんなときはSIMカードの残高に対してリチャージ(トップアップ)を行って有効期限を延長しておくのがおすすめ。今回はバウチャーカードを使って台湾大哥大のプリペイドSIMをリチャージする方法を紹介します。
※空港で販売している旅行者向けのプリペイドSIMはリチャージして継続利用することはできません。
目次
プリペイドSIMのリチャージとは
リチャージとは直訳すると「充電する」とか「元気を取り戻す」といった意味があります。プリペイドSIMにおけるリチャージとは、利用できる通話料やデータ通信量を使い切っても、必要な料金を支払うことにより再び通話、データ通信可能とすることを指しています。
バウチャーカード(OK卡)を使ってリチャージ
リチャージには大きく分けて以下の2種類があります。
- プリペイドSIMの残高(※1)に対して充当する。
- データ通信のプラン(商品)(※2)を購入する。
今回は台湾大哥大のバウチャーカード(OK卡)を使って「1. プリペイドSIMの残高に対して充当する」の方法でリチャージする手順を解説します。
※1
台湾大哥大の場合預付卡餘額(中国語で餘額は残高)と表示され、この金額からプラン(商品)を購入することができます。
※2
プラン(商品)には大きく分けて計日型、計量型の2種類あります。計日型は3日間使い放題、5日間間使い放題といった数日間データ通信が無制限のプラン。計量型は1.2GB、2.2GBといった利用可能なデータ通信量が決められたプラン。
残高充当のメリット
残高に対してリチャージを行うと、残高が増えると共にSIMの有効期限がリチャージした日から185日後へ延長されます。
プリペイドSIMは元々購入したときから有効期限が185日あるのですが当分台湾へ行く予定が無い場合など、そのまま放置しておくと有効期限を過ぎて無効になってしまいますね。
プランを購入しても有効期限は延長されるのですが、台湾へ行く予定が無ければ使わずじまいになってしまい勿体ないですよね(※3)。
そういうときは残高にだけリチャージして有効期限を延長しておき、いざ台湾へ行くというときに残高から料金を支払ってプランを購入すればよいというわけです。
つまり残高に対するリチャージはプランを購入することなく有効期限を延長することが出来るのでお金を無駄に使うことがないというメリットがあるのです。
※3
計日型は当然3日間、5日間と利用可能な期間が限定されていますが、計量型にも一応60日間など有効期限が設けられているのです。
バウチャーカード(OK卡)が必要
リチャージには儲值卡と呼ばれるバウチャーカードが必要です。台湾大哥大のバウチャーカードはOK卡という名前で売られています。
売っている場所がなかなか見つけられないのですが・・・ これは台北地下街(Y区と呼ばれるところ)のお店で買ったものです。
裏面のスクラッチ部分を削ると14桁の番号が書いてあり、この番号を使ってリチャージを行うのです。
残高、有効期限を確認する
プリペイドSIMを購入して台湾滞在中に会員登録を行っていれば自分のSIMの残高等確認することができます。
滞在中にうっかり会員登録するのを忘れた! という場合でもオンラインでプランを購入するページから残高を確認することができるのでその方法を説明します。
〇オンラインリチャージ用のクイックログインページへ
下記の台湾大哥大のHPからクイックログインを行います。
参考:リチャージ用クイックログインページ(台湾大哥大)
〇必要な項目を入力します
下の方へスクロールすると我要快速登入というクイックログインがあります。
手機號碼:プリペイドSIMの電話番号
身分證號:パスポート番号
驗證碼:入力エリアの下の4桁の数字
〇ログインを実行します
登入ボタンをクリックします。
〇残高を確認します
ログインするとプラン購入のページに移動し、一番上に残高など現在のプリペイドSIMの状態が表示されています。もちろん残高を確認するだけで実際にプランを購入する必要はありません。
プリペイドSIMの現在の状態が確認できます。
門號はプリペイドSIMの電話番号、門號效期はSIMの有効期限、贈送通話費は現在利用可能な通話料、預付卡餘額というのが残高を表しています。
このプリペイドSIMの現在(リチャージ前)の状態は残高がは0元、有効期限は2017/05/04となっています。データ通信は全て使い切っている状態です。
リチャージの手順
バウチャーカードを使ってリチャージを行う方法は電話(自動音声)とオンラインがあり、いずれも日本で行うことが可能です。今回は簡単なオンラインでのリチャージ方法を説明します。
〇バウチャーカードによるリチャージ専用ページへ
下記の台湾大哥大のHPからリチャージを行います。
参考:バウチャーカードによるリチャージ専用ページ(台湾大哥大)
〇必要な項目を入力します
請輸入您的預付卡門號:プリペイドSIMの電話番号
請輸入您的14位儲值卡密碼:バウチャーカードの裏のスクラッチを削ると現れる14桁の数字
請輸入驗證碼:入力エリアの右の4桁の数字
〇リチャージを実行します
確認儲值ボタンをクリックします。
確認メッセージが表示されます。電話番号と14桁の数字に間違いがないことを確認して確認ボタンをクリックします。
儲值成功と表示されればリチャージが完了です。
会員登録していれば查詢預付卡のボタンを押すことで残高の確認ができますが、会員登録していない場合は先で説明したクイックログインから残高を確認しましょう。
リチャージ前後の残高、有効期限の比較
リチャージ前後の残高、有効期限を比較すると残高が0元➡150元、有効期限が2017/05/04➡2017/10/05と更新されているのが分かります。
リチャージを行ったのは4月3日なので185日後の10月5日が新しい有効期限というわけですね。
■リチャージ前
■リチャージ後
まとめ
プリペイドSIMをキープしていれば渡航前にプランを購入できたり、渡航直後に空港からの移動時間を利用してプランを購入したりと、時間を節約することが出来ます。台湾リピーターにとっては台湾へ行くたびにプリペイドSIMを購入する必要がなくなるので便利です。
この方法を使えばしばらく台湾へ行く予定がなくても1度購入したプリペイドSIMをずっと維持し続けることが出来るので参考にしていただければ幸いです。