桃園MRT空港線で台北から桃園空港に行く方法

台湾を訪れるほとんどの観光客がお世話になっているであろう桃園国際空港。もちろん帰国の際もこの空港から帰路に就くわけですが、台北市内から桃園国際空港への移動を行うケースが最も多いのではないでしょうか。主な移動方法はリムジンバス、または桃園MRT(桃園メトロ)の2種類。帰国時はやはり飛行機の時間が決まっているので、渋滞の影響を受けない桃園MRT(桃園メトロ)を利用するのが安心です。というわけで今回は桃園MRT(桃園メトロ)で台北から桃園国際空港へ移動する方法を紹介したいと思います。

台北駅から桃園空港へ

桃園MRT台北駅(A1:台北車站)の場所

桃園MRTの台北駅の位置は台鉄(台湾鉄路)の台北駅のやや西側の位置にあります。台北MRTの北門駅と台北駅のちょうど真ん中ほどの位置でしょうか。いずれの駅からも数分歩いて行く必要があります。

「台鉄台北駅と同じ場所」というイメージを持っていると、駅に着くまでに思わぬ時間がかかってしまって電車に乗り遅れてしまう、ということになりかねないので注意しましょう。

※画像は桃園捷運公司FBより引用

上のフロアマップでは台北MRTの淡水信義線、板南線の台北駅、松山新店線の北門駅からのルートが示されています。この他台北地下街のY区からもアクセスすることができますし、もちろん地上からも駅へ入ることができます。

下の写真は台北地下街のY区からの入口。台北地下街Y区は市民大道の地下にあり、東の中山北路辺りからY1、Y2・・・と西の塔城街辺りのY28まで出口が割り振られていて、桃園MRTへの入口はY12出口付近に1つあります。駅構内にあるマップを見ると他にも入口があるようです。

桃園MRTの台北駅は地下3階から構成されていて、最下層の地下3階がプラットフォームレベル、地下2階がコンコースレベル、地下1階がチェックインレベル、そして半地下1階がブリッジレベルとなっています。

B1Mと呼ばれる半地下1階は台鉄や淡水信義線、板南線の台北駅から地下を通ってアクセスしたときに到着する場所ですね。ここからB1地下1階のチェックインレベルに降りていく流れです。

ここがB1M、半地下1階。台鉄の台北駅方面から地下を通ってアクセスするとここへ出ます。ここから一旦B1、地下1階へ。

B1、地下1階からそのままB2、地下2階へ降りずに階段を迂回して先へ進むとチェックインエリアに出ます。今のところ台北駅でのチェックインが可能な航空会社はチャイナエアライン(中華航空)、エバー航空(長栄航空)、マンダリン航空(華信航空)、ユニー航空(立栄航空)の4社です。

桃園MRTの乗車方法

B2、地下2階コンコースレベルの改札(B1、地下1階のチェックインエリアの近くにも改札があります)。もちろん悠遊卡(悠遊カード)で通ることができます。

この改札を通って右側の1、2番ホームが直達車(一部駅のみ停車:A14機場第三航廈站(現時点ではA13機場第二航廈站まで))用、左側の3、4番ホームが普通車(各駅停車、A23:中壢車站(現時点ではA21環北站まで)まで)用です。空港へ行くなら1、2番ホームの直達車に乗りましょう。

悠遊カードが使えるので改札を通るときにセンサーにカードを翳せばOK。

ここを降りて行くと直達車のホーム。

後は乗るだけ。A1:台北車站を出発した後の直達車の停車駅は以下。
A3:新北產業園區站
A8:長庚醫院站
A12:機場第一航廈站(第1ターミナル)
A13:機場第二航廈站(第2ターミナル)
A14:機場第三航廈站(第3ターミナル)(現時点では未オープン)

実際乗ってみてA1:台北車站からの所要時間は、A12:機場第一航廈站(第1ターミナル)までが約35分、A13:機場第二航廈站(第2ターミナル)までが38分と、ほぼ発表されている通りでした。ただ途中、随分スピードが遅いな・・・と感じるところがあったのですが、カーブなどの影響でしょうか。念の為、余裕をもって乗車するのが良いと思います。

まとめ

台湾到着時、台北市内へ移動する際は桃園MRT、リムジンバスのどちらもアリかな、という印象ですが、帰国時はやはり「時間の読める」桃園MRTの方が安心感がありますね。

下記記事も参考にしてください。

台北~桃園国際空港

桃園国際空港~台北

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