![【百里香牛肉麵】珍しい営業スタイルを貫く台中の老舗牛肉麺店](https://taiwan-wind.com/wp-content/uploads/2024/10/202401110100-01.jpg)
台中の「百里香牛肉麵」をご存知でしょうか? 地元ではかなり人気のある牛肉麵店なのですが台中以外、まして日本ではほとんど知られていないような気がします。お店の場所は「金典綠園道商場」のすぐ近くという好立地。なのになぜ? 調べてみると「あ~そういうことか・・・」と納得。ちょっと独特の営業スタイルのお店なのでした。
百里香牛肉麵
食べるには二度来店する必要あり
台中の「百里香牛肉麵」にやって来ました。営業は午後5時半からなのですが現在午後3時半過ぎ。なぜこの時間に来たかというと事前に注文するためです。
実はこちらのお店、人気店ゆえに独特の営業スタイルを行っています。開店前の午後3時から注文を受け付けているのです。そし事前に注文した人はその日の営業時間中にお店へ行けばOK。席が空いていればすぐ食べられるし満席なら待つ必要があります。注文したタイミングは関係なく特に順番はありません。
行列ができて長い時間店頭で待たなければならない、という状況を回避するためにこの方法を採用しているんだそうです。
というわけで店内にはまだ誰もいません。
オーダーシートがあるのでこちらに記入しましょう。青い方が內用(イートイン)用、赤い方が外帶(テイクアウト)用のお願いです。
記入したら店員さんに渡して一旦お店を離れます。
さて、夕方6時前ごろに再びお店にやって来ました。店員さんに事前に注文している旨を伝えると席に着くよう促されます。
お客さんはまだ誰もいません。しばらくの間自分達以外の客は誰も来なかったんですよ。で、当然席はガラガラなのでそれを見てお店に寄ろうとする通りがかりの人が何人かいたのですが、お店側は片っ端から入店を断ってるんですよ。たぶん事前注文ですでにいっぱいだったからだと思うのですが、ガラガラなのにお店には入れないという異様な状況。事前注文してる人は何時に来るか分からないのにあまりの潔さに感心してしまいましたね。
ちょっと珍しい炒牛肉麵
さて、注文した料理が揃いました。ちなみに注文したときは「牛肉麵・大」を選んでいたのですが、来店時に店員さんから「大は止めといた方がいい」と諭されて小にしました。ボリュームが半端ではないのは知っていましたがまさかお店側から止めとけと言われるとは(笑)。いろいろ面白い。
炒牛肉麵・小(120元)、牛肉麵・小(110元)、豆包一塊(10元)、紅燒肉一份(50元)、雞捲一份(50元)
箸やレンゲはこちらから。
調味料類はこちら。
牛肉麵には欠かせない酸菜があるので取っていきましょう。
小菜のメニューから選んだ「豆包」「紅燒肉」「雞捲」。
やっぱり「紅燒肉」がウマい。個人的に一番好きですね。
大から小に変えた「牛肉麵」。確かにこれでもじゅうぶん通常サイズくらいのボリュームがあります。
ほどよいサイズの牛肉。ほろほろに柔らかく煮込まれています。
麵は細麺を使用。いわゆるコシはなく日本の麺料理にくらべると柔らかい状態。台湾ではこのくらいの食感の麺がわりと普通みたいなんですよね。
大きな大根がゴロっと入っています。ちょっと珍しいかな?
初めて食べる「炒牛肉麵」。というか他で売っているお店を見たことがないですね。このお店のオリジナルでしょうか。炒めた牛肉とタマネギがのっているのが最大の特徴ですね~。別にスープが付いていることから汁なし麺的な部類だと思うのですがほぼスープ有りかと思うほど煮汁?が入っています。
こちらが付属のスープ。
通常の「牛肉麵」と同じように大きな大根入り。
スープ(実際にはそうではないが)は牛肉の旨味が凝縮されて旨い。
文字通り野菜炒めのような牛肉とタマネギです。これも牛肉麵、というとあまりに違い過ぎてちょっと比べるのが難しいですがこれはこれで美味しい。
こちらも細麺でやはり食感は柔らか目です。慣れるとあまり気にならないのですが日本人的に初めて食べるとちょっとこの柔らかさには違和感があるかもしれませんね。
ふと気づくと、だんだんとお客さんの数が増えてきてました。厨房を見るとオーダーシートがたくさん並んでいます。わりとみんな来店するのが遅いですよね(笑)。
食べる為には二度来店する必要があるのですがなかなか興味深いお店です。「金典綠園道商場」のすぐ近くなのでアクセスはよいですよ。
店舗情報
住所 | 台中市西區中美街607號 |
営業時間 | 17:30~20:30 |
休日 | 月 |