
豚の大腸の皮にもち米をピーナッツなどの具材とともに詰めて蒸し上げた料理、といえば「糯米腸」を思い出すでしょう。食べたことがある人なら分かる。ところが基隆に行くとこれが「大腸圈」と呼ばれる。そして基隆人に言わせると名前が違うだけでなく糯米腸とはちょっと違うとのこと・・・
基隆孝三大腸圈
有名店から分かれた2店のうちの1つ
台鉄基隆駅近くの孝三路99巷という路地。Googleマップのストリートビューにもありません。そんな路地裏で営業しているのが「基隆孝三大腸圈」。こんな分かり難い場所ながら基隆でも屈指の人気店なのです。
このお店はかつて存在した人気店「孝三路三兄弟」から分かれた2店のうちの1つ。もう1店はすぐ近くの「基隆菊姐大腸圈」というお店で、それぞれの店主は以前「孝三路三兄弟」でいっしょに働いていたらしいのです。
蒸し上がった大腸圈を手早く切ってテイクアウト用のパックに詰めていきます。そしてそれが飛ぶように売れていきます。
店内もお客さんでいっぱい。午後3時過ぎという中途半端な時間なのでそれほど混んでないだろう、という予想が外れてこの状態ですよ。すごいね。
「內用請填單」と書かれているのでオーダーシートに記入するパターンかな。
入口にオーダーシートが置いてありました。
オーダーシートとペンをもらって空いてる席へ。
食べたいものに数量を書き込み內用桌號(テーブル番号)を記入したら店員さんに渡します。
テーブルにあるQRコードを読み取って注文することもできるようです。最近このタイプの注文方法を採用するお店が増えていますがこういう老舗でもやってるのか。
注文・清算を済ませます。
席に座って待っていると店員さんが奥から呼ぶので行ってみると・・・
大腸圈用のタレがセルフサービスになっているようです。「大辣」「小辣」「不辣」という表記が分かりやすい。
というわけで小辣の甜辣醬と不辣の醬油膏を取ってきました。大辣の生辣椒醬油は辛さが怖いのでパス。
粒が明瞭でピーナッツはなし
定番の大腸圈と豬血湯はもちろん注文。そして肝連と碳烤吉古拉(薄)もいただきました。
大腸圈(60元)、肝連(60元)、碳烤吉古拉(薄)(30元)、豬血湯(30元)
豚の血入りのスープ「豬血湯」。
今更ながらですがこの豬の血を固めたもの、独特の食感がありますよね。プリンでもないしゼリーでもないし、また豆腐とも違う、なんというか不思議な食感です。
スープはニラと沙茶の風味がよいですね。
メインの大腸圈、肝連、吉古拉も食べてみましょう。
まずは大腸圈。
不辣の醬油膏につけていただきます。糯米腸は台湾で何度も食べたことがあるのですが、もち米がベタっとしていることがあるんですよね。そもそもそういうものなのだろう、とも思っていたのですが確かにこれは粒がわりと明瞭で食感がよいですね。そして糯米腸ではよく見るピーナッツは入っていません。あった方がよいのかどうかというのは別としてこれの大腸圈の特徴の1つらしいのです。
続いて小辣の甜辣醬をつけてみます。甜辣醬くらいなら辛いのが苦手な自分でもいけますね。つける量を間違えなければほどよいピリ辛加減で美味しい。
基隆といえば吉古拉(ちくわ)。メニューには「吉古拉(厚)」と「碳烤吉古拉(薄)」に2種類があったので後者の方にしてみました。もう見た目も味も日本のちくわですね。
肝連は豚の横隔膜(ハラミ)。麵店の小菜リストでよく見かけますがこれがジューシーで旨味があって美味しいのでよく注文します。
お店はずっとこんな調子で忙しそうでした。もう1軒の「基隆菊姐大腸圈」と食べ比べしてみるのも面白いかもしれませんね。
店舗情報
| 住所 | 基隆市孝三路99巷3號 |
| 営業時間 | 10:00〜18:00、日10:00〜17:30 |
| 休日 | 月 |







