台南の名物の1つである鱔魚(田ウナギ)。我々の良く知る、いわゆるウナギとは違って田や沼に生息し、大きさも40㎝程度だそうです。日本では食材として殆ど馴染みがありませんね。台湾でも台北ではそれほど見かけませんが、ここ台南では鱔魚料理を扱うお店がたくさんあります。見かけはちょっと食欲をそそる感じではないのですが、これが激ウマなのです。今回は永楽市場近くにある鱔魚料理のお店を紹介します。
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黃記鱔魚意麵
近くに永楽市場、水仙宮市場がある小吃店密集地
黃記鱔魚意麵は民權路と國華街の交差点にあり、お店のすぐ近くには國華街沿いに永楽市場、民權路沿いに水仙宮市場と台南でも有名な2つの市場があります。市場内や周辺にはたくさんの飲食店があり、美味しい小吃目当ての観光客や地元の人々で溢れていて非常に活気があります。
夜10時を回っていますがお客さんでいっぱいです。まだまだ次々とやって来ます。これだけ人気があるのですが、あまり日本の雑誌などで紹介されているのは見たことがないですね。永楽市場に超有名な店が3軒(刈包、碗粿、春捲)あるのですが、そちらばかり集中してるのでしょうか?
よく見ると2店舗が同じ場所で営業
お店をよく見てみると、調理場が2つあります。メニューもそれぞれ別のようだし・・・ どうやらここは2店舗が同じスペースで営業しているようですね。席も共用みたいで、両方から注文して食べているお客さんもいます。パッと見た感じ何がどうなってるのか分かり難いですよね。これが日本人観光客に二の足を踏ませてるのでしょうか(笑)? 因みにもう1つのお店は水仙宮米糕という米糕専門の小吃店です。
メニューも2店舗分並べられています。
ほぼ地元客でいっぱいのローカルな雰囲気
観光客っぽいお客さんはほとんどいなくて、地元の人と思われるお客さんが遅い晩御飯を食べに来たといった感じでローカル感に溢れています。
席を確保してから注文を済ませます。待ってる間調理している様子を眺めてました。ほぼ満席状態なので調理場も活気があって凄く忙しそう。目の前にある大量の麺が手際よく次々と調理されていきます。
乾炒鱔魚意麵がすごく美味しい!
乾炒鱔魚意麵(90元)、鱔魚湯(110元)
店名にもなっている乾炒鱔魚意麵。意麵もまた台南の名物料理の1つ。細い平打ちのちぢれ麺で、街中でよく意麵の看板を見かけます。乾炒鱔魚意麵は鱔魚と合わせた汁無しの焼きそばのような見た目ですが、これがすごく旨い! 意麺は何度か食べたことがありますが、これはその中でも特に美味しいです。鱔魚自体は驚くほど美味しいという訳では無いのですが(美味しいことは美味しいのです(笑))・・・ 鱔魚からいい出汁がでて麺が美味しくなったんでしょうか。
鱔魚湯はその名の通り鱔魚が入ったスープ。100元というそこそこの値段だけあって鱔魚がこれでもかというほど入っていました。やや甘い醤油味のようなスープでコクもあって日本人好みだと思いますよ。結構ボリュームあるので2人くらいでちょうどよいですね。
日本人には馴染みがなくて、調理前はちょっとグロテスクな見た目だったりするので食わず嫌いの人もいるかもしれませんが、これほんとに美味しいんですよ。機会があればぜひ食べてみてくださいね。
店舗情報
住所 | 台南市中西區民權路三段44、46號 |
営業時間 | 16:00〜0:00 |
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