2020年の春頃から2022年の秋頃までは台湾に渡航できなかったわけですがこの間も新しいお店は次々と誕生し、そして同じように営業を終了するお店も多数あったのです。実際に行ってないのでこの期間に出てきたお店をなかなかうまく把握できてないんですよね。2023年以降になってこの課題をようやく少しずつ解消しています。今回はそんなお店の一つを紹介したいと思います。
kikumo 菊も(Kikumo Specialty Coffee)
小さいけど存在感あり
台北市中山區のコーヒースタンド「kikumo 菊も」に行ってきました。場所は長春路から中原街に入って最初の交差点。MRT松江南京駅からだと歩いて10分ほど、MRT行天宮駅からだと歩いて15分弱といったところでしょうか。
小さなお店ですが古いビルが立ち並ぶ殺風景な中、黒枠に囲まれた前面ガラス張りの姿がかなり目立っていて、道行く人が一瞬足を止めて「何の店なのか?」と覗き込んでいる様子を何度か見かけました。
ほぼカウンターで占められる小さなお店なのでテイクアウトがメインなのですが、わずかながら席も用意されているのでイートインも可能です。
店名は明らかに「菊」を日本語読みしているので気になって理由を聞いてみたのですがオーナー祖父の名前と関係があるようなことを言ってましたね。
店内の一角ではオリジナルのコーヒー豆を販売していました。
これは以前「松山文創園區」で購入した「滷肉飯」という本ですね。けっこういろんなお店で見かけます。
さて、こちらがメニュー。
手書きでスイーツメニューがあるのですが「肉鬆巴斯克」というのが気になる!
肉鬆とチーズケーキの相性は・・・
というわけで気になった「肉鬆巴斯克」を注文。コーヒーは「LEMON ICED COFFEE 檸檬冰咖啡」をいただきました。
LEMON ICED COFFEE 檸檬冰咖啡(160元)、肉鬆巴斯克(160元)
コーヒーにレモンジュースを合わせたものはよく「西西里咖啡」という名前で売られているのを見かけますが同じものなのかな? レモンの爽やかな風味とすっきりとしたのど越しが暑い日には最適です。
さてこちらが「肉鬆巴斯克」。つまり肉鬆バスクチーズケーキです。ほんとにチーズケーキに肉鬆がのってる・・・ ちなみに肉鬆とは豚肉をフワフワの糸状になるまで炒めたものです。日本でいうでんぶに似た食べ物です。
チーズケーキにお肉というのはどうなのか・・・ しかしこれが意外によく合う。お肉といっても肉鬆はやや甘味があるし、そのフワフワとした状態からすでにお菓子感覚で食べれるんですよね。チーズケーキに合わせると甘じょっぱくてなかなか美味しい。台湾らしい面白い組み合わせのスイーツですね~。
わりと新しいお店なのかと思ったら2020年の秋頃オープンしているようなのでそろそろ5年目に入ったあたりですね。堅実に営業を続ける良店。近くに来た際はぜひ立ち寄ってみてください。
店舗情報
住所 | 台北市中山區中原街4號 |
営業時間 | 月~金8:00~17:00、土日10:00~17:00 |
休日 | |
リンク | kikumo.taipei |