台湾にも「蜂大咖啡」「華泰咖啡」「中非咖啡」「南美咖啡」「蜜蜂咖啡」「小堤咖啡」といった昔ながらの喫茶店がありますがその数は決して多くありません。それだけに実に貴重な存在だと言えるのではないかと思います。台北の「喜蕾咖啡專門店」もそんな老舗喫茶店の1つなのですが、今年(2022年)の12月に閉店するというニュースを先日目にしてショックを受けました。時間もないしもう行けないだろう、と思って諦めていましたが運よく渡航するチャンスに恵まれ閉店前に訪問することができました。
※「喜蕾咖啡專門店」は閉店しました。
喜蕾咖啡專門店
民國71年(1982年)創業
「喜蕾咖啡專門店」は台北の中山駅近くにある喫茶店。駅から歩いて10分ほどの長春路沿いにお店があります。パイナップルケーキで有名なお茶屋さん「一番屋」がある場所の一本北の通りですね。
創業は民國71年(1982年)なので今年でちょうど40年目ということになりますね。その40年の節目に閉店することになるとはなんとも残念。
こういった雰囲気を残している喫茶店って台湾ではなかなか見ないんですよね。
オーナーがそろそろ退休したいということらしいのですが、後にはどんなお店(お店とは限りませんが)ができるのでしょうか。
メニューです。モーニングを食べたかったのですがもうやってないみたいですね。
こちらはドリンク類。「曼巴咖啡」「冰淇淋蘇打」「水果聖代」など気になるメニューがたくさん。まだ何度も来れればな~、と悔やまれますがまあ仕方ありません。
文章
サンドイッチとブレンドコーヒー
注文したのは「總匯三明治」と「特調咖啡」。
總匯三明治(100元)、特調咖啡(130元)
台湾には本格的な自家焙煎のカフェがたくさんあるのですが、こちらのコーヒーは昔ながらのやや苦いの効いた味。雰囲気だけでなくコーヒーの味も日本の古い喫茶店を思わせます。
フードメニューはどれか1つを選べと言われたらやっぱりこの「總匯三明治」。「總匯」とは「まとめ」とか「集合」という意味。英語で「Club Sandwich」と書かれていますが、全部入りとかミックスサンドといったイメージでしょうか。
分かりづらいのですが串が刺さっているので食べる時に注意。
このボリューム。分厚くて食べ方が難しいですね。キュウリ、トマト、玉子、ハムなど盛りだくさんで4切れ食べたらお腹いっぱいになりました。
台湾の飲食店は開店も閉店も実に動きが激しいのですが、こういう老舗はなくなってしまうともう増えることは二度とないですからね。残念ですがしかし閉店前に訪れることができたのは幸運でした。
店舗情報
住所 | 台北市中山區長春路21號 |
営業時間 | 7:00~15:30 |
休日 |