台湾で朝ごはんといったらどんなイメージでしょうか? 豆乳に揚げパン、蛋餅、肉包といったところがよく知られているかもしれませんね。他にもお粥や小籠包など美味しいそうなものがたくさん。でも意外なところではサンドイッチやハンバーガーなども昔からよく食べられていて一般的なんですよ。早朝に街を歩くと朝ごはんにちょうどよい軽めのサンドイッチやハンバーガーを売っているお店をよく見かけます。最近では若い人がちょっと独自のアレンジを加えたメニューでお店をオープンしたりとバリエーションも増えています。今回はそんなオリジナル色の強いお店の中から西門町にある山文治を紹介します。
山文治
レトロな雰囲気の街にあるサンドイッチ店
MRT西門駅を出て成都路を少し歩くと西寧南路という通りに出ます。ここを右へ行くとバーやKTV、映画館などがある若者の街といった雰囲気ですが、左へ行くと古いビルが立ち並ぶ、どことなく下町っぽい雰囲気の通りとなっています。
山文治はそんな古い建物が並ぶレトロな雰囲気の中にあるちょっとお洒落なサンドイッチ専門店です。
昔ながらの店構えの店舗が並ぶ中ここだけ小ぎれいな外観で目立っています。
店に入ると左手にカウンター席、右手にテーブル席が並んでいます。小さなお店ですが結構席数がありますね。
台湾ではサンドイッチのことを三明治といいますが、香港では三文治と呼ばれています。たぶん店名の山文治というのはそれを意識しているんじゃないかと思います。
メニューです。サンドイッチは大きく分けて吃元氣、吃經典、吃甜甜の3つに分類されてます。
吃元氣というのは山文治のオリジナルサンドイッチですね。ボリュームがあって食べ応えのあるメニューが揃ってます。値段もやや高めですね。吃經典は台湾のクラシックなサンドイッチ。お肉と卵焼きを挟んだものや玉子サラダなど台湾の昔ながらのサンドイッチメニューですね。吃甜甜はイチゴやバナナといったフルーツ、ピーナッツバターなどを使った甘い系のサンドイッチです。
たっぷり肉鬆とチーズ、卵のサンドイッチ
吃元氣から肉鬆のサンドイッチとミルクティーを注文しました。
肉鬆というのは豚肉のデンブのことです。乾燥させた豚肉をほぐしてふんわりさせたフレーク状の食材で台湾式おにぎりやパンに使われたりします。その肉鬆をどっさりと具に使った山文治オリジナルのサンドイッチです。
山文治で使っている肉鬆は源味香肉鬆舖という龍山寺の近くにある老舗のものだそうですよ。豚肉の旨みがギュッと凝縮された肉鬆、これが意外とパンによく合うんですよね。チーズ、玉子焼きと味のバランスもよく美味しい。
文治 肉鬆起司蛋(肉鬆、チーズ、玉子焼きのサンドイッチ)(50元)
古早味乃茶、つまり昔ながらのミルクティーということですね。「奶茶」ではなく「乃茶」と言ってるのがのがちょっと面白い。
古早味乃茶(35元)
東区や永康街にありそうな雰囲気のお店ですがこういうレトロな雰囲気の街にあるとちょっと新鮮ですね。昔ながらのサンドイッチをちょっとお洒落にアレンジして見た目にもかわいくて、もちろん味も美味しくおすすめです。
店舗情報
住所 | 台北市萬華區西寧南路189號 |
営業時間 | 7:00〜14:30 |
休日 | |
FB | 山文治 |