【水曜日洋菓子工房】東京でお菓子作りを学んだ店主が開いたスイーツ店

台中は「芸術の街」などと言われたりします。最も代表的な国立台湾美術館をはじめ、最近ようやく開業した台中国家歌劇院、彩虹眷村、20號倉庫などなど多くの見どころがあります。また草悟道と呼ばれる緑に囲まれた広大な遊歩道では週末になるとフリーマーケットが開催され路上でのライブパフォーマンスなども見られたり、秋には大規模なジャズフェスティバルが毎年開催されたりとイベントも盛りだくさん。そんな芸術の街、台中の中でも異彩を放つのが忠信市場という場所。かつて賑わいを見せた市場が衰退し、そこへ若者がギャラリーやカフェをオープンしてアート空間へと変貌を遂げたちょっと面白いスポットです。今回はその忠信市場にオープンしたスイーツ店「水曜日洋菓子工房」を紹介します。

※「水曜日洋菓子工房」は閉店しました。

水曜日洋菓子工房

台中のアート空間、忠信市場にオープンしたスイーツ店

水曜日洋菓子工房は台中の忠信市場を取り囲む建物の一角にオープンしたスイーツの専門店。忠信市場とはかつて賑わっていた伝統的な市場が廃れてきた後、そこへ若者がカフェやギャラリー、アンティークのお店などをオープンしてアート空間へと変貌したという台中では結構有名なスポットなのです。

周辺のビルも含めてかなり老朽化した建物なんですが、これが忠信市場の特徴でもあるんですよね(笑)。この古さと新しく生まれてくるお店の新鮮さのギャップが魅力の1つでもあります。水曜日洋菓子工房もそういった要素を持ったお店であると言えます。

店内はすっきりとして清潔感のある様子です。壁際にカウンター席、奥にテーブル席が3つほどあります。

入口側の窓際にもカウンター席があります。向かいには美術園道と呼ばれる芝生や街路樹で覆われた通りがあるので店内から眺める景色は緑が広がって気持ちがよいですよ。

クオリティの高いスイーツがズラリ

入口入ってすぐにあるショーケースにはさまざまなスイーツがならんでいるのですが・・・ どれもクオリティが高い! この忠信市場という場所柄、もっとカジュアルなイメージをしていたのですがかなりハイレベルです。

こちらはマンゴーを使ったタルト。台湾ならではのスイーツではないでしょうか。

抹茶富士山というかわいいビジュアルのスイーツ。抹茶ってほんと台湾で人気あるんですよね。

こちらはムースかな? これも美味しそうですね〜、目移りします。

などなど、どれもホントに美味しそうなものばかりです。

で、選んだのはこちら。やっぱりマンゴーの誘惑には勝てません。

マンゴーの果肉やマンゴーのクリームを使った贅沢なタルト。やっぱり夏の季節限定なのかな? と、考えるとどうしても食べたくなってしまいますね。見た目だけでなく味ももちろん美味しいですよ〜♪

芒芒酪酪塔(180元)

飲み物は数種あったのですが、ウーロン茶がおすすめということでいただきました。ちゃんと注文してから煮出してくれます。

実は店名を見たときから「おや?」と思ってたのですが、このお店のオーナーちょっと日本語が話せます。台湾では曜日を表すとき星期一(月曜)、星期二(火曜)・・・という風に言い、日本とは全く違うのです。水曜日という文字をわざわざ使ってるのでちょっと気になってました。

オーナーは過去に東京の製菓学校でお菓子作りを学んだ経験があるそうです。なるほどね〜、それで店名などところどころに日本の感覚がみられるのですね。以前は新北市の板橋にお店を出していたそうですが、オーナーの地元である台中に最近移転したそうです。

下の写真は桃を使ったスイーツ。まだ完成版ではないのですが試食させてくれました。桃の瑞々しい風味が感じられて美味しかったですよ〜。いつかラインナップに並ぶのかな? 期待ですね。

ところで気になってたことが1つ。
「どうして水曜日なの?」と聞いてみると・・・
台湾では水曜日は学校の授業が午前中までなので子供にとって水曜日は嬉しい気分になるから、と。
あ、台湾でもそうなんですねー。いわゆる半ドンというやつですね、日本もそうですよね? 今はどうなのかな? 意外な共通点があったのですね。

台中のスイーツといえばCJSJという強力なライバルがいるのですが、負けずに頑張ってほしいものです。
ここで美味しいスイーツを食べた後は忠信市場を散策したり、すぐ近くには国立台湾美術館もあったりと台中のアートが楽しめるのでロケーション的にもおススメですよ。

店舗情報

住所 台中市西區五權西三街5號
営業時間 13:00〜19:00 土日12:00〜19:00
休日
HP 水曜日洋菓子工房
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