【臺中放送局】かつてのラジオ局、現在はアート空間となった歴史的建築物

台湾で古い建物が残っている場所というとやっぱり台南を連想しますよね。台湾の古都と言われるだけあって確かに台南には多くの歴史的建築物が残っています。でも実は台中にもたくさんの見応えある古い建築物が残っているんですよ。例えば台中で最も良く知られるお店の1つ宮原眼科の建物もそうですよね。その他旧台中駅、台中第二市場、旧台中市役所などもそうですね。というわけで今回はそういった台中を代表する歴史的建築物の1つ「臺中放送局」を紹介します。

臺中放送局

台中の歴史的建築物の一つ

台中放送局は台中市の北区、國立臺灣體育運動大學の裏手あたりの場所にあります。 雙十路から臺中市體育場の手前で電台街に入り5分弱ほど歩くと右手に見えてきます。

台中放送局は日本統治時代の1935年に完成し、同年5月11日に放送を開始した台北、台南に次ぐ台湾で3番目のラジオ放送局でした。第二次世界大戦後、当時の中華民国政府が接収し中國廣播公司(Broadcasting Corporation of China)の台中放送局として再編成。1998年に中國廣播公司が移転した後は台中市の管理下に置かれ、2002年に歷史建築に登録されました。現在は一般に開放され、アートスペースやイベントスペースとして活用されています。

建物の前にある彩虹日池。

敷地内には防空壕跡があり歴史の古さを感じさせられます。

建物内には春丸餐包製作所

建物内に入ってすぐ左手の一室には土庫里に本店がある春丸餐包製作所が入っています。

カフェスペースの一角では本や雑貨なども販売されていました。

歴史的建築物とはいえ比較的小さな建物なので積極的に訪れる必要があるのかというとちょっと疑問なのですが、人気の春丸餐包製作所が入っているおかげでここへ来る動機付けになってますね。

不定期にアートスペースやイベントスペースとして利用

台中放送局を訪れたときちょうどイベントが行われていて、手作り雑貨の販売や絵画の展示が開催されていました。

何もないときに行くと一瞬で見て回れそうなので何かのイベントに合わせて行くとよいですね。

これも何かの展示なのかな? 普段からこうなのかな?

台中放送局の年表が埋め込まれています。

シンプルなのですが内部の様子を見ていると、歴史のある建物なんだな〜、としみじみと感じます。

こういった歴史的建築物を回ってみるのも台中の楽しみ方の1つとして面白いかもしれませんね。

スポット情報

住所 臺中市北區電臺街1號
営業時間 10:00〜18:00
休日  
HP 臺中放送局
MAP
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