高雄のお土産、というとあまりピンとくるものがないのではないでしょうか。食べ物でいえばバナナやマンゴーなど有名ですが検疫の関係で残念ながら持って帰ることはできないんですよね。しかし実は高雄を代表するお土産を強力に自負する菓子店があるのです。というわけで今回はそのお店「瑪莉食品行」に行ってみました。
瑪莉食品行
愛河河口近くの菓子店
高雄市鹽埕區の菓子店「瑪莉食品行」へ行ってきました。お店は鹽埕區と前金區の間を流れる愛河の河口からほど近い場所にあり、MRT鹽埕埔駅から五福四路を真っすぐ愛河の方へ向かって歩くと10分弱ほどで到着します。
お店のHPを見るとお土産屋さんのような紹介をしているのですが自店の独自商品を販売しているのでむしろお菓子屋さんという印象を受けます。
店内にはさまざまなお菓子が販売されていますが特に気になっていた商品が3つあるんですよ。
「瑪莉食品行」の看板商品であり「瑪莉三寶」と呼んで高雄のお土産として販売している3種のお菓子。まずは「旗鼓餅」(または「高雄旗鼓餅」)。
さらにこちらの「木棉酥」(または「高雄木棉酥」)。
そして「栗子燒」(または「愛河栗子燒」)です。これらは1993年に高雄糕餅公會とともに開発したお菓子なんだそうです。
その他、パイナップルケーキなどもありますよ。
ばら売りもあるので1個から購入可能です。
3種、及びパイナップルケーキの詰め合わせもあり。組み合わせでいくつかのパターン用意されています。
その他にも伝統的な中華菓子が販売されています。
試食もOK。
旗鼓餅は和菓子に近い味?
というわkで「瑪莉三寶」の詰め合わせを購入してみました。「旗鼓餅」が2つ、「木棉酥」が4つ、「愛河栗子燒」が3つという内容。
綜合禮盒F(360元)
「旗鼓餅」は中の餡が地瓜、芋頭、紅豆の3種から選べるのですがこちらは紅豆です。
なんだか人形焼きみたいだな~、と思ったのですがどうも日本の「造型燒」をベースにしているらしいです。「造型燒」って何ですかね? もしかして人形焼きのことなのかな?
紅豆餡だとまさに人形焼きといった感じです。ちなみに「旗鼓餅」の「旗」は「旗津」、「鼓」は「鼓山」を指しています。どちらも高雄の地名ですね。地瓜餡と芋頭餡の方もぜひ食べてみたいですね~。
この「栗子燒」が「瑪莉食品行」で最も人気の商品らしいです。
外層はチョコレートケーキの生地、中には栗餡が入っています。
思ったよりも生地が薄くて栗餡がたっぷり入っているのでほっこりした栗の美味しさがじゅうぶんに堪能できます。意外に甘さ控えめでこれは確かに人気があるのも納得。
「木棉酥」は梅子(梅)、哈密瓜(メロン)、藍莓(ブルーベリー)、蔓越莓(クランベリー)の4種。
かわいい星型の形をしていますが実はこれ高雄市の市花 である「木棉花」を模しているのです。別名「高雄市餅」とも呼ばれています。
こちらは哈密瓜(メロン)味。
藍莓(ブルーベリー)味。
蔓越莓(クランベリー)味。
そして梅子(梅)味。個人的に梅がけっこう好きかも。
パイナップルケーキも買ってみました。
金鑽鳳梨酥・8個入り(320元)
2段になっています。
ほぼ正方形の形をしたパイナップルケーキ。大きさはやや小さめでしょうか。
個包装のパッケージに「土鳳梨酥」と書かれていますがフィリングは金鑽鳳梨(台農17號)ともう1種(おそらく開英種だと思う)を合わせたもの。冬瓜は不使用みたいですが金鑽鳳梨が入っているとやはり甘くて食べやすいですね。
他にも綠豆糕、花生軟糖、沙琪瑪など買ってみました。あまり知られていない(と思う)高雄のお菓子「瑪莉三寶」ですがお土産の候補に入れてみてはいかがでしょう。
店舗情報
住所 | 高雄市鹽埕區五福四路25號 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
休日 | |
リンク | 瑪莉食品行 |