
2021年4月に正式に開業した台中MRT(正式名称:臺中都會區大眾捷運系統)。今のところ(2023年6月26日現在)まだ綠線(烏日文心北屯線)の一部が運行されている状況ですが、今後路線が増えるにつれてMRTの利用も増えてくることでしょう。ここでは台中MRTについて乗車方法、運賃、路線などについて解説したいと思います。
台中MRTの路線
台中MRTは現在(2023年6月26日現在)のところ綠線の一部(高鐵臺中站~北屯總站)が運行されています。このほか、藍線、橘線(機場捷運)、紫線(屯區捷運環狀線)、崇德豐原線、豐科軸線、科工軸線などが計画されています。
※画像は台中捷運 HPより引用
乗車料金について
料金は最安20元から距離に応じて加算されます。
例えば「市政府駅」から乗車した場合の各行先別の料金は以下のようになります(2023年6月現在)。
行き先 | 料金 |
文心森林公園 | 20元 |
大慶 | 20元 |
文心中清 | 20元 |
松竹 | 25元 |
高鐵臺中站 | 30元 |
北屯總站 | 30元 |
駅について
現在運行されている綠線(高鐵臺中站~北屯總站)は高架の路線なので地上に駅があります。
こちらは市政府駅の入り口。
駅構内、車内は飲食・喫煙禁止です。違反すると飲食で最高7,500元、喫煙で最高10,000元の罰金が科されるので注意しましょう。
車両について
こちらが台中MRTの車両。
台北MRTでは一部横向き(車両に対して直角)の座席もありますが、台中MRTでは全て縦向き(車両に対して平行)になっています。また、ドア付近にはポールがあり上部に円形に吊皮が設置されています。
ピンクの座席は博愛座(優先座席)です。
台中MRTは無人自動運転ですが一応スタッフが搭乗しているようです。
乗車方法
台中MRTの乗り方は以下の2種類。
- 悠遊カードで乗車
- トークンで乗車
悠遊カードで乗車
交通系ICカード「悠遊カード(悠遊卡)」(「一卡通(iPASS)」「愛金卡(icash2.0)」も利用可)で乗車することが可能。入手するには100元支払う(チャージとは別)必要がありますが台鉄やバスでも利用できてとても便利なので購入することをおすすめします。
「悠遊カード」の入手方法については下記記事を参考にしてください。
「悠遊カード」を使って乗車する方法は以下の通り。
■改札を通るとき
改札のセンサーに悠遊カードを翳すと通過することができます。
■改札を出るとき
改札を出る時も同様にセンサーに悠遊カードを翳します。トークンを回収する投入口もあるためセンサーの位置は入場時よりも若干右に寄っています。
トークンで乗車
悠遊カードがなくても「トークン(單程票)」で乗車することができますが、駅構内にある券売機で乗車する度に購入する必要があるのであまり利用している人はいないと思います。
「トークン(單程票)」を購入して乗車する方法については下記記事を参考にしてください。
その他の予備知識
コインロッカー
台中MRTの一部の駅には「智慧型寄物櫃 SMART LOCKERS」というコインロッカーが設置されています。設置場所については下記を参照してください。
参考:置物櫃服務(臺中捷運股份有限公司)
※画像は台中捷運 HPより引用
「智慧型寄物櫃 SMART LOCKERS」の使い方については下記記事を参考にしてください。
グッズ販売
駅構内には自動販売機が設置されていて台中MRTのグッズやお菓子などが販売されています。
ちなみにこれは「小綠綠」という台中MRTのマスコットキャラクター(ゆるキャラ?)のようです。