台中へ観光に出かける場合、台北、台南、高雄あたりから新幹線で移動するという人は多いと思います。新幹線の台中駅は繁華街からやや外れた場所にあるので到着後別の交通手段で中心部へ向かうことになります。
以前は主な交通手段はバス、台鉄でしたが2021年4月から台中MRT(正式名称:臺中都會區大眾捷運系統)が運行を開始したことにより新たな移動手段として選択肢が1つ増えました。
新幹線台中駅の場所
新幹線台中駅(高鐵台中站)は台中市内中心部からやや遠い場所にあり、台鉄台中駅から4駅離れた新烏日駅(新烏日火車站)に隣接しています。
こちらは台中MRTの路線図。新幹線台中駅で下車後、綠線(烏日文心北屯線)を利用して高鐵臺中站(新幹線台中駅)から台中市中心部へ移動することができます。
※2023.7.16現在開通しているのは綠線(烏日文心北屯線)のみ。
※画像は台中捷運 HPより引用
新幹線台中駅からMRT市政府駅へ
ここでは新幹線台中駅から台中MRTを利用して台湾大通沿いにあるMRT市政府駅へ行ってみます。
こちらは新幹線台中駅の改札を出たところ。
台中MRTに乗るには3番出口の方へ進みます。
というわけで3番出口へ向かいます。
出口の向こうに見えるスロープの方へ歩いて行きます。
この階段を上った右側に台中MRTの入り口があります。
こちらが台中MRTの入り口。分かりやすいですね。ちなみに真っすぐ進むと台鉄の駅(新烏日火車站)に出ます。
右側にチャージ機(兼トークンの券売機)、左側に改札が見えますね。
悠遊カードが無い場合はトークンを購入する必要がありますが、便利なので悠遊カードを購入しておくことをおすすめします。各駅のインフォメーションで購入することができます。
改札を通るときはセンサーに悠遊カードをかざせばOKです。トークンを利用する場合の乗り方は下記記事を参考にしてください。
改札を通ったらエスカレーターでホームへ降ります。
台中MRTの各駅には台北MRTと同様にホームドアが設置されています。また綠線(烏日文心北屯線)は地下鉄ではなく高架なので駅は地上にあります。
飲食、喫煙は禁止です。
電車が入ってきました。どうも明確な時刻表はないようです(始発・終電はある)。台中MRTの公式HPによると運行間隔は平日のピーク時が約6分50秒、ピーク時以外が約9分30秒、深夜が約15分。休日のピーク時が約8分、ピーク時以外が約10分、深夜が15分といった具合です。
車内はかなりすっきりした印象。台北MRTと違って全ての座席が車体と平行に設置されています。
というわけでMRT市政府駅方面へ向けて出発です。
約18分ほどでMRT市政府駅に到着。
改札を出るときも悠遊カードをセンサーに翳します。入るときに比べるとトークンを回収する投入口があるのでセンサーの位置がちょっと横にずれています。
駅を出たところです。
駅のすぐとなりには臺中市政府(台中市役所)があります。ここから新光三越へは歩いて10分弱、臺中國家歌劇院へは15分ちょっとといったところでしょうか。
まとめ
今現在(2023.7.16現在)台中MRTの路線は綠線(烏日文心北屯線)だけなのでまだまだ利便性に乏しいところがあります。
行き先によってはバスを利用した方が乗り換えがない分便利かもしれません。また台中駅方面であれば台鉄を利用する方がメリットがあるでしょう。
ただ、大きな荷物を持っている場合などはバスよりも利用しやすい、渋滞に巻き込まれることがない(台中は渋滞がわりとひどい)ので時間が正確、など台中MRTにもメリットがあります。
また、今後運行する路線が増えてくれば乗り換えも楽になって利用価値が上がってくるのではないでしょうか。