「魯肉飯(滷肉飯)」といえば台湾グルメの代表格ですね。台湾旅行に行ったことがある人なら間違いなく現地で食べたことがあるのではないでしょうか。自分もこれまでいろんなお店で数えきれないほど魯肉飯を食べてきましたが、その中でもとりわけ印象に残る独特だった魯肉飯を紹介したいと思います。
阿英滷肉飯
台湾大学近くの人気店
國立臺灣大學近くで営業する「阿英滷肉飯」へ行ってきました。この辺りでは台湾大学エリアのグルメとしては外せない人気店ですね。
店内は極狭なので外帶(テイクアウト)をおすすめする、という旨の記載があります。とはいえ旅行者はやはり內用(イートイン)でないと都合が悪いですよね。
白い方が內用(イートイン)用、緑の方が外帶(テイクアウト)用のオーダーシートです。店外で記入してから店員さんに渡すと席に案内してくれます。満席の場合は席が空いたら店内に誘導され席を指定されます。どの席になるかは分からないので桌號(テーブル番号)は記入しませんでした。
こちらがメニュー。このお店で有名なのが「中瘋滷肉飯」で滷肉飯に半熟の荷包蛋(目玉焼き)が付いたものです。さらに「中瘋2.0」はそのバージョンアップ版で荷包蛋に加えて豚肉片が付きサイズは大となります。
たぶん「中瘋」という単語は造語なのだと思います。発音が同じで脳卒中を意味する「中風」を想起させるのと「瘋」には「気が狂っている」という意味があるということで「やり過ぎ」的なメニューということをイメージしているんじゃないですかね。
店内は確かに狭いのですが席数はわりとある。ただ、ちょっと詰め込み気味で窮屈な感じがしますね。特にこのとき案内された右側の四角のテーブル席は中央に衝立があってかなり食べにくかったんですよね。昔はなかったと思うのですがコロナ期間の名残でしょうか。
濃厚な味と大ボリューム
今回注文したのはこちら。
中瘋2.0(120元)、蛤蜊湯・小(65元)、豬耳朵(45元)、豆干(1份)(20元)
箸やスプーン、タレなどはこちらから。タンクには飲料が入っています。
蛤のスープ「蛤蜊湯」。あっさり味なので濃い味の「中瘋2.0」との相性はよいのですがけっこう量が多い。
小菜の定番「豬耳朵」と「豆干」もいただきました。
「豬耳朵」はコリコリとした食感が好きなんですよね。
特に何か特別というわけではないのですがわりと注文することが多い「豆干」。
さて、そしてメインの「中瘋2.0」ですが・・・ 量が多い! 一見大したことないように見えるのですが器がデカいのでかなりのボリュームです。滷肉はトロっとしたタイプで見るからに味が濃そう。
滷肉の下には茹で豚らしき豚肉片があります。煮込んだ豚肉と茹でた豚肉のコンビネーションというのは初めて。かなり濃厚でこってりした味の滷肉飯ですねー。一方で八角の風味は影を潜めています。
半熟の荷包蛋(目玉焼き)はご飯の下に隠れていました。黄身と混ぜて食べると一層濃厚な味へと変貌。これは確かにカロリーが高そうですね。しかも量が多いのでかなりヘビー。場所がら学生が多いので若いお客さんには受けるんでしょうね。
「中瘋滷肉飯」のようなメニューを見てるとなんだかエキセントリックなお店というイメージですが「菜脯蛋」「九層塔蛋」のようなオーソドックスな台湾料理もあるんですよ。今度はその辺りのメニューを食べてみたいと思います。
店舗情報
住所 | 台北市大安區溫州街74巷5弄1號 |
営業時間 | 11:30~13:00、17:00~19:00 |
休日 | 土 |