ずいぶん昔、台北で涼麵と豬腳のお店に行ったことがある。まだ台湾へ行ったのが2回目のころだった。ずいぶん美味しかったと今でも思い出すがどこのお店だったのかはもう忘れてしまった。そもそも涼麵と豬腳を扱うお店というのはあまり聞かないので台北市内で調べてみると行天宮の近くに1軒あるようだ。実際に行ったお店とはたぶん違うのだがいつか行ってみようと思っていた。なかなかタイミングが合わず数年経過してしまったが今回ようやく行くことができました。
金香豬腳涼麵
豬腳と5種類の涼麵
台北MRT行天宮駅の3番出口を出て徒歩3分ほどの錦州街沿いにある「金香豬腳涼麵」。店名の通り涼麵と豬腳がメインのお店。
この通りの建物には台湾でよく見られる騎樓がないのですが、それでもキッチンが入り口側にあるタイプのお店ですね。この方が何かメリットがあるんですかね?
イートイン(內用)の流れが書かれています。代表者が1人通路の左側に並び、イートイン用のオーダーシートを受け取って席の準備ができてから着席。支払いは食事の後。
しかしこの日は開店直後だったので並ぶことなくすぐに入店、席でオーダーシートを記載して注文する、といった感じでした。
こちらはテイクアウト(外帶)の場合の注文方法ですね。テイクアウトは並ばずに外帶用のオーダーシートで注文。番号札を受け取って通路の右側に並ぶ。番号が呼ばれたらレジへ行って清算。という流れのようです。
入り口付近に置いてあるのがテイクアウト用の黄色いオーダーシート。
ちょっと奥にイートイン用の白いオーダーシートが置いてあります。
それほど広い店内ではありませんが席数はまあまあありますね。
オーソドックスなタイプの「金香涼麵」を含め「肉燥涼麵」「榨菜涼麵」「泡菜涼麵」「素食涼麵」と涼麵が5種類もあります。今回は注文しませんでしたが「泡菜涼麵」というのはちょっと気になる。そして豬腳は「腿庫」「中節」「腳蹄」の3種類。また「滷大腸頭」もかなり人気があるみたいですよ。
赤身肉が柔らかい腿庫がおすすめ
というわけで注文したのはこちら「金香涼麵」「腿庫」「味噌三合一(味噌湯+蛋+貢丸)」です。
箸、スプーン、調味料(芥末醬、細黑胡椒粉、黑醋、辣醬など)はこちらから。涼麵にはワサビ(芥末醬)がよく合うのでお好みでどうぞ。
店名を冠した「金香涼麵」は5種の中でも最もノーマルな涼麵ですね。ゴワゴワとした麺にゴマだれ(麻醬)と刻んだキュウリがのっています。
底の方に酢が溜まっているのでよくかき混ぜていただきます。
麵の食感はコシがあるというよりも噛むとプツプツと切れるような硬さなので特徴。慣れるとこの歯応えがけっこうクセになります。ゴマの風味と酢のほどよい酸味、そしてキュウリの清涼感が何とも言えず美味しい。
豬腳を扱うお店では「腿庫」「中節」「腳蹄」など部位によってメニューが分かれていることがよくありますが、初めて食べるなら「腿庫」を選ぶことを断然おすすめします。
こちらのお店では「腿庫」が「1人份」「小」「大」と3つのサイズから選べます。「1人份」だと写真くらいの量ですがけっこうボリュームありますよ。
「腿庫」とは後ろ足の付け根付近のお肉で赤身と脂身のバランスがよく含まれています。特に赤身部分は柔らかくてとても美味しいので最も人気があるメニューですね~。
涼麵のお店ではスープのメニューで「味噌湯」「蛋花湯」「貢丸湯」というのが定番。そしてその3つをミックスしたスープもあり、よく「三合一湯」などと呼ばれています。「金香豬腳涼麵」では「味噌三合一」という名前になっていますね。
この三合一が個人的に大好き。涼麵のお店に行くときは必ずと言っていいほど注文します。特に味噌湯と溶き卵の相性が抜群で美味しんですよ。
観光客目線ではあまり注目度が高くないかもしれませんがここ「金香豬腳涼麵」はおすすめの穴場だと思いますよ。
店舗情報
住所 | 台北市中山區錦州街253-1號 |
営業時間 | 11:00~20:30、土11:00~19:30 |
休日 | 日 |