台湾の古都と呼ばれる台南には歴史のある古いお店がたくさんあります。今回紹介する「汕頭沙茶意麵」もそういったお店の1つで、創業1968年という50年以上の歴史を持つ老舗の意麺店です。意麺と言えば台南のご当地グルメとして日本の旅行雑誌などでもよくお店が紹介されていますが、こちらは日本ではあまり知られていないお店。でも地元では大人気のお店でいつも大勢のお客さんで賑わっているんですよ。
汕頭沙茶意麵
地元のお客さんで賑わう意麺店
雨にもかかわらずけっこう賑わっているこちらのお店が「汕頭沙茶意麵」。もうちょっと先に行くと小北観光夜市がありあますよ。
この辺りは観光客が来ることはほとんどありませんが地元のお客さんには人気。雨のせいでさすがに店頭の席は空いてますが店内はほぼ満席状態です。
さてこちらのお店、注文方法がちょっと戸惑ってしまいがちなのです。まずは席を確保して、下の写真で奥の右側のカウンター(湯気の出てるところ)で麺を注文。滷味を注文する場合は手前の左側に並べてある滷味を自分で取って右のカウンター(人がいるところ)に持って行きます。
というわけでまずは席を確保してテーブル番号を確認しましょう。その後麺を注文します。
メニューはこちら。「意麵」とは書いてませんが「乾麵」と「湯麵」というのが「意麵」です。それぞれスープなしとスープありという違いですね。注文は口頭で行い、テーブル番号も伝えましょう。
続いて滷味も注文。
ボウルとトングがあるので好きなものを自分で取ります。
こんな感じで。
右側のカウンターに数字の書いたクリップがあるので自分のテーブル番号のクリップを取ります。
クリップをボウルに挟んで店員さんに渡せばOKです。食べやすい大きさに切って後でテーブルに持ってきてくれます。
因みに滷味も値段が書かれてるので分かりやすいですね。
沙茶の風味が楽しめる意麺
混んでたのでちょっと待ちましたがようやく意麺が運ばれてきましたよ~。
乾麵(35元)、滷味(竹輪・海帶・貢丸)(35元)
ラー油など調味料はテーブルに置いてあるのでお好みで。
乾麵にはスープが付いています。
滷味はこんな風に小さくカットしてネギを添えて持ってきてくれます。
海帶(こんぶ)と貢丸(つみれ)は定番ですが竹輪はそんなに見かけないかな。日本で見るのと味も見た目も全くいっしょですね。
さてメインの意麺ですが「汕頭沙茶意麵」では沙茶粉(沙茶醬を粉状にしたもの)が振りかけられているのが特徴です。
底の方にタレが溜まっているのでよくかき混ぜていただきます。
タレはそれほど味が濃くないので食べたときに麺の香りがフワッと口の中に広がるのが印象的です。またシンプルな意麺の味に沙茶の独特な風味が加わってこれがなかなか美味しい。沙茶の味に抵抗がなければたぶん気に入ると思いますよ。
繁華街からはちょっと外れた場所にあるのですが地元のお客さんに混じって美味しい意麺を食べるのもいいですねー。
店舗情報
住所 | 台南市北區西門路四段70巷17號 |
営業時間 | 11:00~15:00、16:00~20:30 |
休日 | 水 |
HP |