台湾人も認める食の都「台南」。街を歩くとあちこちに小吃店があり気軽に美味しい料理を楽しむことができます。それに何といってもバリエーションが豊富。牛肉湯、担仔麵、土魠魚焿、意麵、鍋燒意麵、鱔魚意麵などなど数多くの台南グルメがあるのでとても数日では食べ尽くせません!
今回はその中から「サバヒー(虱目魚)」の料理をピックアップ。牛肉湯とともに台南の朝ごはんの定番で台南グルメを語る上では外せない存在ですね。「サバヒー(虱目魚)」というのはミルクフィッシュと呼ばれニシンやイワシの仲間に比較的近い魚(サバではありません)。台湾南部で養殖が盛んなので台南や高雄ではたくさんのサバヒー(虱目魚)料理の専門店があるんですよ。というわけで今回は台南でぜひ行って欲しいサバヒー(虱目魚)のおすすめのお店10店を紹介したいと思います!
阿堂鹹粥
西門路と海安路の交差点にあるロータリー「小西門圓環」沿いで朝早くから賑わっているサバヒー粥(鹹粥)のお店「阿堂鹹粥」。台南でサバヒーを、と言えば間違いなく名前があがる超人気店です。ほぐしたサバヒーの身が入った「虱目鹹粥」、サバヒーとともに鰆や牡蠣が入った「綜合鹹粥」などありますが、おすすめはサバヒーの身が1匹まるごとドーンと乗った「魚肚鹹粥」。油條も合わせて注文してお粥にトッピングしましょう。
食レポ:【阿堂鹹粥】台南でもトップクラスの大人気店でサバヒー粥を食べる
住所:台南市中西區西門路一段728號
営業時間:5:00~12:30
休日:火
阿憨鹹粥
台南駅のやや北にある台南公園近くの公園南路沿いにあるサバヒー粥のお店「阿憨鹹粥」。なんだか倉庫か工場かのような独特の雰囲気のお店ですが、朝早くから大勢のお客さんが集まる人気店です。定番の「鹹粥」や「虱目魚肚鹹粥」といったお粥の他にもサバヒーの肉をのせたご飯「虱目魚臊飯」、サバヒーの内臓や皮を調理した「魚腸」や「魚皮」などもおすすめです。
食レポ:【阿憨鹹粥】なんか倉庫みたいなお店? 台南公園近くのサバヒー専門店
住所:台南市北區公園南路169號
営業時間:6:20〜22:00
休日:
阿星鹹粥
民族路の最西端、臨安路の手前まで行ったところにあるサバヒーの専門店「阿星鹹粥」。あまり観光客の姿は見ませんが地元ではよく知られた存在。1970年創業という50年近い歴史がある老舗なのです。おすすめはサバヒーが1匹丸ごと入った「虱目魚肚粥」。他にも麺線入りの「虱目魚肚麵線」や牡蠣の入った「虱目魚肚加蚵」などもあります。また粽も人気なのでお腹に余裕があればぜひ。
食レポ:【阿星鹹粥】創業40年以上、知る人ぞ知る老舗で食べたサバヒーのお粥
住所:台南市中西區民族路三段289號
営業時間:5:00〜13:00
休日:月
王氏魚皮
台南の人気観光スポットとして知られる安平にあるサバヒーのお店「王氏魚皮」。店名からも分かるようにサバヒーの皮を使った「魚皮湯」が人気。魚の皮と言うと薄いペラペラの状態を想像しますが「魚皮湯」に使われる皮には身がしっかりと付いています。魚皮から出た旨味たっぷりのスープを飲みつつ、皮はタレに付けていただくという1杯で2度美味しいサバヒーの料理です。
食レポ:【王氏魚皮】バリエーション豊富なサバヒー料理が楽しい安平の人気店
住所:台南市安平區安平路612號
営業時間:4:00~14:00、土日4:00~15:00
休日:
阿鳳浮水虱目魚羹
台南のグルメストリートとして人気の保安路にあるサバヒーのお店「阿鳳浮水虱目魚羹」。こちらの看板メニューはサバヒーのつみれが入ったとろみスープ「虱目魚羹」。プリプリでジューシーなつみれ入りのスープには香菜、生姜の千切りのトッピング。さらに烏醋(ウスター)を少しかけた味わい深いスープは染みわたるような美味しさです。麺入りの「虱目魚羹麵」ならボリュームもあって食べ応えあり。
食レポ:【阿鳳浮水虱目魚羹】台南名物のサバヒーはつみれにしても美味しいよ♪
住所:台南市中西區保安路59號
営業時間:7:00~0:00
休日:
永記虱目魚丸
臺南孔廟近くの開山路沿いにあるサバヒーのお店「永記虱目魚丸」。店名からも分かるように魚丸(サバヒーのつみれ)入りのスープが人気で休日ともなると多くのお客さんでごった返す超有名店です。おすすめはもちろん看板メニューの「魚丸湯」。脆丸、蝦丸、肉丸という3種類のつみれが入ったあっさり味のスープです。もっと欲張りたい人は3種類のつみれに加えて魚肚、魚皮、粉蒸、肉餃が入った豪華版の「綜合」をどうぞ。
食レポ:【永記虱目魚丸】台南に来たら必ず食べたいサバヒーのつみれスープ
住所:台南市中西區開山路82之1號
営業時間:6:30~13:00
休日:日
第三代虱目魚丸
府前路と南門路の交差点付近にあるサバヒーのつみれ入りスープが人気の「第三代虱目魚丸」。いかにも活きが良さそうな躍動感溢れる大きなサバヒーの看板が目印です。ここは小吃店にしては珍しくご飯、スープ、小皿料理、飲み物がセットになった定食仕立てのメニューがあるのが特徴。もちろん単品で注文してもOKですが、何を食べるか迷ったらセットメニューにするのもありですよ。
食レポ:【第三代虱目魚丸】セットメニューがあって注文しやすいサバヒー料理専門店
住所:台南市中西區府前路一段210號
営業時間:6:00~14:00
休日:
林家魚皮
南廠保安宮近くにあるサバヒーの皮を使った「魚皮湯」が人気のお店「林家魚皮」。皮と言いつつたっぷりと身が付いているのでなかなか食べ応えがあります。脂ののった身が付いた皮はワサビ醤油につけて食べるとたまらない美味しさですよ。他にもサバヒーと言えばお馴染みの「鹹粥」や「魚肚粥」といったお粥もあり。またサバヒーの内臓を香ばしく焼いた珍味「煎魚腸」もおすすめです。
食レポ:【林家魚皮】台南で虱目魚(サバヒー)の皮入りスープを食べてみよう
住所:台南市中西區保安路110號
営業時間:9:00~21:00
休日:
悅津鹹粥
民族路と西門路の交差点にあるロータリー「西門圓環」沿いで営業するお店「悅津鹹粥」。なんと24時間営業という驚きのお店。サバヒーを使った料理(だだし「鹹粥」にはサバヒーが入っていない)の他にも店頭にズラッと並んだバリエーション豊富な小菜もおすすめです。また北中部ではあまり見かけない刻んだ油條(中華風揚げパン)に滷肉をかけた「乾油條」も合わせてどうぞ。
食レポ:【悅津鹹粥】地元民にも好評! 24時間営業のサバヒー粥の人気店
住所:台南市北區西門路二段332號
営業時間:24時間営業
休日:
新興路無名虱目魚湯
三官大帝廟という立派な廟の脇にある名前の無いお店「新興路無名虱目魚」。半分屋外のような建物の軒先で営業する独特な雰囲気でお客さんはほぼ地元の住民。観光客の姿はまず見かけないローカル感溢れるお店です。定番のサバヒーのお粥の他に粽も人気があります。粽も食べたいのならサバヒーの身や皮が入った「魚肚湯」「魚皮湯」を合わせて注文するのもいいですね。
食レポ:【新興路無名虱目魚湯】三官大帝廟脇の無名店で食べた粽と魚皮湯
住所:台南市南區新興路238號
営業時間:6:00~12:30
休日:日