府前路と西門路の交差点にある小西門圓環から運河まで続いている小さな通りが保安路。この保安路の西門路と海安路の間はたくさんの小吃店が軒を連ねるグルメストリートとして知られていて、地元の住民や観光客など大勢の人で賑わっています。なかでも阿鳳浮水虱目魚羹や阿村第二代牛肉湯などメディアにも取り上げられる人気店は特に多くのお客さんを集めていますね。今回はその保安路にある創業80年以上の黒白切の老舗、阿龍香腸熟肉を紹介します。
阿龍香腸熟肉
創業80年以上の保安路の老舗
保安路には多くの小吃店が立ち並んでいますが阿龍香腸熟肉もその中の1つで、保安路と國華街の交差点近くにあります。黒白切と呼ばれる豚モツの煮込みや、香腸(台湾式ソーセージ)、糯米腸(もち米のソーセージ)、サメ肉などがメインの料理です。
看板には八十年老店と書いてありますが、1930年創業ということなのでもう87年、もうすぐ90年ということになりますね。ずいぶん歴史のあるお店なのです。
ショーケースに具材が並んでいて好きなものを注文すると食べやすい大きさに切ってくれます。ちょっと見た目に怯む人もいるかもしれませんが食べると結構美味しいのですよ。
実はこのお店には過去2回来たことがあるのですが、その時はメニューも何もなくて注文に随分てこずったのです。で、今回来たらメニューが用意されてました。自分のような観光客が増えたからかな?
注文したら空いてる席に座ります。席は店頭と店内に用意されています。
黒白切の盛り合わせと肉燥飯
黒白切3種と肉燥飯を注文。1人分ならこれくらいでちょうどよいと思います。食べる人なら4種、5種くらいでもいいかもしれませんね。
台北ではこういったお店のご飯ものでは魯肉飯が一般的ですが台南に来るとたいてい肉燥飯。観光客レベルだとパッと見ても違いがよく分からないのですが台湾の人に言わせると台南の味付けは濃いんだそうです。
肉燥飯(15元)
黒白切(香腸、鯊魚肉、蟳丸)(60元)
安定の美味しさの香腸。夜市などでもよく売られている、ちょっと甘味のある台湾のソーセージ。これはタレなしで充分美味しいですよ。
鯊魚肉、これはタレでいただきます。タンパクな味で臭みもなく美味しいです。
これが蟳丸。台南特有の食べ物で通称、蛋糕(ケーキ)と呼ばれているそうです。見た目は玉子焼きのような感じですね。蟳というのは蟹のことなんですが、実施には蟹は使われてなくて玉子、豆薯(ヒカマ)、ジャガイモを合わせて蒸したもの。ちょっと甘味を感じますね。
他にも糯米腸(もち米のソーセージ)や蝦卷(豚肉やエビのすり身を揚げたもの)などもおすすめです。人数が多ければいろいろ注文できて楽しいと思いますよ!
店舗情報
住所 | 台南市中西區保安路34號 |
営業時間 | 10:30〜20:00 |
休日 | 月 |
HP |