台北の東区といえば若者向けの衣料品店やカフェなどが多く見られるエリア。日本でもショッピングやグルメのエリアとしてガイドブックなどでは必ず紹介されていますよね。台北では新しいカフェが次々オープンしていると度々紹介してきましたが、そう言えば東区でのニューオープンはあまり聞かなかったような・・・ どちらかと言えば繁華街を外して、敢えてちょっと人の少ないようなエリアでのオープンが多かったような気がします。しかし最近そんな東区に新しくオープンしたという小さなコーヒースタンドのウワサを聞いたので行ってみました。というわけで今回紹介するお店は今年の春にオープンした雨田先生手沖飲品吧です。
雨田先生手沖飲品吧
雨田? 日本人ではありません
雨田先生手沖飲品吧はMRT忠孝敦化駅の北側、忠孝東路四段223巷の市民大道寄りに今年の3月にオープンしたコーヒースタンドです。
この辺りはSingle Origin espresso & roast、The Lobby of Simple Kaffa、StayReal Café、COSTUMICE CAFÉといった強豪カフェが多い激戦区だけにちょっと注目です。
「雨田先生」つまり「雨田さん」という意味なので「ん? 日本人経営者なのかな?」と思ったのですが違うようです。オーナーは雷さんという名前で雷を雨と田に分解して「雨田先生」という店名にしたそうです。
ちょっと不思議な形のロゴ。
手沖飲品吧つまりハンドドリップ
店名に手沖飲品吧とあるようにメニューはハンドドリップのコーヒーが中心。グアテマラ、インドネシア、ケニア、タイ、タンザニアなどシングルオリジンが並んでいます。
他にはミルクコーヒー、ココア、コーヒーにコンデンスミルクを合わせたものなどのアレンジドドリンク。またお茶のメニューも充実しています。お茶を豊富に扱っているというのが台湾のカフェの特徴なんですよね。
オーダーするとハンドドリップで淹れてくれます。
タンザニアってあまり扱っているのを見かけなかったので注文してみました。キリマンジャロと言えば馴染みがありますね。漢字では吉力馬札羅って書くんですね、ちょっと興味深い。果物のような甘味を感じるすっきりした後味が印象的でした。
坦尚尼亞・吉力馬札羅(タンザニア キリマンジャロ)(90元)
人気爆発の部長ミルクティー
台北を再訪したとき再びお店を訪問。実は以前来た後に雨田先生手沖飲品吧が大ブレイク。行列ができるお店になってました。しかも若い子ばかりで特に女の子が目立ちます。東区という場所がらなのかなーと思ってたのですが、そうではなく・・・
原因はコレ「部長鮮奶茶」。名前を見ても「何それ?」って感じですが、写真を見て分かるようにミルクティーに犬が浮いてるんです。これが人気爆発で連日行列というわけです。
「先拿券再排」と書いてあるように、先ず整理券をもらってから列に並びます。
といわけで整理券をもらいました。番号が書いてあるわけではないのでちゃんと列に並んでおきましょう。順番が来たら注文して出来上がりを待ちます。
部長鮮奶茶の場合は出来上がったものをもらう時にオーナーにすぐ写真を撮るかどうか聞かれるので、その場ですぐ写真を撮るのか、または持って帰るのか伝えましょう。たいていの人はその場で写真を撮ってましたね。その場で写真を撮る場合は犬の入っている袋を切って渡してくれます。あと、ビニールの手袋ももらえます。
こんな状態で商品をもらいます。袋は切ってあります。部長はマシュマロでできてるので潰さないように注意しましょうね。最初もっと堅い砂糖のお菓子か何かだと思ってたので危うく潰してしまいそうになりましたよ。もらったビニールの手袋をはめて取り出しましょう。
で、部長をミルクティーに浮かべて部長鮮奶茶の出来上がりです〜。うん、かわいい。初期の頃は色付きの部長だったようですがこのときは真っ白ですね。訪れたときのタイミングなのかどうか、ちょっとその辺のことは分かりません。
部長鮮奶茶(170元)
そのうち部長は溺れて溶けていくのでミルクティーが甘くなったところで飲みましょう。
オーナーはちょっとだけ日本語が分かるようで日本の話題にも明るくいろいろとお話しすることができました。ドリップバッグやオリジナルの商品なども扱っていてオリジナリティを出そうという試みが見られますねー。
東区の繁華街なのでショッピングや食事でこの辺りは来る機会は多いと思うので近くに来たらちょっと寄ってみてはどうでしょうか。
店舗情報
住所 | 台北市大安區忠孝東路4段223巷69號 |
営業時間 | 7:30〜18:00 土~日10:00〜18:00 |
休日 | |
HP | 雨田先生手沖飲品吧 |