台中の西区にある土庫里と呼ばれるエリアは場所は忠明南路と五權西路の交差点付近の東側の一帯を指します。忠明南路や五權西路などの大通りには大きなビルが立ち並んでいますが1本路地を入ると庶民的な古い住宅が多く見られるのが印象的です。もともと閑静な住宅街だったこの場所にここ数年カフェや雑貨店など個性的なお店が見られるようになりちょっと注目を集めています。最近台北にも支店をオープンした路地 氷の怪物や、コッペパン専門店の春丸餐包製作所、古民家を改装したカフェの5春といったお店もこのエリアにあります。今回はこの土庫里エリアで旅行をテーマにした、こちらもやはり個性的なカフェ「旅行喫茶店」を紹介します。
※「旅行喫茶店」は下記に移転しました。
新住所:台中市西區西屯路一段147-13號
旅行喫茶店
旅行をテーマにしたカフェ
忠明南路と五權西路の交差点付近の忠明南路より東の一部のエリアは土庫里と呼ばれる古い建物が多く存在する閑静な住宅街です。近年このエリアに古民家を改装したカフェや雑貨店がポツポツと見られるようになり注目のスポットとなっています。
土庫里では日本の住宅風の古い建物が多くみられるのが特徴で旅行喫茶店もその1つと言えます。屋根の雰囲気など我々には馴染みのある感じですね。
入口の様子をみてもずいぶん年季の入った建物だというのが分かります。
ロゴは走る地球儀。かわいいですね。
店内に入ると・・・ちょっと予想外の様子に戸惑いました。カウンター席がメインでテーブル席らしいものがありません。
テーブル席と言えるのは奥にある地べた席と・・・
窓際の畳の小上がり席。
壁には世界各国のお札が貼ってあります。
店内の半分ほどは雑貨などの陳列スペースが占めています。見慣れない雰囲気のものが多くて見てるとなかなか楽しいです。
世界各国のお茶がズラリ
カウンター席が1つ空いていたのでそこに座りました。
メニューを見るといろんな国のお茶がズラリと並んでいます。コーヒーもありますがどちらかというとお茶がメインのような感じですねー。
ネパール、エチオピア、韓国、イギリス、ドイツなどなかなか豊富な品揃えです。日本からも宇治抹茶や蓬莱堂の玄米茶、埼玉の狭山煎茶、金沢の米沢茶店のほうじ茶など・・・ すごいですね。
数が多くて悩みますが台湾に来てることだし、という単純な理由(笑)で台湾のお茶を選びました。
お茶はオーナーさんが1つ1つ丁寧に淹れてくれます。ちょっとした茶芸館のような雰囲気で楽しいですね。抹茶もちゃんと茶筅を使って点ててくれるみたいですよ。
ちなみにオーナーさんは日本語がペラペラでした。店名に「喫茶店」という言葉を使ってるのもそのせいなのかな?
台湾の阿里山のお茶を使ったミルクティーです。一応砂糖は付いてますがお茶自体がほのかに甘いので、普段砂糖を使う人でもそのまま飲んで充分美味しく感じると思いますよ。
臺灣 阿里山竹崎小農手採奶茶(160元)
スイーツも台湾から選んでみました。レモンタルトです。
臺灣 原汁檸檬派(80元)
コーラのビンを水差し代わりに。これエチオピアのコーラらしいです。
お皿やコップなどが1つ1つどれも面白いですね。
いろんなお茶を少しずつサービスしてくれるのでテーブルがこんな状態に(笑)。糯米を使ったお茶というのが独特の味で印象的でした。
いろいろと日本語で説明してくれるので話を聞いていて面白かったですねー。
「普洱茶(プーアル茶)は日本語で何と言いますか?」
「プーアル茶です。」
「え、同じですか。」
と、ときどきこんなやり取りが楽しかったです。
実はオーナーの話によると今年の7月頃に移転を予定しているそうです。どこになるかはまだ分かりませんが情報を入手したらまたお伝えしたいと思います。
というわけなので今のお店の雰囲気が楽しめるのはあと2、3カ月ほどということのようなのでもし台中に行く機会のある人は是非今のうちに。移転後のお店にも期待したいですね。
店舗情報
住所 | 台中市西區五權西六街20巷15號 |
営業時間 | 月12:00〜17:30、金〜日12:00〜19:00 |
休日 | 火〜木 |
FB | 旅行喫茶店 |