MRTの文湖線、松山新店線が交差する南京復興駅の周辺は銀行やホテルの多いオフィスエリア。駅北東部分の南京東路、民生東路、復興北路、敦化北路に囲まれたエリアは対角線上に慶城街という通りが走っているのが特徴で、マンダリンオリエンタル台北や微風南京、IKEAなどがあります。日本交流協會の台北事務所があるのもこの付近です。今回はこのエリアに最近オープンしたコーヒースタンドを紹介します。
※「旺來咖啡。(南京店)」は閉店しました。
旺來咖啡 wonlai coffee
南京東路の路地裏のコーヒースタンド
お店はサンワールドダイナスティホテル(王朝大酒店)の裏側辺りの路地裏にあります。写真はビルの1階に普通に店舗を構えているように見えますが、実はこれはビルの側面部分で正面ではありません。ちょっと変わってますね。
旺來咖啡のメニュー
コーヒーのメニューはエスプレッソベースが十数種。お茶のメニューも充実していて台湾産の他、日本産やスリランカ産も。ビールも販売しています。ラテの漢字は台湾では通常「拿鐵」と書くのですが、こちらでは「那堤」と書いているのがちょっと興味深いです。
フードメニューもなかなか充実してます。雞蛋糕(台湾式のベビーカステラ)やクロワッサン、パニーニなど。
ちょっと気になったので旺來特調那堤を注文しました。飲んでみると普通のカフェラテとは違った独特の味がします。また時々ペースト状の物が口の中に入ってきますね。聞いてみるとカフェラテに「麵茶」というものを混ぜてあるのだとか。「麵茶」とは台湾に昔からあり、ゴマ、小麦粉、砂糖、ピーナッツ粉などを炒めて、それにお湯を注いだもの。台北では最近あまり見なくなったそうです。
旺來特調那堤(旺來スペシャルラテ)(120元)
烏龍茶をちょっと試飲させてもらいました。さすがに美味しい。
南投高山金萱烏龍茶
旺來とはパイナップルのこと
旺來とはなんのことなのか聞いてみたところ、台湾語でパイナップルのことだそうです。そもそも台湾語には文字がないのですが旺來(ウォンライ)が発音が似ていて、「繁栄がやってくる」という意味であることからこの文字があてられているようです。因みになぜこの文字を店名に使用したかというと、店主の飼っている犬が旺來という名前だからだそうです(笑)。
基本的にテイクアウトがメインのお店ですが、店員さんが皆さん親切でちょっと長居してしまいました。店の前で道行く人にお茶の試飲などを薦めていたり、すごくフレンドリーなお店です。近くに来たらぜひどうぞ。
店舗情報
住所 | 台北市松山區南京東路三段335巷13之1號 |
営業時間 | 8:00〜17:30 |
休日 | 日 |
FB | 旺來咖啡 wonlai coffee |