日本人にもすっかり有名になった台南の人気観光スポット神農街。古い建物が立ち並ぶ細い通りがライトアップされた夜の神農街は幻想的で何度訪れてもその雰囲気に魅了されます。通りにある老房子を巧みに利用したお店はどれも魅力のある場所ばかりです。今回紹介するのはそんな個性的なお店の中でも特に驚きの特徴を持つ老房子カフェ「神榕147」です。
神榕147
建物を横から見ると密着したガジュマルが
お店は金華路寄りの神農街の西端、すぐ横にはこの神農街の名前の由来でもある神農氏を祀った開基藥王廟があります。
神農街の突き当り、神榕147のすぐ横に見える開基藥王廟。
建物を横から見ると大きなガジュマル(榕樹)がへばりつくように生えています。
建物より背が高いです。見事ですね。でもこれ大丈夫なのか(笑)・・・
老房子の魅力が溢れる店内
古い建物が立ち並ぶ神農街ですが神榕147もその一つ。店内は古い老房子の魅力を活かして改装されています。壁を無造作に壊したように煉瓦がむき出しになっているところなど、いかにも台南の老房子カフェといった感じ。
メニューはなかなか豊富でエスプレッソベースのコーヒーやお茶類、お酒もあるようです。
椅子やテーブル、インテリアも味があっていいですね。
窓の外側にある鉄の枠は鐵窗花というもので、こういった老房子には変わったデザインのものがあったりします。観察してみると結構面白いですよ。
雑貨の販売も行っているようです。
巴德拉貝塔阿薩姆紅茶・ICED(アッサムティー・バドラベタ茶園)(120元)
建物に食い込むガジュマル
日本語のできるスタッフがいたので、外の木凄いね、と建物の脇にあるガジュマルについてちょっと雑談しました。
実はこのお店は2階より上はホステルになっているようです。宿泊客以外は上の階に行けないのですが、特別に2階に行ってガジュマルの木を見せてくれました。
2階へ上がると・・・
どーん、と見事なガジュマルの幹が目の前に! いやこれ・・・密着どころか建物に食い込んでるし・・・(笑)
「これ、ビルと木はどっちが先にあったの?」「木が先」
ビルを建てるときにガジュマルはそのままにしたのだとか。それで無理矢理こんなことに(笑)。でも切っちゃうと可哀想ですもんね。移動させるのも大変そうだし。これでいいのです。
今回はカフェの利用だけで訪れたのですが宿泊先の候補としてもいいのではないでしょうか。
店舗情報
住所 | 台南市中西區神農街147號 |
営業時間 | 月~木9:30〜17:00、金9:30〜18:00、土~日9:30〜19:00 |
休日 | 水 |
FB | 神榕147 |