※台南では2023年2月23日よりT-bikeに代わりYouTube2.0の運用が開始されました。
台北ではかなり前からYouBikeというレンタサイクルサービスが実施されていて、現在では住民のみならず観光客の移動手段としてもすっかり定着しています。その後、新北市、桃園市、台中市、彰化市などの地域へあっという間に普及していきました。台南はMRTがないので長距離の移動にはバスやタクシーを利用するか、または個別店で自転車をレンタルするしかなく観光客の移動手段というのは1つの課題であったと思います。その台南でも2016年8月にやっとレンタサイクルサービスT-Bikeの正式運営が開始されました。その後レンタルステーションも着々と増えて徐々に利便性もアップしています。事前登録すればYouBikeと同じように悠遊カードを使ってレンタルすることができて便利です。というわけで今回は悠遊カードを使ってT-Bikeを利用する方法を紹介します。
目次
T-Bikeとは?
T-Bikeは台南市が提供するのレンタル自転車サービスです。市内に複数のレンタルステーションがあって悠遊カードやクレジットカードを使用して自転車をレンタルすることが可能。返却はレンタルステーションであればレンタルした場所と同じでなくてもどこでもOKという仕組みです。
台北や台中などで既に広く普及しているYouBikeとほぼ同じシステムなのでYouBikeの台南版と思っていただければ分かりやすいと思います。
T-Bikeの利用料金
T-Bikeの利用料金は30分あたり10元です。台北のYouBikeと同じ料金ですが連続使用時間が4時間以降も変わらない点ではT-Bikeの方がちょっとお得ですね（台北のYouBikeは4時間以降料金が上がる）。
T-Bikeの利用方法
T-Bikeを利用するには以下の2つの方法があります。
１．悠遊カードまたはiPass（一卡通）を使ってレンタルする。
２．クレジットカードを使ってレンタルする。
ここではは1の「悠遊カードまたはiPass（一卡通）を使ってレンタルする」方法を解説します。
会員登録を行う
悠遊カード（またはiPass（一卡通））を使ってT-Bikeを利用する為には事前に会員登録する必要があります。会員登録の詳しい説明は下記の記事を参照してください。
会員登録する為には台湾で有効な電話番号を持っている必要があります。もし持っていなかったら悠遊カード使ってレンタルすることは出来ませんが、クレジットカードを使ってレンタルする方法があります。詳しくは下記の記事を参照してください。
自転車をレンタルする
【手順1】
まずレンタルしたい自転車の番号を確認します。番号は自転車が設置してあるバーに記載されています。また、レンタルする前にタイヤの状態やブレーキの効き具合など自転車の状態をチェックしておきましょう。
【手順2】
自転車が設置してあるバーには自転車4台毎に悠遊カードのセンサーが設置されています。このセンサーを使ってレンタルの操作を行います。
【手順3】
「票卡感應區 SENSOR ZONE」の部分に悠遊カードをかざすとモニターに自転車の番号が表示されます。
【手順4】
「＜」「＞」ボタンを押すことで自転車の番号が切り替わります。
【手順5】
レンタルしたい自転車の番号が表示されたら「OK」ボタンを押します。 悠遊カードはもうセンサーから外しても大丈夫です。
【手順6】
レンタルしたい自転車のところへ行って赤いボタンを押します。すると接続部分のロックが解除されます。
【手順7】
自転車を後ろに引いてバーから外します。これでレンタル完了です。
自転車の装備について
T-Bikeのカラーはグリーン。大きさや形はYouBikeに似てるような気がしますね〜。
3段変速機能付き。なぜか「スタート」と日本語が（笑）。
鍵はワイヤーロックになっていて前かごに設置されています。
鍵をかけるときはワイヤーを引っ張り出して・・・
前輪を通して・・・
この部分に差し込みます。
そしてキーを引き抜けばロック完了。
ハンドル部分にはスマートフォンケースが付いています。
自転車を返却する
返却は空いているスペースがあればどのレンタルステーションでも可能です。
【手順1】
自転車の前かご部分にある接続板をバーへ差し込みます。
【手順2】
正常に施錠されると緑色のランプが点灯します。
【手順3】
センサーの「票卡感應區 SENSOR ZONE」の部分に悠遊カードをかざします。
【手順4】
モニターに「還車成功」と表示されたら返却完了です。交易金額というのがレンタル料金、剩餘金額は悠遊カードの残高です。
T-Bikeの公式アプリ
T-Bikeの公式アプリをインストールしておけばレンタルステーションの場所を探すときなど便利です。
まとめ
台南はまだMRTが走っていないので移動手段はバスかタクシーくらいしかありません。最近普及してきたoBikeはなかなか便利なのですが、ロックすると返却終了になってしまうというのがちょっと難点ですね。T-Bikeがもっと普及してくればoBikeと使い分けることができるのでますます便利になりそうですね。
