今年3月2日、正式に運行が開始された桃園MRT(桃園メトロ)。もうすっかり桃園空港から台北への移動手段として定着した感があります。バスのように渋滞の影響を受ける心配もなく、桃園空港ー台北間を40分弱で移動できるというのはやはり便利ですね。さて、台北に旅行するうえで欠かせない悠遊カードですがもちろん桃園MRTでも使えます。既に持っている人も結構いるかとは思いますが、初めて台湾へ行くのでまだ持っていないという方の為に桃園MRTの駅に設置してある自動券売機で悠遊カードを購入する方法を解説します。
自動券売機による悠遊カードの購入方法
桃園MRT空港線の駅には悠遊カードを販売している自動券売機が設置しています。桃園空港の第1ターミナル駅、第2ターミナル駅にももちろんありますので桃園空港に到着後、桃園MRTで台北に向かう人はここで購入することが可能です。
下の写真は第1ターミナルの駅の改札前、右側に自動券売機が設置してあります。
自動券売機では悠遊カード(悠遊卡)、iPASS(イーカートン:一卡通)の購入ができます。iPASSとは高雄MRTで使用できるICカードです。
ちょっと注意したいのが販売価格で、悠遊カードは500元での販売となっています。つまりカードの代金100元+チャージ400元というわけです。
自動券売機の操作方法
自動券売機には2種類あって紫色の方がトークンと呼ばれるチケットの販売、青色の方がICカードの販売・チャージができます。
悠遊カードを購入するには青色の自動券売機の操作が必要です。画面がタッチパネルになっています。
画面に触れると操作開始。
言語が選択できるので「日本語」を選択。
「カードを購入する」をタップ。
「EasyCard(悠遊カード)」をタップ。
「確認」をタップ。
「いいえ」をタップ。
※統一番号(統一編號)というのは台湾の企業に割り当てられているID(法人番号のようなもの)。業務上でICカードを購入する人が会社の支払いにする為の操作だと思います。
「いいえ」をタップ。
手機條碼(個人IDバーコード)を持っている人は「はい」を選択してレシートを取得することができます。持っていない人は「いいえ」をタップ。手機條碼を持っていて「いいえ」選択しても問題ありません。
手機條碼については下記の記事を参照してください。
※「いいえ」を選択(手機條碼を持っていない)した場合はこの操作は不要です。
キーボードで手機條碼を入力して「確認」をタップ。
購入金額が表示されます。(桃園空港では500元)
お金はここから投入。お札のみ使用可能でお釣りはでませんので注意しましょう。
悠遊カード発行中。
悠遊カードが発行されたので確認しましょう。
画面下の受取口から悠遊カードが発行されます。
購入完了です。
悠遊カードの内容を確認
インフォメーションの前に悠遊カードの内容が参照できる機械があるので確認してみましょう。
※自動券売機で参照することもできます。
センサーの上に悠遊カードをのせます。
画面に悠遊カードの内容が表示されます。400元チャージされているのが分かりますね。
まとめ
桃園空港からMRTで台北へ移動するのであればここで買うことができるので、空港に着いたら真っ直ぐMRTの乗り場へ向かえばよいので便利ですね。
ただちょっと気になるのが販売価格。カード自体の値段が100元なのは当然どこでも同じなのですが、桃園空港の自動券売機で購入する場合400元のチャージが必須となっているようです。(2017年4月24日現在)台北駅(桃園MRT空港線の)の自動券売機では販売価格は200元(カード代金100元+チャージ100元)となっています。
たぶんこれからMRTで台北へ向かう人を想定しているのではないかと思います。桃園空港〜台北が160元なので台北到着後240元が使用可能ということですね。帰りもMRTを使って空港へ行くのであれば80元が使用できることになります。
まあ親切といえば親切かもしれませんが、滞在期間が短かったり、帰りはバスにするかもしれない、という理由でいきなり500元も払いたくないという場合は空港の悠遊カードの販売所(電子票證聯合服務)やセブンイレブンで購入するのがよいと思います。