台北の大安区で信義路周辺といえばもう大きなビルが立ち並ぶ都会のど真ん中といった印象ですが、ちょっと路地を入ると雰囲気が一変する場所が結構あるのが面白いところです。小さな飲食店が多く見られる下町風だったり、市場があったりとさまざまです。今回紹介する小驢館もそんな場所の1つにあるお店。都会にありながら目の前に公園が広がっているという閑静なエリアでのんびりできるカフェです。
小驢館
ちょっと和のテイストがあるお店
MRT信義安和から歩いて3分ほどの場所に敦安公園という小さな公園があります。小驢館はこの公園に面した通りに昨年11月にオープンしたカフェ。周囲は住宅街で比較店のんびりした雰囲気のエリアです。
お店に入ると窓から差し込む光と共に、白の内装や木製のテーブル、椅子などが明るい雰囲気を作っています。奥には障子の戸がありますね。
目の前には公園の緑が見えて非常に気持ちのいい店内です。
窓側の席の一部は畳になっています。ところどころ和のテイストを取り入れたデザインになってますね。
お店で販売されているドリップバッグ。これ愛知県にあるコーヒー豆販売店のCoffee SAKURAの商品のようです。
こちらは鎌倉にある漢方茶のお店、晴々堂の商品。
実はこちらのお店、オーナーの女性の方が日本人でした。後で分かってビックリ。どうりでところどころ和の雰囲気があったり、扱ってる商品が日本の物だったりと納得。
シダモ ライオンキングとリンゴのタルト
カウンターに書いてあるメニューを見てコーヒーを注文しようとしたところ、今ちょうどSidamo Lion King(シダモ ライオンキング)という希少な豆があるのでいかがでしょう、ということでそれをいただくことにしました。
ハンドドリップで淹れたSidamo Lion King。果物のよい香りと酸味が心地よいですね。口当たりが滑らかで惜しいコーヒーでした。
衣索比亞 西達摩 谷吉 獅子王 日曬(Ethiopia Sidamo Lion King)
こちらはリンゴのタルト。一見チーズケーキのように見えますが・・・
中にはリンゴが。これも美味しい〜。
ところで店名の意味がさっぱり分からなかったので聞いてみました。驢というのはロバという意味なのですが、驢館と旅館の発音が同じなので小驢館という店名にしたそうです。なぜ旅館なのかというとオーナーさんは元々は民宿を始めたかったらしいということです。ロゴをよく見ると日本語で「ろバ」ですね。
近くには台北101がある都会のど真ん中ですが、この辺りは落ち着いてのんびりした雰囲気でいいですねー。公園を目の前に美味しいコーヒーを飲んでゆっくりしたいものです。
店舗情報
住所 | 台北市大安區信義路四段265巷12弄21號 |
営業時間 | 11:00〜19:00 |
休日 | |
FB | 小驢館 |