今や日本人の屈指の人気旅行先となった台南。メディアで取り上げられことも多くなりますます注目されています。台南は赤嵌楼、台南孔子廟、神農老街、林百貨などがある台南駅の正面側(西側)が主な観光スポットとして人気ですが、反対側の駅裏のエリアもなかなか面白いんですよ。広大な成功大学敷地があり、その周辺に学生向けの商店街や住宅街などがある比較的落ち着いた雰囲気という印象。観光向きのエリアではないかもしれませんが地元住人に親しまれる昔ながらのレトロなお店があるのです。というわけで今回はこの駅裏エリアからちょっと変わったメニューが楽しめるスイーツ店「新一二三冰城」を紹介します。
※「新一二三冰城」は閉店しました。
新一二三冰城
住宅街の隠れ家スイーツ店
新一二三冰城は成功大学の北側、開元振興公園近くの路地裏にある昔ながらのスイーツ店です。この辺は住宅街なので知らないとほぼ見つけるのはほぼ不可能、というような知る人ぞ知るお店です。
建物の脇の倉庫か何かを改造したのでは? という感じの変わった形態の店舗ですねー。席のある店内だってどう見ても建物の「外」なんですよね。でもそこがまたいい味を出してると言うか、レトロと言うか、何とも言えない雰囲気なのです。
こちらのお店のメニューはアイスクリームが中心。冰棒っていうのはスティックタイプのアイス。冰淇淋は一般的なアイスクリーム。香綿冰っていうのはちょっと独特の食感のアイスクリームなんです。
トッピングはなんと生卵?
席にオーダーシートがあるのでこちらに記入しましょう。
新一二三冰城にはちょっと面白いメニューがありまして・・・ というわけでそれを注文してみます。食べたいメニューに数(正の字)を記入。イートインの場合は「內」にテーブルの番号を記入します。
じゃーん! こちらがその面白メニュー「雪中夕陽紅」!!
雪中夕陽紅(45元)
これは香綿冰タイプのアイスクリーム。普通のアイスクリームとはちょっと違ってすごくキメの細かいシャーベットのような食感です。山型に盛った香綿冰になんど卵黄のトッピング! アイスに卵黄ですよ。赤いソースはたぶん苺ジャムかな。この白、黄、赤のコントラストが「雪中夕陽紅」というわけです。
食べ方はですね、卵黄を崩して混ぜてるのです。うーん・・・ なんかとてもアイスを食べてるとは思えないビジュアルですよ。
見た目はすごくキレイなんですよね。「見た目」は(笑)。
卵黄と一緒に一口・・・ 「お?」いやいや、なかなか美味しい。シュワシュワとした滑らかなアイスに卵黄が加わってまろやかな甘さに。意外にも結構イケますよ。全然おふざけメニューではなく、これはアリですね。いやー、アイスに生卵が合うとは不思議なもんです。
もちろん他のオーソドックスなメニューも美味しいですよ。中でも芋頭(タロイモ)、花生(ピーナッツ)、百香果(パッションフルーツ)など台湾ならではのフレーバーのアイスはおすすめです。
新一二三冰城は孔廟や赤嵌樓のある賑やかな繁華街エリアからはちょっと離れてますが隠れ家的な魅力と昔ながらのレトロな雰囲気が楽しめるお店ですよ。
店舗情報
住所 | 台南市北區開元路212巷142弄28號 |
営業時間 | 11:00〜19:00 |
休日 | 月 |
HP |