台湾グルメで外せない存在の1つが牛肉麺。台湾旅行に出かけたら必ず1軒は行くという人が多いのではないでしょうか。小籠包や魯肉飯と同じく定番中の定番ですね~。どの街へ行っても牛肉麺のお店は見かけますが特に台北ではその数も相当なものです。実は台北駅から西へ1つ隣りのMRT北門駅近くには牛肉麺のお店が集中しているエリアがあるのでこの中から1軒選ぶのもいいかも。というわけで今回はその牛肉麺店が集中エリアにある「建宏牛肉麵」を紹介します。
※「建宏牛肉麵」は現在「采宏牛肉麵」と店名を変えて営業しています。
建宏牛肉麵
牛肉麺店集中エリア
「建宏牛肉麵」のある忠孝西路、西寧南路、洛陽街、忠孝西路二段16巷に囲まれたブロックにはどういうわけか牛肉麺のお店が集中しています(かつての牛肉麺街から移ってきた?)。
その中に「富宏牛肉麵」というお店があるのですが、実は「建宏牛肉麵」と「富宏牛肉麵」は元々1つの同じ店だったそう。兄弟がお店を経営していたのですがある時ケンカして分裂してしまったんだとか。台湾ではありがちな人気店の骨肉の争い・・・
ま、それはともかくとして両店とも今でも高い人気を誇る人気店なのです。そしてどちらも24時間営業というのも興味深い。
この日は早朝7時前に行ったのですが、さすがにこの時間ではまだそれほどお客さんの姿は見えないですね。
牛肉麺の他に麺のメニューが数種類あるのですが、それぞれ量が大、中、小と3種類のサイズあり。またメニューの下に「寬麵請先告知」と書かれてますが「寬麵」というのは平打ちの幅広麺のことで、麺を「寬麵」にしたい場合は注文する際に伝える必要があります。
注文は口頭で店員さんに告げて空いてる席に座りましょう。それにしても一番高いメニューでも110元というのは驚きの安さ。一応この辺りは台北駅周辺エリアですからね。
この冷蔵庫に入っているのは小菜類。メニューでは「各式小菜 20(元)」と書かれています。食べたいものがあれば自分で取っていきましょう。清算は後でまとめて行います。
テーブルには牛肉麺には欠かせない酸菜の他、辣牛油、辣椒醬、辣椒粉などの調味料が常備。調味料は基本どれも辛いんですよね・・・ 辛いのが好きな人はお好みで。
すいとんのような食感?
注文したのは「牛肉麺」の小サイズ。麺は「寬麵」をお願いしました。あと冷蔵庫にあった小菜から「海帶(昆布)」を。
牛肉麺・小(寬麵)(90元)、海帶(20元)
「海帶」というのは昆布のことで飲食店では割とよく見かける小菜の定番ですね。このままだとけっこう薄味なので卓上の調味料を使ってもよいかも。
「酸菜」とは高菜によく似た漬物。牛肉麺店に行くと無料のトッピング用に必ずと言っていいほど置いてあります。というわけで一掴み入れてみます。
麺は「寬麵」にしたのでご覧のように平べったい形状。見た目はきしめんに似てますが食感はモチモチというよりプツプツと噛み切れるすいとんのような感じなんですよ。
じっくり煮込まれてトロトロに柔らかくなった牛肉。やっぱり牛肉麺の楽しみはこれですよね。はっきり言って小サイズでもかなりのボリューム。朝食ならこれくらいでじゅうぶんですね。小食の人なら昼夜でもこれくらいでいいのではないでしょうか?
台北駅近くで24時間営業とかなり使い勝手のよいお店です。特に深夜にお腹が減ったときなどに利用するのもよいかも。
店舗情報
住所 | 台北市萬華區西寧南路7號 |
営業時間 | 24時間 |
休日 |