台北の松山區にある「龍城市場」。南門市場と同じく屋内型の市場で食料品を販売するお店や、飲食店などさまざまなお店が営業しています。観光客でごった返す南門市場に比べるとここはかなりマイナーな市場なので行ったことがあるという人はあまりいないのではないでしょうか。市場内には早朝から営業している飲食店があって朝ごはんを求める地元住民の姿が見られます。
公園魷魚羹
朝食を求めて龍城市場へ
台北MRTの臺北小巨蛋(台北アリーナ)駅から歩いて7、8分ほどの場所にある「龍城市場」にやって来ました。
日曜日の朝だったのですがすでに8時を回っていたので朝ごはんを食べに来る地元の人がだんだんと増えてきているような状態。
「龍城市場」で最も人気があるのは「上海小籠包」というお店でいつも行列ができているのですが今回はその向かいにあるお店「公園魷魚羹」へ。
「羹」というとろみのあるスープがメインのお店でイカのつみれ入りの「花枝羹」、魚酥(魚肉とサツマイモ粉などを使ったスナックのようなもの)入りの「魚酥羹」、そして豚肉のつみれ入りの「肉羹」の3種類。また「花枝羹」と「肉羹」をミックスした「招牌羹」というのもあり。
豚肉のつみれの存在感が凄い!
「花枝羹」と「肉羹」どちらも食べてみたかったので「招牌羹」を注文。お好みで麵、米粉、冬粉のいずれかを入れることができるということで麵を入れてもらいました。
「肉羹」は台湾で何度も食べたことがあるのですがスープがもう少し濃い色をしているイメージがあったので意外に透明感があるのが印象的でしたね。
招牌羹(80元)
白っぽい色をした方がイカのつみれ。けっこう大きいですね。プリっとした食感がいいですね~。
こちらは豚肉のつみれ。これも大きい。それにつみれというより最早通常の肉ではないか? というくらいのインパクトがあるんですよ。食べ応えもあってめちゃくちゃ美味しい。これほどお肉の存在感がある肉羹を食べたのは初めてですね。
麵は予想通り柔らかめなのですがこの手のスープだと不思議とあまり気にならないんですよね。理由は自分でもよく分からないのですが、無意識に具として認識しているからでしょうか?
透明感のあるスープは薄味なのかと思ったのですが意外にしっかりした味。台湾のスープ類は日本人にとっては味が薄いと感じる場合が多いのですが肉羹(花枝羹)は例外的な存在なのではないでしょうか。日本人好みの味だと思いますよ。
店舗情報
住所 | 台北市松山區光復北路190巷39號(龍城市場1F) |
営業時間 | 7:00~14:00 |
休日 | 月 |