マンゴーの産地が集中する台湾南部では、これでもかというほど豪快にマンゴーが盛られたかき氷が台北ではあり得ない値段で売っていたりする。台南では「冰鄉」が有名ですが、何度も台南を訪れているにもかかわらず実はここのマンゴーかき氷をまだ食べたことがない。というのも、販売時期が極端に短い、さらに事前予約制で開店前には売り切れる、とかなりハードルが高いのです。しかしながら今夏(2024年)ようやく食べることができました。
冰鄉
開店前に番号札をゲット
7月中旬、とうとう冰鄉のマンゴーかき氷を食べることができる! お店の前まで来たらなんだか緊張してきましたね。
さて、遡ること2時間半。実は10時半ごろにお店に1度来ています。午後1時開店(マンゴーかき氷販売期間外は12時開店)なのでもちろんお店はまだ閉まっています。何のために来たかというと番号札を取るためですよ。
こちらにマンゴーかき氷販売期間中の営業時間が書かれています。通常とは開店時間が異なるので注意。
まだお店の前に誰もいないので「もしかして一番のり?」「ここで待ってたらそのうち番号札を配り始めるのかな?」と2、3分お店の前で立ち止まっているとガラガラとシャッターが開きました。
中からお店の人が出てきて番号札をくれるとのこと。同時に注文も済ませるようです。もちろん「芒果牛乳冰」を注文して代金を支払い番号札を受け取ります。
その番号札を見て驚愕! 「43番!?」
10時半に来て43番とは? すでに42番まで配り終わってるということですよ。この時間なら余裕かと思ってたのでビックリ。下手をすると売切れになってたかもと思うと冷や汗です。みんなまず間違いなく「芒果牛乳冰」を注文してるでしょうからね。しかもグループだった場合1品とは限らないし。ともかく注文できてよかったー。一安心です。
で、番号札をもらってからどうすればよいかというと、当日の午後7時前までにお店に来ればOK。番号順に待つ必要はありません。お店に着いて席が空いていれば番号札を渡してすぐに食べることができます。満席なら空くまで待つことになります。
ちなみに番号札をもらうタイミングが実ははっきりとよく分かっていない。たぶんお店の人が気付いてシャッターを開けてくれたと思うのですが・・・ 気付かれなかったらずっと待ってないといけないのか? もしかすると裏に回ったらいいのかも? この点は次回行ったときに確かめたいと思います。
開店直前にちょっと立ち寄ってみたのですが「芒果牛乳冰」は既に完売! 開店前に完売とは・・・ 凄まじい人気ですね・・・
さて、時間を戻して・・・ 開店まもない午後1時過ぎにお店に到着。すでにお客さんがいっぱいです。
幸い表側のテーブル席が空いていたので席を確保してからすぐに店内のカウンターへ。すでに注文・清算は済ませてあるので番号札を渡すだけでOKです。番号札は43番でしたが開店直後に来てすぐに食べることができる、というわけです。
お店の裏にも席がありますよ。冰鄉は奥側のテーブル席ですね。
余裕で2~3人分はあるボリューム
来ましたよ「芒果牛乳冰」。当然知ってはいましたが分かっていても実物を見るとビビる迫力。余裕で2~3人分はあります。実際1人で食べてる人はほぼいません(自分は1人で食べましたが・・・)。これで180元というのはちょっとどうかしてるんじゃないかという安さですよね。冰讚の「芒果牛奶冰(雪花冰じゃない方)」が170元なので10元しか違わなくてこの量です。
芒果牛乳冰(180元)
手を添えて見るとその巨大さが分かると思います。そして氷の表面を覆いつくすマンゴーは愛文芒果、香水芒果、烏香芒果、金煌芒果の4種類が使われているそうです。
1カットがデカい。切りたての新鮮なマンゴーを頬張るように食べるのは至福ですね~。
氷はいわゆるガリガリ氷。マンゴーを食べるのにかなり時間がかかるし、しかもお碗に山盛りなので溶けた氷が溢れ出して焦る。となりの席の人の方へ流れていくので慌ててティッシュでせき止めながら食べ続けます。
ちなみにそのとなりのグループも「芒果牛乳冰」を食べていたのですがしばらくすると自分と同じ状態になってましたよ(笑)。
後半は氷がほぼ溶けてジュース状態。食べるというより飲んでますね。
おとなりの「芒果牛乳冰」。やっぱりデカい。
相席したグループの人達も当然ながら番号札を持っていたのですが番号を見ると3番。 ちょっと気になっていったい何時にお店に来たのか聞いてみたのですが何と8時! 恐ろしい・・・
実際、1日に何杯分の「芒果牛乳冰」を用意しているのか分からないので何時に番号札を受け取りに行けばよいのかというのがはっきりとは言えないんですよね。自分は10時半ごろに行ってもらえたのですが、もう少し早い方が無難かもですね。
また冰鄉は「芒果牛乳冰」の販売期間がかなり短いのです。今夏(2024年)は7月3日から7月29日までだったので1ヶ月なかったことになります。販売開始は数日前、販売終了はたいてい当日に毎年Facebookページで発表されるので食べたい場合はある程度予想して台南を訪れるしかなさそうです。過去の実績から7月中旬が最も堅いのではないかと思いますね。
冬はイチゴのかき氷が人気
冰鄉といえばマンゴーかき氷なのですが冬はイチゴのかき氷が人気なのです。以下は数年前に訪れて「草莓牛乳冰」を食べたときの様子。
さすがにマンゴーかき氷ほどの熱狂ぶりではなさそう。番号札の必要もなく営業時間(このときは午後3時すぎに訪問)にお店に行って注文することができました。
ここから店内に入ってオーダーシートを取ります。
店内には席はなく注文カウンターのみです。
これがオーダーシート。
空いてる席を見つけてオーダーシートを記入。このときは裏側の席に座りました。
オーダーシートを記入したら再びカウンターに行って注文・清算します。
こちらが「草莓牛乳冰」。「芒果牛乳冰」と同様の圧巻のボリュームです。やはりこれも2、3人で食べるのがおすすめですね(このときも自分は1人で食べましたが・・・)。
草莓牛乳冰(130元 ※2019年時の価格)
イチゴだけでもお腹いっぱいになりそう。
「芒果牛乳冰」は冬季限定のメニューですが販売期間はだいたい年明けごろから4月の上旬くらいと「芒果牛乳冰」に比べるとかなり長いです。冬でも台南はけっこう温かい日があるのでかき氷を食べるのもじゅうぶんアリですよ。
店舗情報
住所 | 台南市中西區民生路一段160號 |
営業時間 | 12:00~20:00 ※マンゴーかき氷販売期間は13:00~20:00 |
休日 | 不定休 |
リンク | 冰鄉 |