旅行雑誌などで取り上げられる台北の「龍都冰菓專業家」や「華西街珍果」を見ていると「台湾にはこういうお店がたくさんあるのか」と思ってしまうかもしれませんが、実際のところそこら中で見かけるというほどではありません。台湾でも古いタイプのお店は数が減っているし貴重な存在であろうと思います。そういう意味では今の内に行っておくのが良いかもしれませんね。
冰世界
フルーツがメインのお店
新北市永和區のかき氷屋さん「冰世界」にやって来ました。お店の場所はMRT頂溪駅から歩いて2、3分ほどの文化路沿い。この昔懐かしい雰囲気がたまりませんね~。最近看板を新しく取り換えたみたいですがそれでもまだ昔ながらの佇まいを残しています。こういった古いスタイルのお店はなかなか目にすることが難しくなってきてるのではないでしょうか。
台湾でときどきに目にすることができるショーケースにフルーツをびっしりと並べる手法。このお店はまだ控えめな方でしょう。メニューを見るとフルーツに特化したお店のようですね。かき氷以外にフレッシュジュースも販売しています。
こちらのショーケースにはカラフルなかき氷のトッピングが並んでいます。しっかりプリンがあるのが台湾ならではですねー。
かき氷のメニューは8種類ほど。オーダーシートはなく注文は口頭で行います。この手のお店は値段がわりと安いはずだろう、と予想していましたが芒果牛奶冰(マンゴーかき氷)が120元というのはなかなかすごいですね。
無造作な盛り付けのかき氷
というわけで「芒果牛奶冰」を注文してみました。メニューには特に何も記載がありませんでしたがやっぱり夏季限定なのかな?
必要以上に気を遣わず無造作な盛り付けがいかにも昔ながらのお店といった感じですね~。そして練乳がかなりたっぷりとかかっているのが印象的。
芒果牛奶冰(120元)
一口サイズにカットされたマンゴー。甘さもまずまずといったところでしょうか。
よく見ると色が違うマンゴーがあるような気がするのですが、もしかして2種類のマンゴーを使ってるのかな? ちょっとそのあたりはよく分かりません。
もともと味の付いている雪花冰に比べ、通常のかき氷の場合は後半に味が薄くなりがちなことがあるのですがこちらは練乳がじゅうぶんにかかっているので最後まで美味しくいただくことができました。
こういう雰囲気を残しているお店はいつなくなるか分からないし、今後もう新しくできることはないだろうと思うと早く行っておきたいという気がはやるんですよね~。
場所は新北市ですが駅近で台北からでも簡単に来れるので行きやすいお店だと思いますよ。
店舗情報
住所 | 新北市永和區文化路14號 |
営業時間 | 11:00~21:30 |
休日 |