当然ながら台北は台湾の中で最も観光客が訪れる都市。日本人にも人気の旅行先であるため台北の情報は溢れんばかりに存在します。はっきり言ってもうほとんど出尽くしているのではないか? と思ってしまうかもしれないのですが、それは甘い。まだまだあまり知られてない場所があるんですよね。そんなお店を探して実際に行ってみるのがほんとに楽しい。
燕姐冰菓室
オープンは2021年?
台北松山区のスイーツ店「燕姐冰菓室」へ行ってきました。お店の場所はMRT南京三民駅から歩いて5分ちょっと。駅を出たら南京東路を東へ進み寶清街を北に入ると右手にお店が見えてきます。
予想していた通りわりと新しい感じのお店です。というのも事前に下調べしたのですが情報があまり無い。お店のFacebookページを見たのですが最初の投稿が2021年5月2日だったのでオープンもその頃だろうか?
店内もすっきりしてきれいですね。そして台湾でありがちな事務所のような空間に簡易なテーブルとイスを置いただけの素っ気ない感じ。最近はむしろこういった雰囲気に台湾らしさを感じて好感を持ってしまいます。
注文はオーダーシート方式。奥のカウンターにオーダーシートが置いてあるので1枚取って席を確保しましょう。
おすすめは雪花冰のようですね。雪花冰のメニューは大きく分けて「招牌雪花冰」と「雪花冰」の2種類があります。
「招牌雪花冰」はあらかじめ雪花冰のフレーバーやトッピングが決まっているもの。全部で14種類ほどあります。「雪花冰」は7種類の雪花冰のフレーバーから1つを選び自分で好きなトッピングを組み合わせます。
トッピング(配料)は「紅豆(あずき)」「綠豆」「珍珠(タピオカ)」「芋圓(タロイモ団子)」「湯圓(白玉団子)」「粉粿」などなど。
ちなみに雪花冰のフレーバーに「榴蓮(ドリアン)」があるのがかなり気になる!
雪花冰の他にも剉冰(普通のかき氷)、仙草ゼリー、豆花などがありますよ。
こんなメニューもあり。
レジ横にも特別メニューらしきものがあります。
注文内容(食べたいメニューにチェックを入れる)とテーブル番号を記入したらレジへ持って行って清算します。
満足いく甘さのマンゴー
マンゴーのシーズンだったので季節限定の「芒果樂園」をいただきました。ミルクの雪花冰にカットマンゴーとプリンのトッピング。プリンは+40元で奶酪(パンナコッタ)に変更することもできます。
いろんなお店で派手派手なマンゴーかき氷を見てきたせいかこのくらいだとわりとシンプルに見えてしまう。量も1人分としてちょうどよいくらいだと思います。
芒果樂園(200元)
プリンをトッピングするのがいまだによく理解できないんですよね(笑)。でもよく見かけるので台湾では人気なのでしょう。見た目重視なのかな? それにしてはボリュームあり過ぎな気もしますが・・・
一口サイズにカットされたマンゴー。これがほんとに甘くてウマい。味にバラツキもなくて満足いく美味しさ。台北で食べたマンゴーかき氷の中では間違いなくトップクラス。
雪花冰はオーソドックスなミルク味。マンゴー味の雪花冰を使用するお店も多いですが個人的にはどちらも好きです。マンゴー味だと全てがマンゴーという贅沢感があり、ミルク味だと全体的にまろやかな味になります。
はっきり言ってここは当たりのお店でしたね。しかしそれにしてもなぜ情報が少ないのだろう? 食べたのはマンゴーかき氷だけで他のメニューがどうなのかはちょっと分からないのですがもっと有名になってもよさそうな気がします。
もしオープンしたのが推測通り2021年の5月だとするとコロナ期間の真っ最中ですね。当然ながら海外からの観光客はいないし台湾でも少なからずイートインに制約があったはずなのでひっそりとスタートしたということなのかな?
このお店はぜひ来年もまた来てマンゴーかき氷を食べてみたいし他のメニューも試してみたいところです。今後お店の人気がどうなるかもウォッチしていきたいと思います。
店舗情報
住所 | 台北市松山區寶清街69號 |
営業時間 | 14:30~21:30 |
休日 | 月 |
リンク | 燕姐冰菓室 |