昨年(2018年)10月に長い工事を終えてようやく台鉄の新・高雄駅の運用が開始されました(MRT高雄車站新ホームは9月から)。これまで使用されていた駅は実は仮設の駅舎で2002年から運用されていました。あまりにも工期が長かったので仮設ということを知らなかった人も多いと思います。台鉄は線路の高架化や地下化で近年大幅に変貌を遂げています。台中駅では高架化に伴い台中駅を含め周辺の複数駅がリニューアルされました。高雄駅は逆に地下化によって生まれ変わったというわけです。
これまでの高雄駅はMRTとの乗り継ぎが悪かったり、正面と後面の行き来が自由にできなかったりと不便な点が多々ありました。また台湾のネット投票の「全国最もイケてない駅ランキング」で2位を獲得するなど評判がイマイチだったのですが今回のリニューアルによってそれらを覆す大変身。それでは驚きの変貌を遂げた新・高雄駅を見ていきましょう。
台鉄高雄駅
高雄駅へのアクセス
以前の高雄駅は南側(建國二路側)と北側(九如二路側)が自由に行き来できませんでしたが(通行証をもらって改札を通っていました)新しくなった高雄駅ではその点が解消されています。
建國二路側から。古い仮設駅舎がまだ残っています。いずれ取り壊すのかな?
新しい高雄駅へは仮設駅舎の横の通路を通っていきます。
ずっと真っすぐ進むと・・・
新しくなった高雄駅に到着。
高雄駅のメインホール
地下1階が高雄駅のメインホールとなっています。しかし立派な駅舎になったものです。
ちょうどクリスマスシーズンだったので正面にツリーが飾られています。
この天井が特徴的。高雄駅の象徴となりそうですね。
高雄駅の施設
メインホールは半円の形をしていて東と西に分かれています(正面(ツリーのある方)に向かって右が東、左が西)。東と西それぞれにチケット売り場、改札が設置されています。
東2門。インフォメーションがあります。またインフォメーションの裏に荷物預り所の「行李房」もあります。
東3門、東4門、東5門の辺りにはチケット売り場があります。
東6門を入るとすぐ先に台鉄の改札があります。
西1門、西2門の辺りにはチケット売り場があります。
また西1門、西2門の近くにはMRT(高雄捷運)の入り口があります。乗換えする場合はこちらから。
西3門を入るとすぐ先に台鉄の改札があります。
ところどころにこのようにインフォメーションパネルが設置されています。
タッチパネルになっていて駅構内のフロアマップや周辺の地図を確認することができますよ。
こちらはメインホールの中ほどにある有人のインフォメーション。普悠瑪號(プユマ号)をデザインしたボックスがかわいいですね。
台鉄の電車に乗る場合
東西のどちらにも改札があります。東側だと1~7号車、西側だと8~15号車とそれぞれアクセスのよいホームへ降りることができるので都合のよい方を選ぶとよいでしょう。
自動券売機もあります。手前は特急電車のチケット購入用、奥は普通電車のチケット購入用です。
チケットを買ったら後は乗るだけ。
改札を通ってさらに地下2階へ降りるとホームです。
まとめ
どうでしょう? 以前の高雄駅を知っている人なら「ずいぶん変わったね~」と思いますよね! 台中駅の変貌ぶりにも驚きましたが高雄駅はそれ以上ですね。まだまだ工事は続いていて最終的にはこんな感じになるようです。すごいですね・・・