台中市民の憩いの場である草悟道・臺中市民廣場。その西側、美村路にかけてのエリアにはカフェやセレクトショップなどが多くあり賑やかな印象です。一方、東側の模範街のあたりはやや落ち着いた雰囲気ですが、こちらにも葉小籠包、好豆堂、coffee stopoverなど新旧ともに人気のお店がポツポツとあって散策が楽しいところです。今回はその模範街エリアで見つけたカフェ「冰穀咖啡 草悟店」を紹介したいと思います。
冰穀咖啡 草悟店 BeanGood Cafe
築50年超の元五金行店を改装
臺中市民廣場の東側にある模範市場、いや、今でも市場として機能しているのかどうかよく知らないのですが、その路地裏を歩いていると・・・
雑貨屋さん? いやしかし看板には「咖啡」の文字。そう、実はここ「冰穀咖啡 草悟店」というカフェなのです。
インパクトありすぎるこの外観。元は築50年超の五金行(日用雑貨のお店)のお店だったそうですが、それにしても見事なリノベーションですね。あえて小ぎれいにせず開放的なコーヒースタンドのようなスタイルにしたのが実に巧みです。
そしてこの看板なのですが、オーナー自ら鹿港まで引退した招牌老師(看板のプロ)を訪ねて書いてもらったのだそうです。
こちら側の看板は元の五金行のものなんだそうです。この新旧の看板が並んだ外観をみて台南の「僾果鮮」を思い出しましたが、こちらは自店の看板を旧店のデザインに敢えて合わせているのが面白いですね。
いや、ほんとにまたまた素晴らしいカフェに出会えましたよ。
ドリップバッグなども販売しているのでお土産にもよいですね。
テーブルにはマジョリカタイル。
メニューはドリップコーヒーが「精品咖啡」「臻品咖啡」「逸品咖啡」の3種類、エスプレッソベースが「Beangood 精品美式」「Beangood 精品拿鐵」の2種類と数は少なめ。その他にはお茶やスコーン、シナモンロール、ティラミスなどのスイーツ、またお酒を使ったコーヒーメニューなどもあります。
本店?は大坑の山道にあり
ドリップコーヒーから「精品咖啡」のアイスと「日曬霜鹽肉桂捲(シナモンロール)」をいただきました。
精品咖啡・冰粹(180元)、日曬霜鹽肉桂捲(130元)
シナモンロールはほんのり塩気があって美味しい。
このときは10月末頃だったのですが日本人からすると台湾はまだまだ暑いので冷たいコーヒーがありがたい。
ちょっと涼んだので2杯目は「Beangood 精品拿鐵」のホットをいただきました。こちらも香りのよいエスプレッソとまろやかなミルクが合わさったほっと落ち着く美味しさです。
Beangood 精品拿鐵(150元)
ところで店名が「冰穀咖啡 草悟店」なのがちょっと気になってたのですが、スタッフに他にも店舗があるのか聞いてみると本店(といっていいのかどうかよく分かりませんが)が大坑の山道にあるんだそうです。といっても店舗というより屋台のような感じみたいですね。ここ草悟店は昨年(2022年)の夏にオープンしたばかりなんだとか。
大坑のお店の方はもう10年近く営業しているようです。スタッフがコーヒーを淹れる姿を見ているとかなり洗練されているように見えたのですがオーナーのキャリアによるものなのかなあ、と感じました。奇抜なデザインの店舗ですが中身は基本がしっかりしているということでしょうか。
店舗情報
住所 | 台中市西區模範街46巷6號 |
営業時間 | 月10:00~17:00、火~日10:00~21:00 |
休日 | |
リンク | 冰穀咖啡 BeanGood Cafe草悟道店 |