台湾で行ってみたい料理店としておすすめなのが「燒臘店」。店頭にこんがりとローストされた鴨肉や鶏肉が吊るされているのが特徴。台湾に行ったことがある人なら目にしたことがあるのではないでしょうか。
台北の「鳳城」も人気の燒臘店の1つ。台湾大学付近に台大店と百合店の2店舗、また天母、內湖、MRT中山國中駅近くにもお店があります。今回はその中でも特に人気のある台湾大学前の「鳳城燒臘粵菜(台大店)」に行ってみました。
鳳城燒臘粵菜(台大店)
40年以上続く老舗の燒臘店
「鳳城燒臘粵菜(台大店)」は台湾大学に面した新生南路沿いにお店があります。わりと大きな通りなのですが何故かこの辺りは背の高いビルが少ないんですよね。学校前だからなのかな? ちょっと理由はよく分かりません。
台北の燒臘店といえばこちらの「鳳城燒臘粵菜」はまず名前が挙がるであろう超有名店。40年以上前から台湾大学の学生に親しまれてきたお店です。
さて、燒臘店と言えばこれですよね。店頭に吊るされたローストダック(たぶん)。日本ではなかなか見られない光景なので初めて見たときはテンションが上がったものです。
イートインの場合は先ず空いてる席に座って、食べたいものが決まったら手をあげて注文するシステム。
円卓がまばらに置かれた店内。これも日本だとあまりお目にかかれない光景ですね。
メニューは各テーブルに置かれています。この規模の燒臘店だとさすがに品数が多いですね~。だいたいどこのお店でも人気なのは「三寶飯」や「燒鴨腿飯」などですが、メニューをよく見てると「鴨腿三寶飯」という文字が!?
「三寶飯」の3種のお肉のうちの1種が燒鴨腿という1品。「三寶飯」と「燒鴨腿飯」のどちらを選ぶか迷う、というときにはピッタリの素晴らしいメニューですね。以前はなかったような気がしますが、最近になってできたのかな?
飲料は1瓶25元、ビール・アップルジュースは1瓶40元。三寶飯、四寶飯のお肉はそのときどきで変わります。その他要望(ご飯の量多め、少なめなど)があれば注文時に伝えて、といった注意書き。
鴨腿、燒肉、叉燒の組み合わせ
こちらが「鴨腿三寶飯」。通常「三寶飯」はたいてい燒鴨、油雞、叉燒、燒肉の何れかの組み合わせなのですが、これは「燒鴨腿」を組み込んだ「三寶飯」というわけです。
鴨腿三寶飯(180元)
まずは燒鴨腿からいただきます。燒臘店がテレビで紹介されると、お肉を豪快に骨ごとブツ切りにするシーンが必ずと言っていいほど流れるアレですね。というわけで骨付きの鴨腿肉がご飯の上にのってます。
やっぱり鴨肉ウマい。パリパリの皮がまたいいんですよねー。燒鴨腿はどこのお店でも人気があってすぐに売り切れるので食べたいのであれば早めの時間に行くことをおすすめします。
これは燒肉。八角などとともに茹でた豚バラ肉に下味をつけ皮がカリカリになるまで焼いたものです。ジューシーなお肉とカリっとした皮がたまらなく美味しいのです。
そして日本でもお馴染みの叉燒(チャーシュー)。ただし日本のチャーシューは豚肉を煮込んで作るのが一般的ですが、こちらはタレに漬け込んだお肉をオーブン(または窯)で焼くことによって作られます。
お肉を漬け込むタレには紹興酒や蜂蜜などさまざまな調味料が使われるので出来上がった叉燒には独特の風味があるんですよ。
メニューが多いのでグループで行くといろんな料理を食べることができるのでいいですね。数人で来たならお肉の盛り合わせの「三寶拼盤」や「臘味拼盤」なども注文してシェアして食べるのもおすすめです。
店舗情報
住所 | 台北市大安區新生南路三段58號之3 |
営業時間 | 11:00~20:30 |
休日 | |
リンク | 鳳城燒臘店 |